ミステリーツアーへゴー!! 出発編

tetsu2052010-02-05

私が暮らす立川駅周辺には天然温泉がなく、30分くらいで行ける近場の温泉施設へ月に1回くらい行っている。で、帰りの電車ではいつも、座った途端にカックンカックンと船を漕ぎビクッ!! と目が覚める…ものの、一秒後には爆睡というのを電車を降りる直前までやっちゃうくらい眠くなるのは何故。いやー、温泉の七不思議。ていうか、電車の床に布団が敷いてあったら寝たいくらい。敷いてないですか、そうですか。


やっぱり温泉の後にはゴロゴロしたいのと、最近やたら寒いので格安バスツアーで温泉へ行こうと思い立ち、1)温泉、2)1泊1万円、3)近場、の3条件で探したところ、源泉掛け流しの秘湯に一泊二日で11,980円という、年初めミステリーツアーを募集中。コレよ、コレ!! 遠い観光地に連れて行かれて、とんぼ返りになる可能性があるミステリーツアーは参加した事がなかったけど、「のんびりゆったり行程」と書いてあるし、1度浸かったら止められない〜出られない〜♪ハマること請け合いの源泉100%掛け流し宿に泊まれるならいいかな、と悩む、迷う、悩む、迷う。行き先のヒントは「男女の浴槽の数」だけ。分かるかよ!!


・・・と思いきや、その後に届いた同社のバスツアーのパンフレットの中に、同じ浴槽の数で源泉100%掛け流しの秘湯宿、同じ出発時間で同じ料金のバスツアーが。コレでしょ、コレ!! 場所は奥鬼怒温泉郷。いいじゃん、いいじゃん、決まりじゃ〜ん。が、しかし、このツアーでは希望の出発日がなかったので、ミステリーツアーで申し込んだ。ここで「アレ? それだけの情報なら違うんじゃないの?」と考えたアナタは賢明な方でしょう。川へ飛び込んでから石橋があった事に気づく私はといえば、気分はすっかり奥鬼怒温泉郷の露天風呂に浸かっていて、そのバスツアーに記載されていた宿のHPをチェック。格安バスツアーでドライヤーと浴衣とバスタオルがない場合があったけど(無いという事前連絡はあった)、宿はフツーに貧相…じゃなくて古いホテルって感じで全然オッケー。


そして出発前夜。添乗員さんからの最終確認の電話があり『行き先は言えないのですが、雪が降る「かも」知れないので、歩きやすい靴で来てくださいね』とのこと。ホントかよ!! 確かに奥鬼怒温泉郷のバスツアーの写真にも雪が写ってる。雪かー、寒いなー、でも露天風呂は気持ちいいだろうなー、などと呑気に考え、帽子と手袋は持ったが、傘は持たず、マフラーも置いていき、普段東京にいる時と同じ服装で出発。だって天気予報でその辺りは「当日も翌日も晴れ」って言ってたから。


そして数時間後。まだ行き先も分からないまま刻一刻と降り積もる雪にビビリはじめた頃、トンネルを抜けるとそこは雪国だったのでした。ちょっとちょっと添乗員さん、降る「かも」じゃないよ大雪だよ、昨日今日降ったって感じじゃないよ、ソフトバンクは圏外だよ、ていうか、奥鬼怒温泉郷じゃないよー!! 続く。