台湾5 太魯閣渓谷ツアー1

■5月2日(月) 旅の3日目。「太魯閣国家公園」1日ツアー、花蓮泊。 
(※2016年GWレートNT$1=3.4円で換算)


この日は、前日にホテルのフロントで申し込んだ、太魯閣渓谷と清水断崖と七星潭(浜辺)へ行く1日観光ツアーに参加。ツアー代金はNT$1,000(3,400円)とお手頃価格!運転手兼ガイド(中国語)、昼食代、保険料込。


太魯閣渓谷だけで朝から夕方まで滞在できるツアーを探したが見つからず、英語のツアーは半日で太魯閣渓谷のみUS$22。花蓮駅でタクシーをチャーターした場合の参考料金は、4時間でNT$2,500(8,500円)、6時間でNT$3,500(11,900円)。太魯閣に3時間程度滞在して、花蓮の見所を回るようだ。


太魯閣渓谷は台湾人にも外国人観光客にも人気の台湾随一の景勝地。3000mを越す中央山脈から太平洋へ注ぐ全長約55kmの立霧渓(河川)が、繰り返し岩肌を削り続けて形成された渓谷。なんと高さ1,000m以上の断崖絶壁の岩肌全体が大理石。すごっ!花蓮は大理石の産地として有名で、台北にある中正記念堂の中央本堂の壁の上部に、花蓮の大理石が使われていた。壁の下の方の大理石はリンカーン記念堂と同じもの。


太魯閣渓谷国家公園の総面積は9万2000ヘクタール。9万2000ヘクタール!広さにピンとこないので、お約束の東京ドームで換算すると約2万個分。2万個!余計にピンとこなくなった。超テキトーで島を除いた東京都の半分くらい。


08:35 ニーハオ!ニーハオ!と運転手と挨拶を交わし、ワンボックスカーでホテルを出発。他のホテルに宿泊しているツアー参加者が既に乗っていて、台湾人と米国人の合計6人。運転手兼ガイドの男性は気配りの人で、車の乗り降りの度に、全員の頭に手を添えてドア枠にぶつからないようにしてくれる。集合場所と時間を筆談で確認できるか心配だったけど、集合時間だけは日本語で言ってくれたので大助かり。

09:00 太魯閣国家公園の案内板が見えて、もうすぐ到着かと思う頃。車がガソリンスタンドに入っていく。いきなりガス欠か。給油とは違うレーンへ停車するや否や、運転手がバーンと勢いよくドアを開けて降り、回り込んできてバーンと勢いよくスライドドアも開け放つ。えええっ!ツアー客らに早口で何やら言い残し、ピューッと走って行った。猛然と走って行く運転手の背中を目で追う。うっそ、故障? 緊急事態?どうしよう!走って行く運転手が・・・トイレに消えた。トイレかよ!


というワケで、全員が車から降りて身体を伸ばしたりぼんやりと待っていたが、運転手がさっぱり戻ってこない。下痢か!下痢なのか、運転手!
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ヒマなのでガソリンの料金チェック。


雰囲気的にレギュラーとハイオクとあと1つ多い。もの凄い柴犬が目に浮かんだ「超柴」とは軽油のこと。超柴満タンで!みたいな。それじゃ日本語だろ。見慣れない横の数字はオクタン価で、数字が高いほどノッキングを起こしにくい。日本ではレギュラーガソリンが89.0以上、ハイオクガソリンは96.0以上。


98(ハイオク/高級な欧州車) 87.04円/L
95(レギュラー/普通車、日本車) 80.24円/L
92(レギュラー/原付バイク) 75.14円/L
超柴(ディーゼルエンジンオイル) 66.03円/L


運転手が満面のすっきり笑顔のご機嫌で戻ってきて一安心したところで出発。というイレギュラーな停車時間を差し引くと、花蓮の街の中心地から太魯閣の入口まで車で約30分。


観光パンフレットに必ず載っている朱色の門が見えてきた。到着!
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茶葉で煮込んだ卵は1個NT$10(34円)。
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■太魯閣国家公園

09:20「太魯閣東西膻貫公路入口牌樓」
09:35
広い道路の端っこに門。この道が東の花蓮から山をブチ抜いて、西の台中まで続いている。
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この門の手前の道を右へ曲がり、グル〜っと見て回って、ゲートの向こう側から帰ってくる。
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09:40「砂卡礑(シャカーダン)隊道」
トンネルの手前で運転手が軽く説明。運転手の渾身の力を込めた動きと苦闘の表情から察するに、岩盤がもの凄く硬くて工事が大変だったと言っている。ホントか。その後は、トンネルを通って道なりに行け、自分と車はその先で待っている、(台湾人のツアー客に向かって)日本人がはぐれないように頼む!という感じのジェスチャーをして、台湾人ツアー客を先頭にトンネルの中へ。


砂卡礑歩道の看板を曲がり、
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しっかりと整備された遊歩道へ出た。蒸し暑いので階段がキツイ。
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東西横貫公路ゲートが見えたり、
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定員5名の吊り橋を次々と渡っていく。待てコラ!待てコラ!待てコラ!
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小心者の私は人がいなくなってから。


細っ!


横の定員20名の橋も結構揺れる。
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そしてまた遊歩道を歩いて、


川が見えたり、林へ戻ったり、進入禁止がどーんと開いていたり、川岸に出たり、
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むしろ目立ちまくりだけど!と思っていたら、wikipediaに「擬態ではないとする説もある。」そうで。


赤い橋の階段を上っていくと、
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砂卡礑トンネルの出口。


欄干には100匹の獅子。ひとつずつ表情が違う。
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現在地はどこだ?


女子トイレ。


男子トイレ。棒が一本あったとさ♪のカッパの絵描き歌みたいな。


10:40 駐車場で運転手と合流。のんびり歩いてちょうど1時間。続く!