バスツアーで九州へゴー!! 7 熊本篇

3日目、5時45分に起床。1週間くらい前から前夜まで、この日と翌日は1日中雨の予報だったけど、唐突に曇りときどき晴れになった。今年の運を使っちゃったか、こんなトコで!! もっと他に使いどころがあったんじゃないか? との思いが一瞬頭を過るも、私が晴れにしたわけのじゃないので(当たり前) とりあえずイヤッホー!! 温泉に入って、6時半に朝食会場へ。朝食もバイキングなので、昨日、食べられなかった「まきのや」の高原みるくパンを密かに持ち込んだ。昨日のだけど、まだまだ美味しい。湯布院に行った暁には、是非「まきのや」へ。宅急便着払いでも買えると店頭で貰った案内には書いてあったけど、送料払ってまでは買う気がしないので、湯布院に行った暁にだけ私の絶賛お勧め店。勧めてるんだか、勧めてないんだか。


ホテルのエントランス前に馬車のオブジェがあって、出発待ちのツアー客の写真撮影スポットに。観光地ではみんなあんまり写真を撮らないのに、こんな偽馬車が何故か大人気の不思議。ヒマだから?
8時00分、ホテルを出発。この日の座席は真ん中よりちょっと後ろの運転席側。


8時20分、この日最初の観光「草千里ヶ浜」到着。駐車場はがらーんとしていて、見渡す限りの枯れ草、枯れ草、枯れ草のみ!! ここで私たちは何すんだ?



ここは、鳥帽子岳中腹の火口跡にできた草原で、“九州を代表する牧歌的風景”だそうだ。新緑の頃には馬や牛が放牧されるのでウンコ注意!! の看板あり。が、しかし、今は2月なので見渡す限りの、枯れ草、枯れ草、枯れ草のみ。阿蘇火山博物館があったので入ってみたかったけど、なにせ早すぎて営業時間外。またかよ!! でも、ひろびろ〜としていて気持ち良かった。ホントかよ!! 身体の中をキレイな風が吹き抜けていくような、広大な枯れ草景色を満喫できた。これが雨だったら、古着屋じゃなくて噴煙の出てる阿蘇山も見えず、途方に暮れるとこだったので晴れて万歳。ところがここで、バスツアー参加史上初の事件勃発!!


駐車場へ戻ると、草千里レストハウスの階段の下で、年配者男性が倒れていたのだ。うそー!! 両足が階段の下から2段目に掛かっていて、背中を反らせた苦しそうな体勢のまま顔から血が。死んでる!! ・・・かと思ったら意識があった。ふぅ良かった。同じバスツアーの別の号車の人で、明日は我が身どころか10分後は我が身の高齢者参加者たちは、とても他人事じゃなくて、100人近くが無言で見守ってた。私のバスは出発の時間となり、5分後に救急車とすれ違うと、車内が重苦しい雰囲気に包まれた。2分くらいだけど。


10時10分、「熊本城」到着。バスの中で平成10年から始まった熊本城復元整備計画の話になり「全国から漁師の方たちが集結しました」とガイドさんが感謝してる。なんで漁師が? 知らなかった。漁師の技術が城復元に生かされるとは。漁師、恐るべし。みんな知ってた? 魚を獲ってるだけじゃなくて城まで直せるなんて。・・・ていうか、もしかして、猟師の方? 与作は木を切るヘイヘイホー!! それは木こりか。漁師? 猟師? どっち!? 「あ、宮大工の間違いでした」とガイドさん。間違えすぎだよ!!


熊本城では1時間05分の自由散策。熊本城は初めてだったけど、ざっと見るのが精一杯で、1時間半あると良かったと思う。と、最後のアンケートで書いた。ところで、天守閣に中国人一家がいて、何故かジャージ姿の5才くらいの息子が唐突に座り込んで、足を200度くらいに開脚してた。意味分かんね!! 恐るべし中国五千年の歴史、何故ここで開脚する? そういえば、私が子どもの頃は四千年だったのにいつから千年増えたんだ。


11時15分、熊本城出発。
11時30分、昼食会場「水前寺観光センター」到着。からしレンコン等。からし・ワサビは苦手なんだけど、もしかして美味しいかも知れないので、ちょっと舐めてみたら涙と鼻水がブビッといっぺんに出て、もう、その後は何を食べても、何が何だかワケ分からず。雲仙到着篇へ続く。