ミステリーツアーへゴー!! 前編

あーたまーをーくーもーのーうーえにー出しー♪ 


更新が滞りまくりで、2ヶ月近く前の話なんですが、42歳にして初めて富士山に行ってきましたー。パフパフー!!


山といえば高尾山くらいしか登った事がない私が、いきなり富士山に初挑戦するのか!!・・・というのはムチャな話で、足腰膝がからきし弱ってるので、実はバスツアーで新五合目へ行っただけ。それだけか!! そんなショボイ話をわざわざしなくてもいいよ、と思うところでしょうが、オチの画像を載せたかったのでご容赦を。新五合目から数メートルだけ歩いてみて、気分は初アタックしてみようと思ってた。短っ、少なっ!! テレビで良く紹介されているのが五合目で、「新五合目の方が富士山って感じがしますよ」と添乗員さん。ホントかよ!!


このバスツアーは、「富士山新五合目と桃&巨峰狩り食べ放題」という毎年人気企画で、この日の参加者もバス2台。もう1台のバスでは何人かの乗客が酔ってしまったという、富士山スカイラインの急カーブをぐーるぐる、ぐーるぐる、ぐーるぐると上っていくと、新五合目に到着、キター!! 富士山って感じがするって、どんな感じ? どんな感じ? どんな感じー?





こんな感じでした。もう雨がザブザブで、私はズブズブで、視界まっ白けで、私の頭の中もまっ白けで。


 


お菓子の袋がぷっくぷく。お土産店にあった箸置き


という前フリとはバスツアー繋がりで、9月17日出発1泊2日のバスツアーに行ってきました。パフパフー!!
テーマはズバリ「紅葉先取り! 初秋の3連休ミステリー」雨オチも一緒か? てな事はなく晴れでしたー。パフパフー!!


ていうか、まだ残暑きびし過ぎるこの頃には、日本のどこも紅葉してないのでは!! バスツアーに申し込む時は、温泉(できれば源泉かけ流し)、出発日、料金が1泊2日で15,800円以下、という条件からコースを選んでいるので、もう西でも東でも、訪れた事があるところでも無いところでも、宿がボロくても料理がショボくても、紅葉が怪しいミステリーツアーでも全然行っとこう!!


と、言ってもそんなにバスツアーに行っているワケではないんだけど、7月に「1泊2日で1万円ぽっきり」のミステリーツアーに参加した時には、後ろの席に座ったオヤジが「毎月1回、安いバスツアーに参加している」という強者だった。バスツアーの冊子が毎月送られて来るのは、頻繁すぎて紙の無駄なんじゃないかと思っていたけど、毎月必要な常連さんが居たとは驚いた。それも目の前に!! で、「先月のバスツアーは万座温泉だったんだよ〜」などと話をしているうちに、そのミステリーツアーのバスも同じ方面へ向かっていて「また、万座温泉だったりしてな? な? ん? 」などと、オヤジが「ん?」 と思っている間に、正にその万座温泉に到着したので大受け。また同じところかよ!! などと、バスツアー好きはがっかりしない。このオヤジは途中の土産物屋に立ち寄った際に「俺は何も買わない。買ったのはコレだけだ」と、おまんじゅうを1箱振って見せていた。買ってるよ。振らない方がいいよ。


ミステリーツアーの場合、いくつかのヒントがパンフレットに載っていて、取りあえず「温泉に行く事だけは間違いない」という時だけ申し込んでいる。このツアーは源泉かけ流しではなかったけど、3連休なのに「1人参加1万5千円、2人参加1万3千円、4人参加1万円」と、かなりお手頃価格。安っ!! 多分、宿がヤバイに違いない。部屋にトイレがないとか(万座某ホテル)、トイレが狭くて背中に便器の蓋が覆い被さってくるとか(奥塩原某ホテル)、4階の客室までエレベーターがないとか(前のとは違う万座某ホテル)、朝食のコーヒーがゴールドブレンドとか(湯河原某旅館)、朝食のジュースは一杯だけですとジュースを取り上げられるとか(名古屋某ホテル)!!


今回のツアーのヒントは「高原」「郷土料理の夕食」「○○のおやつ」「紅葉先取り」という、全く以てどこにでも当てはまるような内容なんだけど、きっと長野の志賀高原だと考えた。安いんだ。志賀高原のスキー客向けのホテルの夏は。斑尾高原の可能性もあり。以前に泊まった志賀高原のホテルは「これ以上に酷いホテルがあるのか」と、笑いが止まらなくなる強烈ホテルだった事もあり、是非とももういっぺん泊まってみたい。早速、17日出発で申し込んだ。


このツアー会社では、予約の申し込み順に最前列の運転席側、次の人は最前列ドア側という風に前方から交互に席を埋めて行く決まり。前でも後ろでもどっちでもいいだろうと思いきや、冷暖房の効きが強い後ろの席は暑過ぎたり寒過ぎたりするので、真夏と真冬はできれば座りたくない。今まで1度だけ運転席側の最前列になった事があって、やったイッチバ〜ン乗り〜♪ と喜んだのも束の間、最前列はつま先が壁に当たって足下が狭いからダメだ。早すぎず遅すぎず、ほどほどのところで予約しよう。分かるか!! 今回の私の席は後ろから3番目。出遅れたか!!


6時20分に東村山、7時に立川、7時40分に京王八王子の参加者を乗せて、バスが発車・・・わずかに動き出したかという時に、通路を挟んだ隣の席のオヤジがおもむろに、後方へ向けた人差し指をゆっくりとアンダースローで前方に差し「しゅっぱーつ、しんこぉ〜うぉぅぉぅ」と鼻に掛かったイイ声を出したのでギョッとした。だ、誰ですか!? 思わずホームで動き始めた電車が目に浮かんでしまった。オタクさんでしょうか。


添乗員さんが挨拶を終えて、ツアーのオプションのご案内。この日の昼食、2日目の昼食と夕食のお弁当を申し込むか決める。まだ朝の8時だけど!! 2日間とも昼食がオプションのお弁当という事なので、2日間ともにレストランに止まる時間がないハードスケジュールらしい。1日目の昼食、2日目の昼食と夕食、おみやげの注文書が回されるんだけど、ミステリーなのでお弁当の名称なし。詳細なし。写真もなし。全然分からない。





分かるか!!


リンゴパイはやっぱり長野か? 「○○○○○弁当」は、うなぎめし弁当かなー? きのことたけのこ弁当かなー? 分かんね!! 「立寄先でお弁当を買える場所はありません」と添乗員さんが言うので、2日間とも昼食の弁当を申し込んだ。今回のツアーの参加者は43名。いつも温泉に泊まるバスツアーだと平均年齢が60歳くらいだけど、連休中のせいか20代の友人グループや30代の家族参加がちらほら居て客層が全く違う。最近のバスツアーは親が老齢の家族連れや、子どもが幼児から中学生くらいの親子まで、幅広い年齢層の参加者を見かける事が多くなった。


高坂SAで20分間のトイレ休憩後、関越か? 上信越か? ・・・バスは上信越自動車度道へ。やっぱり長野なのか。ここで添乗員さんより最初の立寄先のヒント。「おやつがでますよ〜」分かるか!! おまんじゅうかな〜、おやきかな〜、おせんべいかな〜と「お茶菓子系」を期待して待っていた私は素人で、年寄り参加者たちが口々に「コンニャクだな」「コンニャクでしょ」「コンニャクね」と盛り上がる。ホントかよ!! まだどこで降りるか言ってないのに!! と、思っている間に下仁田ICで降りて「コンニャク」決定。恐るべし、バスツアー常連客。「下仁田こんにゃく観光センター」に到着し20分の休憩。1人に1本ずつみそコンニャクのおやつ。肉が入っていないという「下仁田コロッケ」1ヶ100円を購入。椎茸の細切りが入っていて食感が美味しい。


  
  


食べかけの写真で申し訳ない


それから佐久のコスモス牧場で35分間の自由散策。その後、佐久平PAで15分間のトイレ休憩後、昼食のお弁当とお茶が申し込んだ人に配られる。○○○○○弁当の正体は果たして!? コスモス花弁当だったりして。いやーん、ロマンチック〜!!



  


じゃじゃーん、「コシヒカリ弁当」でした。名前を隠さなくても、どこへ行くか分からないと思うけど?


須坂長野東ICで降りたところで、添乗員さんが次の立寄先のヒントを発表。「次の立寄先はそうですねぇ。紅葉のはしりの穴場のマイナスイオンです。ええと多分、行った事がある人は少ないと思います。階段を降りていくところにあるマイナスイオンです。穴場なんですけど・・・マイナスイオンです。」意訳すると、有名じゃない滝って事ですな。


14時10分にマイナスイオン3連発ヒントの「雷滝」に到着し、40分間の自由散策。紅葉というか、葉が枯れているだけのような気がするんですが? という皆のツッコミの隙を与えず、添乗員さんが「紅葉のはしり」と言いはっていた。言ったもん勝ちという事で。とりあえず滝の音がゴロゴロと雷のような轟音で、滝の裏側に入れる「裏見の滝」とも呼ばれているそう。滝の音はフツーにザザーッって感じだったけど、水しぶきがかなり飛んでくるのでイベント感が満点。雫が天井からポトリと背中に〜♪ 冷てー!! 岩肌から水がかなり落ちてきて、足下はズブズブになっているので靴にご注意を。


  
  



信州中野ICを降りて「フルーツランド」で20分間のお買い物タイム。





巨峰やリンゴや梨などどっさり試食があって右往左往でモリモリ食べる。完熟でひと際美味しい試食があったので、近くにいた同じツアーの人にも教えてあげよう。


私「このナフタリン美味しいですよ〜♪」

同じツアーの人「(一瞬の間を置いて) ああ、ネクタリン?」と試食をパクリ。


間違えた!! ていうか、通じたよ!! ナフタリンって、そりゃ防虫剤だよ。


16時に本日宿泊する温泉ホテルを発表。志賀高原の某ホテル。my殿堂入りの強烈ホテルじゃなかったか、残念!! というか、高天ヶ原温泉(たかまがはらおんせん) という初めて訪れる温泉。平成10年にボウリングされた志賀高原で最も新しい温泉地区で、ホテルが6軒あるだけとのこと。周囲に散策するような場所はなく、温泉街って感じではないもののとても静か。各ホテルの日帰り入浴は500円〜700円。別のホテルの温泉にも入ってみたかったんだけど、16時20分にホテルに到着し、軽く温泉に入って17時半に夕食、その後にちょっと横になって気付いたら20時になっていて仰天し、温泉にもう1度入ってゴロゴロしているうちに時計を見ると22時でまたもや仰天し、そのまま就寝。


温泉は単純硫黄泉で無臭でサラリと軽いお湯。肌がスベスベする。源泉はホテルが並ぶ通りの反対側にある高天ヶ原神社の脇から湧き出していて、半径5mくらいのごく狭い範囲だけ硫黄の匂いがプーンとした。高天ヶ原温泉を目的に訪れる事はもうないだろうけど、格安バスツアーならまた行きたいと思う、という感想。夕食は鍋といろいろ、朝食はバイキング。続く。