メガネ

金木犀の甘い香りがフワ〜ン♪と、秋色も次第に深まってまいりました 。


・・・などと季節のお便りをしている場合ではなく、体重増加、抜け毛ごっそり、膝がキシキシ、肌ガサガサ、やたらと目がかすむ!! 漢方薬局の定番のお悩みでいけば、次にくるのは頻尿か、痔か。秋は年寄り度が加速する絶不調の季節なのだ。先日はついに、メガネをかけているのに「メガネ、メガネがない」と探してしまった。メガネをかけてなければ、見えてないのに!! また別の日、コンタクトを装着した後に「保存ケースの中にコンタクトが入っていない」ので冷や汗をかいた。はっきり見えてるのに!! 更にまた別の日、コンタクトをつけたまま入浴し、お風呂上がりにメガネをかけて頭がクラクラした。だから見えてるってば!! それはそれで別の問題ですか。そうですか。


近年、やたらと目の乾きが気になっていたので、ファッションと機能性に特化したメガネブランド「JINS(ジンズ)」の「JINS Moisture(モイスチャー)」というメガネを買ってみた。これは9月30日に発売されたばかりの新製品。料金は3,980円。サイズとMとLの2種類。追加料金で度入りのレンズへの交換も可。普段はコンタクトレンズをはめており、これはPCと映画を観る時に使おうと思っていたので、度入りのレンズにはしなかった。




JINSの売り場の雰囲気は正にメガネ界のユニクロ。気兼ねなく入って好きなだけ試着して、何も買わずとも出て来られる敷居の低さ。在庫が一目瞭然で、レンズ料金も明朗会計。大手メガネチェーンでも同じくらいの低価格帯のメガネはあるけど、JINSはフレームのカラーバリエーションが多く、一般のメガネも老眼鏡も色とりどり!! 黒のフレームを買う気でいたのに、思わず選びたくなってしまう。ズラリと並んだモイスチャーメガネを試着してみて、普段のメガネでは考えもしなかった紫色のフレームがピンときた。コレだ、コレ。コレに決まり。




ま、これはモイスチャーメガネの話。私が日常で使用するメガネを買うとしたら「ここでは買わない」し、この先、老眼鏡を3つくらい買う事になったら「ここで買うかも」と思う。何で3つも買う!! いや、どこに置いたか忘れそうなんで。首から下げとけ!! いやもう、首から下げても老眼鏡をかけていても「老眼鏡、老眼鏡がない」と騒ぎそうなんで。


普段どんな風に目が乾くのかというと、目玉が眼窩に引っ掛かってるような動きが悪い。実際、かなり乾いていると感じる時には、目玉を動かす時にキュッキュッ!! と目の淵から音が出る。もう、油差してって感じ。ちなみに2軒の眼科医でドライアイとは診断されておらず、口や目が乾く婦人病でもない。今のところ、「目や喉が乾いたと思った時に目薬をさしてください」と言われただけ。こんなに目玉が乾いていると思うのに、ドライアイの人ってどんだけ乾いて辛いんだろうと思う。ところで、眼科医が言うには喉が乾いた時には目も乾いているそうなので、喉が乾いたと思ったら是非目薬を差してください。


最近、湿度が下がっているので、朝、目が覚めた瞬間「目玉がパサパサに乾いていて目がかすむー」と目薬まっしぐら。もう、目を開けて寝てるんじゃないかと思う。恐いよ!! 目脂は全然でない。秋から冬の風の強い日などは、花粉症メガネをかけるだけで、フレームが顔との隙間を塞いでくれるのでかなり楽になる。目が悪くない人から「メガネをかけているだけでも風を防いでくれそう」と言われるけど、正面から飛んでくる虫を防いでくれるくらいで、普通のメガネでは乾燥には全然効果なし。私がいつも利用するシネコンは建物が古く、頭上から送風がヒューヒューきて目が乾くので、目の上だけを庇で防ぐミニミニサンバイザーみたいなメガネが欲しいと思っていた。誰か作って!!


と、そんな私のお悩みに応えてくれたのが「JINS Moisture」。持った感じは軽い。重量は22g。花粉症用のメガネが30g、普段使っているメガネが21g。フロントフレームが大きいのと鼻当てが一体型なので、見た目は花粉症メガネとほぼ同じ。サングラスには見えないが、最近のフレームの太いメガネっぽくて不自然さはないと思う。ずり下がってこないし、鼻に跡もほとんどつかない。


  


透明のフレームの方が花粉症メガネ


フロントフレームの横に超ミニタンクがあって、ここに水を入れると顔側に開いた小さな穴から適度な湿気を保ってくれるという。いやもう、凄いアイデアを思いついた人がいるんだなぁ。ウォータータンクはフレームと同じ色とクリアーの2色が入っていた。


   
   




   
  


水の量は片側でスポイト5滴で満タン。約3時間くらいのメガネの使用でタンクが空になる。スポイトは付属品ではなく、元々持っていたもの。


数日使った感じでは、保湿効果は全然分からない。全然分からないのかよ!! 花粉症のメガネをかけているだけでも、目の乾きはかなり抑えられるので、このウォータータンクがあった場合と無い場合との違いは、正直まったく分からなかった。片側だけに水を入れて使ってみたりしたけど、左右の目の乾きに違いは感じられない。細いフレームのメガネを使ってきた私には、視界が狭く感じるフレームの太さがやっぱり気になってしまう。3時間が限界で、耳の後ろが痛くて疲れる。度入りのレンズにして、1日中使うのは無理だと思う。太いフレームに慣れている人なら気にならないかも知れない。あと、玉ねぎをみじん切りにする時に役立ちそうだ。


   


普段、使っているメガネと比較