ラオス3 旅の1日目ハノイ到着編

■4/25(水) 10:25成田離陸→14:30ベトナム入国→市内まで車で35分→15:25ホテルにチェックイン→16:00白馬最霊祠→16:30水上人形劇のチケット受取→16:50ホアンキエム湖→17:20ハノイ大教会→17:30夕食→18:00水上人形劇→20:00チェー(甘味)→20:15ホテル


旅の1日目は、ラオスへ乗り継ぎまでの約20時間ハノイに滞在。祝・初ハノイハノイといえば"海の桂林"と称される世界遺産ハロン湾。それは褒めているのかどうなのか。ハロン湾の港までは市内から車で片道3時間半かかる。残念ながら翌昼に出国するためハロン湾へ行く時間はない。


予定では10:00成田→13:45ハノイ着。定刻通りにハノイに着き、市内まで渋滞なく順調にいけば、水上人形劇までの2時間ほど旧市街を観光する計画。ハノイを観光できるのはこの時間だけ。成田にいる時から脳内でハノイの街を駆けずり回っていた。早く飛行機出して。タクシーか。


結果、ホテルの部屋に荷物を放り込んで出かけてから2時間観光できた。ホアンキエム湖北部に広がる旧市街は短時間の観光に便利。トランジットで8時間以上あるなら、余裕を見て4時間くらいは観光できるのでお勧め。それより短いなら面倒くさい。



9:42搭乗、10:25離陸、13:56着陸、14:12飛行機から降りて、14:30入国。だいたい予定通り!貨物に預け荷物はなく両替所へ向かう。10,000円を両替=2,104,000VND(以下ドン)。


ホテルの住所を見せてタクシーの手配を頼む。定額制のタクシーは市内まで500Kドン(2,350円)。高っ!両替した札束の4分の1を持って行かれて金持ち気分も20秒で終わり。翌昼に出国するからと断ってもハロン湾クルーズを勧められる。人の話を聞け!空港タクシーはチケット制で400Kドン(1,880円)〜渋滞次第。渋滞しなければチケット制の方が安い。


12:50 タクシー乗車。心配した渋滞はなく35分でホテルに到着。
15:25 ホテル到着。チェックインとWi-Fiのパスワードと朝食時間の説明に20分。翌日の空港へのタクシーを頼む。15US$(1,650円)。


●「アイコン 36 ホテル & レジデンス(Icon 36 Hotel & Residence)」※参考価格2,747円
35-37 Bat Su Street, Hoan Kiem District Hanoi 03-6743-6580
チェックイン14:00・チェックアウト正午
朝食つき、浴槽あり、24時間営業のサークルKが通りを挟んだ向かい側にあるので超便利。

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ベトナムでよく見る間口が細いホテル。エレベーターはない。客室へ案内されると部屋の中にスーツケースが置いてある。誰か使ってますけど!「君のスーツケースか?」と従業員。いまチェックインしたばかりでそんなワケあるか!違うと答えるとスーツケースを廊下へ出した。


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窓の20cm向こう側は壁



ゴキブリが出たコノヤロウ!


15:50 お湯が出るのを確認しホテル出発。水上人形劇のチケットの受取で旅ぷらARTトラベル・ハノイ支店へ向かう。旧市街を時計の文字盤で例えると、ホテルが10時、旅ぷらARTトラベルが2時、水上人形劇場が5時、ホアンキエム湖が6時、ハノイ大教会と夕食の店が7時。翌朝の朝食を食べた店は8時。


↓ホテルから歩10分


16:00〜16:15
「白馬最霊祠(Den Bach Ma)」
8:00〜11:00・14:00〜17:00、月曜定休
李朝の祖である李太祖が、夢の中に現れた白馬が出た地に城壁を築いたところ、水害などを防ぐことができたとの伝説から建立された祠。


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白馬といえば暴れん坊将軍


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ベトナムに来たー!な光景を眺めながら歩いていると、満面の笑みを浮かべた浅黒の日本人男性に話しかけられた。胡散臭っ!外国で日本語で話しかけられたら無反応に限る。ワタシ、ニホンジンジャナイヨ!目を合わさず足早に歩いたが地図を渡そうとしてくるので、シッシッと手で追い払ってその場を離れた。



雰囲気か



カンボジアで見た人


↓歩5分。


●東河門(Dong Ha Mon)

1873年にこの門からフランス軍が侵攻。フランスの統治時代破壊された、タンロン城の城壁に築かれた16の城門の中で唯一残る門。


●「旅ぷらARTトラベル ハノイ支店」
https://tabinaka.co.jp/tour/6522
5 Hang Chieu,Q. Hoan Kiem
3926-3594、091-5761905
8:00〜20:00、無休

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東河門の目の前。


16:30 先ほど声を掛けてきた男性が満面の笑みで出迎えてくれた。だっ!胡散臭い日本人だと思って無視した人は旅ぷらARTのスタッフだった。シッシッと追い払った自分の態度の悪さを思い出してペコペコと謝り、チケットと一緒に、さっき受け取らなかった地図をもらう。ここから水上人形劇の劇場まで約10分。


※その他の水上人形劇の現地ツアー
●「ベルトラ」
https://www.veltra.com/jp/asia/vietnam/hanoi/a/138075?utm_source=travelko_w&cid=PC
水上人形劇のチケットのみで12.5US$。送迎夕食付き40US$、送迎シクロ昼食付き35US$、サイゴンディナークルーズの申込みで水上人形劇が無料45US$、メコン川昼食&サイゴン川夕食付き81US$。


●「エクスペディア」
https://www.expedia.co.jp
日本語ガイドがホテルに迎えに来て徒歩で旧市街散策と夕食、鑑賞後は自分で帰る。5,413円。


●「H.I.S.
https://activities.his-j.com/TourLeaf/SGN0040.htm
ホテル送迎で食事なし30US$、夕食付き40US$(※1名参加は倍額)


↓2ブロック歩3分


16:35 ガイドブックの飲料ページに、もれなく掲載されているチャー・チャイン発祥の店へ。チャー・チャインって何だ!緑茶にライムとシロップを足した冷たい飲み物で、ハノイの若者たちに大人気だという。


●「31 ダオズイトゥ(31 Dao Duy Tu)」←住所。店名不明
7:00〜22:00、無休


看板がハゲているのか何も書いてないので番地で確認。かなり混雑してる。注文すると中で待つように促される。店内にはお風呂の椅子のような、プラスチックの椅子が多数置いてある。空いている椅子を見つけて座ると、近くにいた店員が「それはテーブルだ。座るのはこっちだ。」という様な事を多分言っていた。全部、椅子かと思った!少し高い青い椅子がテーブルで、赤い椅子が椅子。


 
薄い紅茶にシロップがガツンと甘く、駄菓子のような懐かしい味。ジャスミンの香りづけとライムの酸味が効いて後味はすっきり。気力を削がれるハノイの暑さにこの甘さがほっとする。15Kドン(70円)。


↓約800m
16:50〜17:05「ホアンキエム湖」


●「ホアンキエム湖」周囲2km、ゆっくり歩いて30〜40分
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竜王から授かった剣を、その使いである亀に奉還した場所であることから、ホアン・キエム(ホアン=還、 キエム=剣)湖と名付けられた小さな湖。


●「亀の塔」

1428年、明との戦いで戦況不利となっていた後黎朝の始祖レ・ロイ王(レ・タイ・ト)は、竜王から授かった宝剣で勝利し、ベトナムを中国支配から解放した。平和が訪れた頃、王の前に再び大亀が現れ、竜王に剣を返すことを啓示される。亀は剣を咥えると、そのまま湖に沈んでいった。剣を返した小島が亀の塔の建つ場所だと言われている。亀のイラストばかりで竜王の影薄し。


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朝日の差す橋の意味をもつ旭棲(せいきょく)橋。渡るのは無料。


●「玉山祠ぎょくさんじ(Den Ngoc Son)」
7:00〜18:00、無休、入場料30Kドン(141円)

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ホアンキエム湖にあるゴックソン島に建つ小さな寺。13世紀末の陳朝時代に創建され、現在見られる白い建物は1865年に再建されたもの。正殿(得月楼)には、文・武・医の三聖人、三国志の武将関羽、13世紀に元軍を撃退した英雄チャン=フン=ダオが祀られている。


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1968年にこの湖で捕獲された、体長2mの大亀の剥製。おトボケ顔で。手が1本あるけど説明なし。


↓すぐ
17:20「ハノイ大教会」


●「ハノイ大教会(セント・ジョセフ教会)」
5:00〜19:30(平日のミサは5:30、18:15)、無休、無料

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1886年に仏教寺院の跡地に建立され、1900年初頭に現在の姿に改築されたネオゴシック様式の教会。外壁は白と黒の石材を使用。ミサの時のみ内部に入れる。ヴェネチアから輸入されたステンドグラスが幻想的らしい。入ってみたかった。



熱くないのか裸足男。HANG TENのロゴのような足跡が健康的。


↓すぐ
17:30〜17:50 夕食「Pho 10」


●「Pho 10(フォーテン)」
10 Ly Quoc Su,Hanoi
6:00〜14:00・17:30〜22:00

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ハノイ大教会から徒歩2分。牛肉フォーの専門店で色々な部位を組み合わせたメニューが豊富。チン(煮込み牛肉)、タイ(軽く湯通しした半生)、タイチン(半生+煮込み)の3種類から選ぶ。フォー45Kドン(211円)、揚げパン3Kドン(14円)。


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タイチン60Kドン(282円)。野菜スープのうどんにしゃぶしゃぶ肉を乗せたようなあっさり風味。爽やかなライムの酸味と香草が美味しい。


↓すぐ
18:20〜19:30「水上人形劇」鑑賞


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タンロン水上人形劇場


17:55 この日の様子を見た限りでは、空席があれば公演直前の劇場入口でチケットが買える可能性あり。劇場の人か旅行会社の人か分からないが、30枚くらいチケットを持って売ろうとしている人がいた。


●「水上人形劇」
約1000年に渡って受け継がれたハノイ発祥の伝統芸能。11世紀頃から農民が収穫を祝うために水辺で行っていたものが始まりと言われており、宮廷にも娯楽として広まるほど人気を博す。その後一時衰退したが、1956年にベトナム建国の父であるホー・チ・ミン国家主席がタンロン水上人形劇場を造り復活。公演は1日に夏4回冬6回。全席指定席で1等席10Kドン(470円)、2等席60Kドン(282円)。カメラの持込みは有料だが、一般人の撮影は黙認されている。


●演目は1編が3〜5分間
1) 伝統的な楽器演奏 2) ナレーションと人形の上奏 3) タンロン祭りの太鼓上奏 4) 龍踊り 5) 牧童の笛 6) 農村の生活風景 7) 蛙釣り 8) 家鴨を浸した狐の追放 9) 魚釣り・漁獲 10)民謡演奏 11) 鳳凰の踊り(生き別れとなった2羽の鳳凰が再会し子どもが生まれるまで) 12) レ・ロイ王の還剣の伝説(ホアンキエム湖) 13) 麒麟の踊り 14) 仙女の踊り(竜の子孫ラック・ロン・クアン王と、仙女の子孫オウ・コーの子どもたち) 15) 四霊獣の龍・鳳凰麒麟・亀の踊り



つかみはオッケー!


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1編1編に区切りがなく次々と話が移っていく。あの演目だと思って見ていたら、次の話だったり、次の次の話になっていたりする。いつの間に!とにかく展開が早い。ベトナム語なので内容はさっぱり分からないけど、演目だけ覚えておけば全然大丈夫。人形たちが縦横無尽に水面を滑り、炎がボーボーと燃え上る。コミカルな動きが面白い。



座席は前から7列目の中央寄り。旅ぷらARTトラベルに申し込んだのが1週間前。座席の傾斜が緩く、写真を撮る人の腕やスマホやカメラでちょっと見づらい。毎月20日に翌月分のチケットの販売が始まるので予約は早めに。


↓歩10分
20:00〜20:10 甘味「Che Bon Mua


●「Che Bon Mua(チェー・ボンムア)」
4 Hang Can,Q.Hoan Kien
9:00〜23:00・10:00〜22:00、無休

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チェーは豆や果物を砂糖で煮込んだデザート。北部では豆や芋を使った温かいチェーが、南部では氷入りの冷んやりチェーが主流。この店の看板メニューは、Banh Troi Nong(バイン・チョイ・ノン/黒ごまペースト入り白玉団子)20Kドン(94円)。


注文したのはChe Thap Cam(チェー・タップカム/ミックスチェー)20Kドン(94円)。腹痛を用心して氷抜き。白玉あんみつみたいな感じ。仙草ゼリー、アズキ、緑豆、タピオカ、ハスの実入り。つるり・もっちり・サクサク・ザクザクとそれぞれの食感が良くて、さらりと軽いシロップも甘すぎず美味しい。


これは別の店のチェー


↓歩3分
20:15 ホテル戻り