バスツアーで九州へゴー!! 5 九重“夢”大吊橋篇

11時55分、湯布院を出発。
大分自動車道の九重ICから約30分、12時30分に「九重“夢”大吊橋」到着。高さ173m、長さ390mの日本一の人道専用吊橋で、看板にもパンフレットにも必ず“夢”の拘りが。通行料は大人500円でツアー料金に含まれてる。集合写真の撮影時間を含め45分間の自由散策。集合写真はツアー中でここ1回のみ。パンフレットには「散歩速度で13分」とあり、写真を撮りながらのんびり行って帰って20分くらい。


“夢”大吊橋の入口の左右にある「日本一の大吊橋」「九重“夢”大吊橋」の2つの看板前で、写真屋がてぐすね引いて待ち構えていて、「お手持ちのカメラで撮りますよ〜。こちらで撮った写真は買わなくてもいいですよ〜」との誘いに撮ってもらう。橋から戻ってくると「お客様の写真はこちらです!! 」とばかりに飛んできたのでまんまと購入。1枚1,000円。



“夢”大吊橋の見た目は、横浜ベイブリッジの長さを半分にして、橋桁幅を1.5mにしたような感じ。余計に分かんないよ!! 吊橋というより、長い歩道橋みたい。ホントかよ!! スピーカーから売れない演歌みたいな、うら寂しい歌が地味に流れている。と、思ったら、「ここのえぇぇぇ〜ゆめぇ〜つりばしぃぃぃぃぃ〜♪」テーマソングでした。足下は目の細かいグレーチングなので、しゃがまなければ谷底は見えず、遠ーくに滝が見えて景色も楽しい。バスツアー客の動きと風に揺れて、歩いていると震度1、立ち止まると震度2くらいな揺れ具合。傘は差せないので、雨の日には雨合羽を貸し出してるそうだ。無理すんな!! 橋を渡って少し坂を上ると展望台があるので行ってみたが、滝は反対側だし、橋、小さっ!! といまひとつパッとしない。


13時15分、出発。
13時45分、熊本のPAで20分間のトイレ休憩。添乗員さんの「ここのドーナツ棒は美味しいですよ」との軽い世間話に、ドーナツ棒売り場にツアー客のオバちゃん殺到!! まさに飛ぶように売れ、店員がダンボールを開けて商品をジャカジャカ補充。1人で8箱買っている人もいた。ホントかよ!! 観光地でもないのに、みんな冷静になれ。なんつーか、昔味のドーナツを10cmの棒に押し固めたような感じ。3本分くらい試食したら気持ち悪くなった。食いすぎだよ。バスに戻り、湯布院で買った「まきのや」のあんパンでおやつ。噛む度に生地の甘みが滲み出して、うまっ!! 小麦粉がうまっ!! 材料は小麦粉は北海道のハルユタカ、卵は大分の地鶏、牛乳は島根県木次のパスチャライズ(低温殺菌)、砂糖・塩は沖縄。


15時25分、「高千穂峡」到着。階段をゾロゾロと降りて行く。ここは片道散策で帰りはバス。段差が大きく踏み幅も狭いため、階段を降りるだけで10分掛かり、膝がカクカクしてくる。もう、最近ひざが痛くて。ふと、ツアー最年少と思われる20才そこそこの女性が、細いヒールの5センチ高ロングブーツでカツカツと平然と階段を下っていて驚く。さすがヤングは足腰が違う。その彼女と一緒に参加している友達は、靴だけがオバちゃんが履くようなペタンコ靴で、あれ? と間近で見たら、顔だけオバちゃんでギョッ!! 母娘だった。ナンパして振り返ったら、人違いでした!! というくらい騙されたよコンチクショーだ。誰も騙してないか。一見、髪が黒々としているオヤジが、分け目の逆からの強風でハゲ露出、髪がパカパカ開いて閉じて開いて閉じて、鍋と蓋かよ!! みたいな。なんだそりゃ。


高千穂峡といえば「真名井の滝」。狭い渓谷の「左」から滝が流れ落ちている、この角度しかないって感じの、全体的に苔っぽい色のお決まりの写真しか見た事がなくて、反対側はどうなっているのか気になっている人が、3万人はいると思われるので、画像を載せてみました。




貸しボートは3名乗りで30分1,500円。添乗員さんが、「ここの売店の、日向夏ソフトクリームが美味しいですよ」とお勧め世間話パート2に、またしても2号車のツアー客が売店に殺到、アイスクリーム売れ放題!! サントリーのはちみつレモンをシャーベットにしたような、さっぱり風味で美味しかった。1つ300円。


16時20分、出発。後ろの席の友達オヤジコンビの会話より。
「ほら、阿蘇山の噴煙だよ。○○ちゃん」
「え? 古着屋?」
「ふ、ん、え、んっ。噴煙だよ、○○ちゃん」
「噴煙かよ〜あははは」
「古着屋って何だよ、○○ちゃん。あははは」


あははは〜、もう噴煙は見えないよ、○○ちゃん!! 阿蘇のホテル篇へ続く。