ラオス18 旅の7日目パクウー洞窟編

■5/1(火) 6:00起床→朝食→7:45「パクウー洞窟」ツアー→12:40市内戻り→ホテル→17:30夕食→18:30ホテル戻り


旅の7日目は、ルアンパバーン3大定番観光地の最後の1ヶ所、パクウー洞窟へ!街からはメコン川を船で25km上流の切り立った崖にある洞窟。公共交通機関は一切ないが、個人旅行者の場合はゲストハウスで募集しているツアーがあるので全然大丈夫。しかも安い。私も前日にゲストハウスで申し込んだ。ツアー料金は100Kキープ(1,360円)。


ツアーと言ってもトゥクトゥクと小船の送迎のみ。トゥクトゥク運転手はゲストハウス数ヶ所を回ってツアー客を船着場まで乗せ、ツアー代金に含まれていない洞窟の入場料20Kキープ(272円)を代理購入。トゥクトゥク運転手の仕事はこれで終わり。帰りは船着場で解散し迎えは来ない。船着場から街の中心まで歩いて15分程度。洞窟は結構ショボかった。が、他に行くところもないしツアーは安いので全然オッケー。出発が早いので、滞在して初めてホテルの朝食を食べた。ツアーから戻った後は、昼食後に街をぶらぶらして、夕食後に街をぶらぶらして終わり。


6:00 起床
6:30 朝食→ラオス5へ
7:45 集合時間の10分前にゲストハウス待機。5分遅れで到着したトゥクトゥクに乗り込む


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ツアー客のピックアップで数ヶ所のゲストハウスへ寄っていく。メイン通りから少し離れたゲストハウス前に停車。参加者らしき人は見当たらない。これは日本人じゃないな(1人参加の中国人だった)。部屋番号を確認した運転手がドアの外から「パクウー、パクウー」と大声で呼び掛ける。部屋からは誰も出てこない。どうした。留守か。忘れたか。「パクウー、パクウー!」ドアをコンコンコンコンコン!他の部屋の客たちがぞろぞろと出てきた。オイオイオイ。運転手がドアをガンガンガンガン叩く。「パクウー!パクウー!」


ようやく若い中国人女性が映画シャイニング状態でドアの隙間から顔を出す。寝てた。この人、完全に寝てた。今行くと答える中国人女性。蕎麦屋の出前か!どう見たって今すぐ出掛けられそうにない。ボサボサ頭でぼんやりしている中国人女性がいつ出発するのか? と運転手に聞く。now、now、now!トゥクトゥク運転手が叫ぶ。3回言ってて大ウケ。


15分後に中国人女性が腰まである長い髪を濡らしたまま乗り込んできた。雫でビッショビショですけど!まだ目が覚めないのか相当ぼんやりしてる。このツアーは何時に帰るのか聞かれたので、多分13時頃と答えるとふ〜んと遠い目になっていた。大丈夫か。


運転手が次のゲストハウスへ向かう。信号のないこの街でスピードをグングンと上げていく。暴走トゥクトゥク!横向きの座席で、身体が前後左右に大きく揺さぶられる。手すりを掴む手に力を込める。運転手落ち着け!



メイン通りを外れると路上駐車だらけ


前方で停車していた乗用車が急にドアを開けた。あっと思った瞬間、トゥクトゥク運転手が急ブレーキ。キキキキーーーーーーーーーッ!ツアー参加者全員が荷台の前方へ派手に吹っ飛んだ。人生の走馬灯が回る間もなく、左肩が手すりにぶち当たってイッテー!一瞬遅れて頭が金属にぶつかって目の前にチカチカと星が飛んだ。漫画か!


1mほど右側に座っていた中国人女性の頭が、右脇腹に突っこんできて肺の空気が全部吐き出された。ぐはっ!彼女の濡れた長い髪の毛が私の腕全体にべったりと張り付く。ぞぞぞぞぞ!参加者たちが折り重なった身体の態勢を変えて椅子に戻っていく。乗用車との接触は免れて、誰も怪我はなく運転手が乗用車にテキトーに怒って終わり。


これに懲りて慎重に走らせるような事はなく、すぐさまスピードを上げて右へ左へ前へ後ろへ揺れる、揺れる。オイオイオイオーイ!最後の参加者を乗せ、なんとか船着場へ到着。ツアー参加者たちが洞窟の入場料20Kキープ(272円)をトゥクトゥク運転手に渡し、チケットを受け取る。運転手は街へ帰っていく。


8:20
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船着場へ次々とトゥクトゥクがやってきて、ツアー客を降ろしては去っていく。この日は70人くらい。


8:30
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チケットの番号順に6人ずつ呼ばれ小舟に乗り込む。


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船頭は屋根から登場


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中国北部からラオスの首都ヴィエンチャンを結ぶ全長約400kmの鉄道計画。ベトナムカンボジアラオスミャンマースリランカが鉄道で繋がって欲しい。


9:55 トイレ休憩で下船
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手摺も足場も頼りなさげ


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ラオスの伝統的な米焼酎ラオ・サーオ蒸留の村「バーン・サーンハイ(Bang Xang Hai)」で20分間のトイレ休憩。パクウー洞窟のある崖にトイレがないため、ここは定番の休憩地。ツアーでも個人でも必ず立ち寄るところ。


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船頭がコップに注いだ焼酎を勧めてくる。下戸なので断ると、自分でグビグビ飲んでゴキゲンになっていた。「日本人? 日本語を知ってる。」と船頭。数秒間考え込んで、思い出せなかったのかパァ〜っと笑顔になってまた焼酎を飲む。帰りも操縦してもらうのだが。いいのか。自由か。


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スカーフや小物の土産物店が並んでいる。


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少し歩くと寺院



パイオツ丸出し、ナーントラニ



金銭のやり取り、労働、娯楽は禁止と聞いたが


10:15 出発。村の対岸の洞窟までは30分。

10:45 パクウー洞窟着、自由散策
11:25 集合時間


●「パクウー洞窟(Pak Ou)」
8:00〜17:00、休日なし
内船着場からメコン川を上り25km、ナムウー川の合流する地点にある洞窟。切り立った崖にある2ヶ所の洞窟の中に、数え切れないほどの仏像が見られる人気観光地。がしかし!価値のある仏像はなく、どれも住人たちが持ち込んで集まったもの。ホントかよ!とはいえ、仏像が集まってるだけで神聖な雰囲気。2ヶ所の洞窟以外は見る(行ける)場所がない。60分は必要ないと思うけど、階段の上り下りがあるので40分だとギリギリという感じ。



船が着くと物売りの子どもたちが起き上がる



基本裸足



鼻水!買ってあげてもいいと考える外国人はいると思うけど…乾燥した餅米を買ってどうしろと。


●洞窟1)
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船着場から坂と階段を約5分上ったところにある横穴「タム・テイン・トゥン」。入場料20Kキープ(272円)


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スマホのライトでぼんやりと肝試し風。真っ暗な洞窟の中に仏像が点在している。


●洞窟2)

階段を下って川に面した切り立った崖にある洞窟「タム・テイン・ルム」。


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4,000体以上の仏像が納められているそうだ。少しでも平らな場所に隅々までびっしり!


11:30 出発
12:40 船着場着、解散。
13:10 インディゴカフェでパンを持ち帰り。
13:35 ホテル戻り、爆寝


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ドトールミラノサンドのような食感の卵サンドと、甘いパン2個。45Kキープ(612円)。


16:35 ホテル出発。
17:30〜18:10 2度目の「Cafe Toui」で夕食→ラオス15へ


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ミニマーケットで爪切りを買う10Kキープ(136円)。水2L×2本14Kキープ(190円)、アイス7Kキープ(95円)。

18:30 ホテル戻り