ホタルック

月がとっても青いから〜遠回りしてか〜えろ〜う♪


あれは何だ?





月だ!!





未確認飛行物体だ!!





いや、ホタルックαだ!!


一昨日の夜、いきなり部屋の電球が切れた。夜に消えたら買ってこれないじゃん、もー!! 私が住んでいる賃貸マンションは、斜め前方にどどーんとそびえる高いマンションの影で、電気を付けないと朝でもかなり暗い。昨日、大急ぎで「W数だけを確認して」買ってきた。その新しく買ってきた電球が、スイッチを消した後に“うすら青い光”を放っている。なんだコリャ。なんで青いんだコリャ。どういう理由で青いんだ。青い、なぜか電球がうすら青い。




電気を消した後に暫くの間だけ発光している「ホタルックα」という製品だった。何ソレ!? そういう事は箱に書いておけ、箱に!! デカデカと書いてあった。


 


ホタルックα」というのは、『消灯後の暫くの間、電球自身が淡いブルーグリーンの光を発光するので何かと便利』な電球。しかも改良版。公式サイトによれば、発売以来11年。なんと、そんな前からあったとは知らずに申し訳ない。突然の停電にも暗闇にならず安心とか。電球が割れても光っているので、踏んだりせずに安心とか。お、そう聞くと買って良かったような気がしてきた。


で、そんな機能の事などすっかり忘れて、寝る支度をして電気を消して、天井から壁から部屋中がうすら青くてギョッとした。部屋が青くて、気になって眠れないんですけどー!!



コンセプトは青い入浴剤のお湯から眺める部屋とか。なんだソリャ。これから寝るっていう時に、入浴剤の入った風呂の事を思い出させてどうする!! いや、ホントにバスクリンみたいな色をしてる。名付けて、『蒼い常夜灯』みたいな。演歌のタイトルか!!


取りあえず、この青い電球を消そう。スイッチを2回カチャカチャすればいいのかと考え、電気のスイッチをオン、オフ、オン、オフ、白電球、うすら青電球、白電球、うすら青電球、白電球、うすら青電球、オン、オフ、オン、オフ・・・電気が消えない。真っ暗にならない。白か青の2つだけ。うそー!!


アレか? 付属のリモコンか? きっとリモコンの方に、この青い電球を消すボタンがあるに違いない。急いでリモコンに電池を入れて、スイッチをオン、オフ、オン、オフ、白電球、うすら青電球、白電球、うすら青電球、白電球、うすら青電球、オン、オフ、オン、オフ・・・電球が消えない。真っ暗にならない。白か青の2つだけ。なんでだ!! 真夜中に何をやってんだ。もう、すっかり眠気が覚めた。


10分以上電気を点けておくと、消灯後も暫くの間ホタルックが光ってるが、電気を点けてすぐに消した場合には、ほんの短い間だけ光ってるようだ。とにかく、このうすら青い電気が点いていると思うと、落ち着かなくて眠れない。まぶたの母ならぬ、まぶたの青電球。目を瞑っていても気になって仕方ないので、翌日、別の電球に取り替えた。


とまあ、散々な事を書いたけど、案外便利だよね。一晩中、光ってるワケじゃないし。電気のスイッチが枕元にない部屋なら、布団に辿り着くまで明るいし。今さら取ってつけた様なコメントでしたか。


寝る体勢に入った時に、部屋が真っ暗になっていないと寝られない人は、電球を買う時によく確かめよう。W数だけを見て買うと間違えるんだよ。いつの間にやら新機能があるんだよ。箱の説明書きをちゃんと読まなくちゃダメなんだよ〜。フツーは買う前にちゃんと確かめますか。間違えないですか。そうですか。