漢字は大事

不思議な物語が決して不思議ではなくなる世界・・・

 

とある手続きで、実家の代理で農業委員会に相談している。私が出来る事は終わったのでしばらくは待機状態なのだが、肩の荷を下ろす間もなく、担当の方から連絡が。放置されていた手続きがあるので、この機会に書類を書いてもらいたい人が2人いる、とのこと。とても親身に相談に乗っていただいた事もあり、分かりました、いいですよ~♪と気楽に話を聞いてみると・・・

 

「1人目は、○○○番地の○○○(苗字)ウノキチさんというんですけど、ご存知ですか?」って、100年前の名付け流行ランキングか。最近の人じゃないでしょ、その人!

 

「もう1人はご実家の住所で苗字が同じなので親族の方だと思いますよ。○○○キンジさん。お祖父様ですか? 」キンジ・・・キンジ? キンジって誰だ。"ジ"って事は次男か。今まで1度足りとも家族の話題に上った事のない名前だよ。

 

書類と言っても形式的なものでサインと印鑑だけ。当人たちは既に亡くなっていると思われるので、その親族の方に書いていただければ・・・。と言われても、めんどくさっ!聞くんじゃなかった。めんどくさっ!

 

取り敢えず、キンジからだ。父はボケてるが昔の事は覚えているはず。姉に電話して父に聞いてもらう。そんな人は知らないそうだ。ホントかよ!いや、その家に住んでいた人なんだから、知らない人のワケがないだろう。そして、「○○○番地の○○○(苗字)も、この件には関わっていない。」という。こっちもかよ!名前の漢字を聞けば思い出すかも知れない。担当の人に電話して教えてもらう。

 

担当の人「賢い、に次回の次です。」キンジじゃなくてケンジだった。惜しい!

 

ケンジは祖父の兄弟だった。お父さーん、ケンジを知ってるなら、キンジと聞かれて、「もしかして、ケンジの間違いでは?」って思ってくれよー。ウノキチの方も○○○番地の○○○(苗字)さんで間違いなかった。この件には関わっていないんじゃなかったか!というワケで無事解決したところ。