バスツアーで九州へゴー!! 6 阿蘇のホテルで迷走篇

17時55分、2日目の宿「阿蘇の司ビラパークホテル」に到着。別府のホテルを出てから到着までの間で、17,244歩。
で、このホテルをなんと説明したものか!! 到着早々、迷路のような地図を前に従業員が説明してくれたが、私を含めてツアー参加者はみんな遠い目、聞けば聞くほどに脳内大混乱。ひとつひとつ丁寧に説明してくれて申し訳ないけど、1回聞いて覚えられるのは1つまで。取りあえず、自分の部屋への道順を覚えるだけで精一杯。



自分が地図の中でどこを歩いているかも分からないままに、あ、行けた? と無事別館へ漂着。3箇所ある温泉は、展望大浴場(露天風呂なし) と大浴場が本館3階、露天風呂がある大浴場が別棟(別館じゃなくて温泉館) の1階、私の部屋はボアール館(別館) の6階で、部屋番号は2600番台。本館3階の温泉は地図では隣同士になっているのに、行ってみるとそのフロアには1つしかない。もう1つの温泉どこよ。ポアール館への通路がどこに出るかも分からない。どんな地図なんだ。


温泉から戻ってみると、今度は部屋の鍵が開かない。立て付けが悪いんだよコンチクショー!! 鍵穴をガチャガチャガチャガチャガチャガチャ、開けコラ、開けコラ、開けコラ!! ・・・部屋番号が違ってた。うそー!! 角部屋なので迷わず自分の部屋だと思ったけど、エレベーターホールを挟んで反対サイドに行ってしまってた。なんでかなぁ。じゃなくて、部屋番号を確認してから開けろよ、自分。いやもう、部屋にいた人すみません。とにかく、滞在中は風呂や食堂へ行く度に脳内コンパスがグルグル回って彷徨う、方向音痴泣かせのホテルだった。ていうか、脳内コンパスがグルグル回ってるから迷うのか。


オカダンゴムシは壁に突き当たる度に左右交互に曲がる「交替制転向反応」という習性があるそうで、私も曲がり角がくる度に、身体の思うままに曲がりことごとく失敗。なんか、さっき右へ曲がったから、今度は左の気がする、みたいな!! 思えば、エスカレーターで上り下りを続ける時には、全て同じ側に回ればいいのに、何故か途中で逆方向へ曲がりたくなったり、10年利用している駅ビルの地上に出る度に、行きたい場所の逆方向へ身体が向かってしまうのは、この習性のせいに違いない。前世はオカダンゴムシだったか、私。ホントかよ!!


とまあ、オカダンゴムシのDNAを持つ者には館内に混乱したものの、温泉はサイコー。ぼんやり浸かるのにぴったりの快適温度で、寝る時まで身体がポカポカ。健康ランドのように広い別棟「ゆらり」だけは、内風呂のアーチ状の天井に、一定の間隔で青や赤紫の薄気味悪いライトが照らされるため、いちいちギョッとさせられた。「朝焼け」や「青空」など、1日の移りかわりを10分ずつ6パターンで表現しているそうだ。なに言ってんだ? もう意味不明。ゆっくり入らせろ。部屋の中にはライト付きの大きな洗面スペースがあって、化粧するのに超便利。トイレットペーパーは固くて尻が痛い。


夕食はバイキングで、18時から20時30分まで。サイコロステーキが大人気で、珍しいと思ったのはおでん。おでん大好き。+2,500円のオプションで別の夕食もあり。2号車では4人が申し込んでた。熊本篇へ続く。