北海道へゴー!! 1

29日から2泊3日で北海道へ行って来た。イ〜ヤッホー!! 最近よく利用している某バスツアー会社の企画で、世界遺産の知床と旭山動物園に行き、2日とも温泉に宿泊するコース。いつも1泊2日で1万円ポッキリのバスツアーに参加している私としては、2泊なら3万円で行きたいところなのだが、ゴールデンウィーク中なので料金設定も少し高く、2泊3日で42,800円と超奮発!! 高いぞ、コンチクショー。


とはいえ、同じく格安バスツアーの定番H社Tツアーで、おばけ屋敷の如くうら寂しいホテルに宿泊し、あまりの底の深さにビビった後だけに、今回は温泉があるし料金が少し高くてもしょうがない。しょうがいってほどの価格でもないか。で、私には奮発でも格安の分類に入るツアーのお約束。航空便が早く、なんと羽田空港の集合時間は6時50分厳守ときた。ホントかよ!!


立川から羽田空港へは、立川バスの空港行きが1番楽なのだが、この時間帯だと4時50分発。早っ!! が、しかし、その次の5時35分ではギリギリになりそうで、電車で行く事も考えたが、めんどくさいので結局バスにした。カーッ、何時に起きればいいんだか。というワケで、出発の29日。


■3時40分 起床。さっき寝たばっかなのに!! 睡眠不足で恐ろしく気持ち悪いが、酔い止め薬を飲むため何とかパンを食べて、4時半に家を出る。ちなみに、酔い止め薬は「アネロン ニスキャップ」6カプセル入り500円がお勧め。
■4時50分 「パレスホテル」前から、立川バスで羽田行き乗車1,500円。14度と肌寒いにも関わらず、乗って来た外国人は半袖だった。なんで!!
■5時50分 全く渋滞なく第一ターミナルに到着。早すぎだろ!! と思ったが、JAL団体カウンターで航空券を受け取りに行くと、同じツアー参加の年寄り夫婦が来ていた。マジで!! いや、さすが年寄りは早かった。 って、私もか。


搭乗時間まで1時間以上あるため、クレジットカード各社のゴールドカード会員が、無料で利用できるスカイラウンジへゴー!! 以前にも書いた事があるが、旅行時の保険代を考えると、ゴールドカードの年会費(1万500円) の方がお得なので持っているだけ。普段は利用していないどころか、落としたら恐ろしいので、家の中に隠して置きっぱなしだ。で、出発保安検査で鳴るかなー、との予想通り、ベルトでピコンピコン鳴り出し、外して再度チェック。そう思っているなら外しとけ!! 500mlペットボトルを持っていたが、封を開けていなかったので問題なかった。


ラウンジに入るとまず目に飛び込んできたのが、クロワッサンの山。パンだよ、パン。うひょー!! 2年前に3泊4日で3万円の北海道バスツアーに行った時には、ANAだったため第二ターミナルで、ラウンジにはパンは無かったのに、うひょー!! あの時は出発ロビーのラウンジには入らなかったので、もしかしたらそっちにはあったのかも。食べ損なったか? コンチクショー!!


ビジネスクラスを利用した事がないため、初めてのパン遭遇に興奮し、荷物をソファに置くやいなや取りに行くと、「パンは1人2個まで」とのこと。2個なんだ〜。1時間以上あるから、4個までいいんじゃーん? ダメですか、そうですか。ていうか、そんなにパンばっか食べてどうするんだか、我ながら恐るべし貧乏性。飲み物はコーヒー、紅茶、ジュース類、牛乳など。飲料のカップは陶器だったが、パンの皿は紙だった。出発20分前の搭乗開始時刻まで、雑誌を見てパンを2個食べて(いや、ホントに) カフェオレとオレンジジュースとグレープフルーツを飲んで、搭乗ゲートへ。機体はエアバスA-300-600型で、縁のないクラスJは分からないが、普通席は多分満席。


■7時40分 定刻通りに飛び立ち、機内サービスの飲料を受け取って待って、待って、待って、待っているのに何もなし。何がショックだったかってあなた!! ナッツのサービスは無くなっちゃったの? なんでー!!


■9時15分 旭川空港到着。到着ロビーを出たところでツアー会社の旗を見つけ、今回のツアー参加45人が集合。添乗員さんとバスガイドさんが挨拶し、バスにぞろぞろと向かう。お腹が空いたが、まだ9時20分。この日の天気は薄曇りで、気温は12.4度。このゴールデンウィークの前の週には、旭川で30度を超えたというニュースにびっくらこいて、が、しかし、朝は0度〜5度などという激寒らしく、温度差がめんどくさい事この上ない。今回、服装をどうするか散々迷った末、「3日間同じ服で済むように」肌着、長袖Tシャツ・半袖Tシャツ重ね着、薄手ブルゾンで、予備のマフラーを持参した。ちなみに、2年前の北海道旅行も4日間同じ服。マフラーはバスの中で使ったくらいで、夕方は少し肌寒いものの薄手ブルゾンで全然問題なし。半袖になる事もなく、熱くもなく、寒くもなく、爽やかで快適だった。


■9時40分 バスが発車し車内でのんべんだらり。
■10時20分 ツアーの最初の観光となる、一面のラベンダー畑で有名な「ファーム富田」に到着。・・・が!! それは6月下旬から7月上旬の、ツアー料金が倍は違うベストシーズンの話で、5月上旬の今では、一面のまっ茶っ茶の苗だらけ。さびしー。ハウス栽培のラベンダーを見て、花に触っても良いので擦ってみると、ラベンダーのいい香り。せっかくなのでラベンダーオイル10mlで1,260円を1本購入。あとラベンダーのソフトクリームを食べた。ラベンダーはヤバイだろうとの予想通り、なんつーか、ラベンダーの香りはしないが、口臭消しスプレーのようなヘンテコな味。


■10時55分 見るところが少ないせいか、3分前には全員集合していて発車。すぐに昼食場所へ着くといわれるが、お腹が空いて我慢出来ず、おせんべいをボリボリ、ボリボリ、ボリボリ。


■11時05分 昼食の店「フラノーブルMATSUO」到着。ま、ドライブインみたいな感じ。1泊1万円くらいの格安ツアーでは、休憩場所だけは決まっているが食事が含まれていない事がほとんどで、とは言っても、その場合でも休憩場所以外に食べられる店はないので、バスの移動中に2種類くらいのメニューからオプションで選んでおいて、到着後すぐに食べられるようになっている。今回のツアーは食事が全て含まれており、この日の昼食はジンギスカン。2階へ案内されると、バスツアー客向けに200人分くらいジンギスカンの用意がされていて、私たちのツアーは1番乗り。全部に火がついたら恐ろしい匂いになること間違いなし!!


各自の席に250gくらいの肉がどっさり。昼からこんなに食べられるか!? と思ったが、生後1年未満のラムなので全然臭みはなく、野菜はちょっぴりしか無かったため、肉、肉、肉、肉、かぼちゃ一切れ、肉、肉、肉、肉、にんじん1切れ、肉、肉、肉、肉、玉ねぎ一切れ、と肉、肉、肉、肉、肉ばかり食う、食う、食う!! フツーに美味しかったので、バクバク、バクバク、バクバク、バクバク、食べていたら、隣の席のオバちゃんコンビが2人とも「食べられないわ〜」と言い出した。なんで!! どうやら肉も焼き肉の匂いも苦手らしい。なんともったいない。別のメニューを持ってきて貰ったのを見て、反対側の席の夫婦参加の中年オヤジも、食べられないと蕎麦を注文し、匂いの届かない席へ退散していた。オヤジもか!! 奥さん、ひとりぼっちだ。


オバちゃんコンビに「よかったらお肉食べて〜」と勧められたが、そんなに食べられないので遠慮した。惜しい!! ていうか、GW中のせいか20代も10人くらいは参加しているものの、ほとんどが年寄りなだけに肉が多すぎだ。肉苦手オバちゃんコンビは、タレの匂いもダメなため野菜にも手を付けず、結局、何も食べずに出て行ってしまった。なんと!! 後で見たら、バスの中でおにぎりを食べていた。私は肉を残さず食べて、灰汁を吸い込みまくったデロドロに汚いもやしを全残しで昼食終わり。1階で牛乳コップ一杯100円なので飲んだら、すっきり濃厚で美味しかった。


ところで、このフラノーブルMATSUOは試食天国で、とうきびチョコやせんべい類の試食がどっさり!! チョコ食べて、せんべい食べて、おつまみやらナッツ類を食べて、小さい容器に入った夕張メロンゼリーを食べてをエンドレスで回り続け、食べる、食べる、食べる、お茶が欲しいなぁ〜と思いつつ、食べる、食べる、食べる、しこたま肉を食べた後だというのに、いい加減飽きるまで試食の限りを尽くし周囲を見回してみると、ツアー参加者がさっそくおみやげのお菓子を買い込んでいた。もう買ってるし!! よくよくみると、「じゃがポックル」という箱入りお菓子が大人気。カルビーが別ブランド名で販売しているもので、この店では1人2箱までの北海道限定商品。スティック状のスナック菓子で、残念ながら試食はなかった。買えって。


■12時10分 出発。翌日の昼食は、知床まで長距離移動となるため、イクラカニが半分ずつ乗った弁当を車内で食べる事になるらしく、イクラが苦手に人には、全部カニ弁当に変更出来るとのこと。全部イクラはダメらしい。で、さっきの肉苦手オバちゃんが、早速カニ弁当に変更してた。イクラも苦手とは大丈夫なのか? 北海道!!


■13時05分 「旭山動物園」に到着。きたー!! 入場料はツアー料金に含まれており、入口で解散。1時間半くらいかなぁ? と考えていたが、2時間半もいられるので大喜び。園内に入ったら、動物のエサやりの「もぐもぐタイム」をチェック。ちょうど13時15分から「さる山」のもぐもぐタイムで、坂を駆け下り猛ダッシュ。園内はそれぼと広くないので見やすいが、坂があるので歩きやすい靴がいいと思う。この日は祝日だけど、どちらかと言えば空いているという午後のせいか、園内は混雑しているという感じもなくゆったりめ。「さる山」では、ドラム缶を動かすとエサがあったり、細いパイプ管に空いた小さな穴からエサを出すため、回したり、落ちたのを食べたり、ほじくり出したりする姿が見られた。猿たちがエサを食べるのに時間がかかるので、もぐもぐタイムちょうどに行かなくても、見られると思う。


■13時30分 「おらんーうーたん館」で、もぐもぐタイム。檻から手の届かない場所にあるエサを取ったり、離れた場所まで、ロープを渡って階段を降りて食べたり。毎日、毎日、何百回とやってきた食事光景も、頭の良さに観客たちどよめきまくり。ギリギリの時間に行っても最前列で見られた。


後は、かぴばら、くもざる、エゾヒグマ、トラ、ユキヒョウなどを眺めながらぶらぶら。ライオンを見ていた時に、遠足の子どもたちが「らいおーーーーーん」と呼びかけていた。そのまんまだよ、子ども!! が、しかし、ライオンも「ガオーーー」と返事してた。吠え声がでかくてちょいビビリ!! 「らいおーーーーーん」「ガオーーー」「らいおーーーーーん」「ガオーーー」「らいおーーーーーん」「ガオーーー」「うるさーーーーい」ってもう、意味分かんないよ、子どもたち。


■14時半 「ホッキョクグマ」のもぐもぐタイム。10分くらい説明を聞きながら、テレビでよく見る場面の、ホッキョクグマがざっぷーーん!! と水に飛び込む姿を、30回くらい見た。もう肉球がデカーイ!! 肉球好きにはたまらない足裏を披露し、スーイスイ泳いぐ姿がほんとにもう目の前。顔でかっ!! ていうか、よく見たら凶悪な顔していてコワッ!!


最前列で入場した私は、4人くらいしか座れない長椅子で見られたが(他の50人くらいは立ち見) ガラスの目の前で見ると、ホッキョクグマは目の前で見られるものの、近すぎて写真は撮り難そう。いきなり水中に飛び込んでくるので、写真を撮るのに間に合わなさそうで、あまり前の方に行かない方がいいかも知れない。なんつーか、目の前の水槽はカラ、いきなりホッキョクグマきた!! 写真、写真、写真・・・もう居ないし!! という感じ。写真を撮らない人や、子どもが見るなら最前列はお勧め。


その後はあざらし館やレッサーパンダなどをぶらぶらと見て回り、旅先マグネット収集家を目指す者としては(?)ホッキョクグマのマグネットを購入し、バス乗り場へ。


初めての「旭山動物園」は興奮することしきりで、2時間半あれば余裕かと思っていたけど、トイレに行く暇もないくらい走り回ってた。とはいえ、私としては3時間半くらいあれば、少しは休みながら見て回れて充分かなぁ、という感じ。あまり長く居ても疲れるし、坂もあるから歩き回るのも大変。ホッキョクグマは16時半には「寝室」へ戻ってしまうので、もぐもぐタイムをいくつか見るなら、14時半までに動物園に入った方がいいと思う。


■15時半 出発。
■16時10分 ドライブイン「北の森ガーデン」でトイレ休憩。ちなみにバスツアーに参加した事がない人へアドバイスすると(エラそうだ)、座席がバスの前方ですぐに降りられる場合は別として、間違いなく全ての休憩所でトイレまっしぐらのオバちゃんたちの、ズボン下げて、ババシャツ上げて、ズボン下(ももひき女版)下げて、おパンツ下げての、上げ下げに時間がかかって、長蛇の列となるトイレは後回しにして、先に写真を撮ったりおみやげ屋を見て回って、集合時間の5分前にトイレに行けばガラガラに空いている。


■14時半 出発。
■17時05分 宿泊するホテルの前を素通りし、日本の滝100選に選ばれた名瀑「銀河・流星の滝」到着。本当は翌朝の観光予定だったのだけど、知床まで移動距離が長いため、この日に変更。まだ充分に明るいので問題ないが、夕方になった途端に寒くなった。中国人観光客の団体が来ていて、クマの木彫りキーホルダーとか、一昔前のおみやげが大人気。かくいう私も、カニの形のマグネットを購入。また買ったのか!! いやー、リアルだったもんで、つい。滝は「銀河の滝」から100mくらい離れた場所に「流星の滝」があって、2ついっぺんに見られるのはお得な感じなので、わざわざ行くほどじゃないけど、立ち寄れるなら是非どうぞ、という観光スポット。なんじゃそら。


■17時25分 出発。
■17時40分 「層雲峡観光ホテル」到着。温泉に3回は入らなくては!! 夕食は19時からなので、早速温泉へ。スリッパは破れているが温泉はバカでかく、の〜んびり浸かって気持ちいいぞコンチクショー!! ふと、窓の外を見ると、川を挟んで反対側にあるホテルのレストランから丸見えだった。ホントかよ!! いや、100mは離れていたので、はっきりバッチリとは見えないと思うけど、こっちからは丸見えで衝立てなし。なんで女風呂が丸見えに!! 浴槽の端なら死角で、熱湯とぬる湯の2つある露天風呂には衝立てがあったので、こっちなら落ち着いて入れる。24時になれば、この時間に男性が入っているもう1つの風呂と交代。露天風呂は1つに8人くらいがゆったり入れるくらいの大きさ。バスツアーが泊まるホテルだけあって、カランの数も多く、内風呂も広かった。丸見えだけど!!


■19時00分 夕食は宴会場で、鶏肉とつくねのミニ鍋、釜飯、茶碗蒸し、牛乳かん入りの吸い物(なんで!! 甘いよ )、その他いろいろ。通称イクラ(肉ダメ、イクラダメのオバちゃんのあだ名) が、ご飯を食べられるか心配でチェックしていたところ、鍋以外はほとんど食べていた。ヒマだな、私も。
■20時半 もう1度風呂に入りに行き、10時に気絶しそうなほど眠くなったので就寝。続きはまた。