台湾9 花蓮の食事

※2016年GWレートNT$1=3.4円で換算

花蓮で有名なものとして挙げられる3つのうち、太魯閣渓谷を観光し、大理石はあちこちで使われているのを見て、残るは街に立ち寄る旅行者がもれなく訪れる老舗のワンタン店へ。


1934年創業のワンタン専門店「液香扁食」では、メニューはNT$65(221円)のワンタン1種類だけ。日本なら大盛りとか追加のトッピングとか10段階の辛さレベルとかありそうだけど、ホントにワンタン1種類しかない。注文は杯数だけ!花蓮には他にワンタン専門店はあるものの、液香扁食は常に行列。伊勢の赤福みたいなイメージかなと思う。


花蓮で利用した食事店は6軒。
1)「鵝肉先生」   ★★★★ 混雑、相席、メニュー多い、少し高い、量多い、夕食2,380円
2)「花蓮香扁食」 ★★★★★ 混雑、小テーブル席多数、ワンタン数種と副菜、適量、軽食306円
3)「四八高地花枝羹」★★★★ 座席少、回転早い、メニュー4種、量少なめ、夕食260円
4)「一碗小」    ★★★★ 混雑、相席、回転早い、2種のスープと2種の肉の麺屋、清潔、昼食391円
5)「液香扁食」   ★★★☆ 行列、座席多、相席、回転早い、ワンタン1種のみ、適量、軽食221円
6)「陳記状元粥舗」  ★★★ 座席多、8種の粥と70種の飲茶、粥の量多すぎ、日本語メニュー有、清潔、夕食459円


■4/30(土)19:00
1)「鵝肉先生(オーロウシエンション)」
花蓮市中山路259號
11:00〜14:30、17:00〜23:00、定休日なし
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一度名前を聞いたら忘れないガチョウ料理の店、その名も鵝肉先生!
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入口でオーダーシートを取り店内へ。注文数を記入して店員に手渡す。


1階席


2階席


台湾人2組と相席。飲料は冷蔵庫に取りにいく。日本語を話せる女性店員が1人いるとレビューで読んでいて、この時もその女性定員がいたのでお勧めのものを聞いた。ガチョウ肉は前側か後側を選び、鶏肉と半分ずつ注文できる。


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1)ガチョウ肉の前側の肉と鶏肉。ギュッと身が詰まっていてさっぱり味。
3)鶏皮の冷たい和えもの。テロンテロンの食感。
4)筍のモーレツに辛い炒め。舌がビリッビリッしびれる。
4)パンの焦げの塊レベルで強烈に苦い小魚と、ゴーヤくらいの慣れている苦さの青菜(山蘇?)炒め。苦い、ほんと苦い、いくら何でも苦すぎる。と思いながら食べているうちに完食。


もっと色々と注文したいところだけど、小サイズでも量が多い。別の店員が白飯を持ってきたので、注文していないという仕草を返す。もう、満腹だよ〜。すると、アナタ注文したでしょーが、みたいな事を言っている。えっ? わたし注文したっけ? いつの間に!そう言われると注文したような気もしてくる。ま、いいや。多分、50円くらいだし。白飯を受け取る。筍のモーレツに辛い炒めに白飯が合う。うま!


その店員が戻る途中に、まとめて壁面に下げてあるオーダーシートを確認。あ!という顔で私の方を振り返り、伝票に数字を書き込んだ。やっぱり注文してないのか!ところで、相席で隣に座っている台湾人青年がソワソワモゾモゾしていて、落ち着きのない奴だなあと思っていると、その店員を呼んで白飯を持ってきてもらっていた。私が食べていた白飯は隣の青年の注文したものだった。ごめーん!おかず4品と白飯とペットボトルのお茶で、NT$700(2,380円)。ガチョウ肉も鶏肉もフツーに美味しい。また花蓮に行く機会があれば食べたい。


■5/1(日)16:40
2)「花蓮香扁食」
花蓮市中山路355號
11:00〜22:00
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花蓮ワンタン御三家のうちの一軒。「液香扁食」と「花蓮香扁食」の2軒しか食べられなかったけど、「花蓮香扁食」の方がスープもワンタンも断然美味しい。断然お勧め。


店頭でオーダーシートに記入し、その場で支払い、席まで持ってきてくれる方式。言葉が分からなくてもスムーズ。


メニューはワンタン数種類と副菜。


店内は広く清潔。


換気扇が猛烈に回転中!


総合NT$90(306円)


■5/1(日)17:45
3)「四八高地花枝羹」
花蓮市大同街32號
11:00〜20:00、水曜定休


現地の飲食店に置いてある花蓮の街の地図(繁体字)を頼りに行くと店がなく、番地を見ながらグルグルと探し回っているうちに、いつの間にか店の前に着いていた。地図よりも番地重視で。


お店の看板メニューは花枝羹。花枝羹の3種類の違いが分からないのでお任せ。石花凍は台湾の海藻を溶かして砂糖を加えて作る寒天ゼリー。


花枝羹NT$50(175円)、魯肉飯NT$25(85円)
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ところで、花枝羹って何だ!花枝がイカ、羹がとろみのあるスープの事で、イカのすり身団子スープという感じ。イカ団子の弾き返してくる弾力がすごい。もう、スーパーボール級!よく噛んで、よく噛んで、よく噛んで、イカの旨味がムギュ〜と詰まってる。濃厚な魯肉飯とさっぱり花枝羹スープを交互、交互、交互に食べて箸が止まらない。


■5/2(月)12:20
4)「一碗小」
仁愛街94-1號、明[ネ豊]路沿い
11:00〜14:00、17:00〜20:00、水曜定休



同じ牛骨ベースを使い、調味料や漢方など色々入れて少し辛い紅焼スープと、醤油も使っていない透明な清燉スープ。入口でオーダー票に記入して支払い、席まで持ってきてくれる方式。お昼時に行ったところ、次々と、次々と、次々と人がやってくる。注文を考えているいる間に順番がきて待たされず。


静かで落ち着いた雰囲気・・・に見えるけど、店内は暑くて汗みどろ!


清燉スープの羊肉麺小NT$115(391円)


見た目は塩ラーメンみたいだけど、野菜スープのような身体に馴染んでホッとする味。羊肉が簡単に箸でほぐれていい感じに油が溶け出してる。羊肉麺好きだー!


■5/2(月)16:00
5)「液香扁食」
中華路42號
09:00〜13:30、16:00〜21:00、不定休、現金のみ


1934年創業の老舗ワンタン専門店。花蓮と言えばこの店!の超有名店。メニューは一種のみでNT$65(221円)。最初にレジで注文して支払い、番号の書かれたレシートを持って空いている席で待っている方式。使い捨てのレンゲが置いてあるので自分で取りに行く。番号は3桁でさっぱり聞き取れず。外国人客に慣れている店員さんが、呼び出しても応じない場合にレシートを見て回ってくれる。


15:50 開店10分前に店へ向かうと既に行列が!


16:00 シャッターが上がると同時に店内へなだれ込む。


モーレツな速さでワンタンを包んでいく担当。
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モーレツな速さでスープを注いでいく担当。


肉がギュウギュウに詰まっているワンタンがどっさり。


スープが恐ろしく熱い。熱湯か!というくらい。いや、ホントなんだって。すぐには飲めないので、1杯目を食べている最中に、2杯目を追加注文して冷ましている人もいた。その気持ち分かる。水餃子のような食感で食べ応えあり。スープはセロリの爽やかな苦味が効いている。私は「花蓮香扁食」の方が好き。液香扁食のスープは微妙に舌にひっかかる。持ち帰り可。


調味料


地球の歩き方を持っている、男性バックパッカーカーゴパンツ率は90%はいくと思う(私調べ)。しかもベージュが人気。


400席くらいありそう。


■5/2(月)17:30
6)「陳記状元粥舗(チェンジージュアンユアンチョウプー)」
花蓮市軒轅路10号
11:00〜21:00、定休日なし


入口で粥と飲料を注文して空いている席に座り、飲茶はカウンターから取ってきて、帰りに支払う方式。


日本語の説明も。大のお八つが気になる。


8種の粥と全70種の飲茶。
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色々と食べたいけど量が多いので一皿だけ。


築100年以上の日本家屋を利用したお洒落な内装。
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ピータンのお粥NT$80(272円)と青菜NT$55(187円)


薄味のお粥に濃厚なピータンの旨味がじんわり効いてる。日常の外食とは違う旅の外食続きは胃が辛くなっちゃうんだけど、お粥を食べているうちに食欲が戻ってくる。が、しかし!さすがに丼に満タンのお粥は多すぎた。単調な味に飽きてきて半分残してしまった。美味しいので、お茶碗サイズで注文出来るならまた食べたい。