冬のリビエラ

Wii Fitを買った。どのゲームも説明書を読まずにいきなり遊べて楽しい。以前に書いたが親類の結婚式が10日後にあり、手持ちで唯一披露宴に着られそうな、大昔に買ったワンピースがキツキツなだけに、筋トレして10日で身体を引き締めよう!! と、花嫁でもないのに気合いを入れてみたが、ま、予想通り、頑張ったのは最初の3日だけで、残り7日はバランスゲームばかり。


そんなワケで、結婚式のため初めて逗子へ行ってきた。逗子と聞いても“逗子マリーナ”と“ユーミン”くらいのイメージしかないが(それも映像は浮かばない)、場所は「シーサイドウェディング リビエラ」というところ。冬にリビエラ? 冬のリビエラ!? 冬のリビエラとくれば森進一!! ふ〜ゆのリヴィ〜エラ〜♪誰か洒落で歌うかも知れん。と、思ったが、別れの歌だったか。惜しい!!


ていうか、このクソ寒い冬に、何故にシーサイドでウェディング!! 鼻水出ちゃうよ。グーグルアースで逗子駅から海岸線を見てみると、Rivieraと書かれた寒々しいプールですぐに分かり、寒風吹きすさぶ絵ヅラが目に浮かぶようだ。こんなイチかバチかの会場を選ぶとは、雨が降ったらどーなる? 幸い快晴だった。ふぅ。遊びで会う度に100%雨を降らせてきた伝説の雨男、watariさんが一緒じゃなくて良かった(雨ネタには欠かせないので登場させてみた)。


挙式は2時50分からで、土日祝のみ鎌倉駅から15分間隔でシャトルバスを運行とあったので、その前に鎌倉駅で軽い昼食と、ついでに鶴岡八幡宮へ行く事にして早めに家を出た。服に飛んだり跳ねたりする系はヤバイのでパンにするつもりでいたが、鎌倉駅に近づくにつれ、いやいや、披露宴は大皿にちんまり料理かも知れないし!! というより、お腹が空いて気が遠くなり、迷わず親子丼を食べた。やー、満腹、満腹、もう食べられませんな。満腹になるまで食ってどーする!! マズイ、マズイ、歩いてお腹を空かせよう。ところが、ブラブラと試食しながら歩いているうちに、鶴岡八幡宮へ寄る時間もなくなった。まっすぐ向かえって。鳩サブレーの試食もなくて残念だ。買えって。


シャトルバスの乗り場は、鎌倉駅東口を出て正面の7番。招待状に同封されていた案内や公式サイトに時刻表がなかったので書いておくと、8:00から15:00までは「00、15、30、47」、16:00から21:00は「02、15、32、47」運行。電車を利用する人は少ないのか、たまたまこの時間帯がそうなのか、車内はどう見てもリビエラ周辺の住人だろうという買物帰りの人たちで満席。約7分と書いてあったが、道路は狭く混雑していたため20分かかり、初めて見た逗子マリーナは建てたばかりのようにキレイだった。ホントか!! いや、目が悪いので自信ないがキレイに見えた。


クロークにコートを預けると、「会場まで90mほど屋外を歩きます。」との張り紙が。ホントかよ!! ああもう、雨が降らなくてホントに良かった。ところで今回、集合写真を撮影する部屋で親族紹介があった。なんだそりゃ、初めてだ。両家の親族が向かい合って並び、新郎と新婦の父親が1人ずつ続柄と名前を言っていく。名前が出てこなかったり、「あー・・・あれだ、○○さん? 」と確認しながらだったり、父親の妹の夫やら、父親の妻の兄の妻だったりと脳内家系図変換が必要で、時間が掛かるだけで全く記憶に残ってない。ちなみに「新婦の父親の兄の妻の父親」さんが1番遠かった。誰なんだ、いったい。


写真撮影後は90m歩いてチャペルへ行き、挙式が終わると今度はマイクロバスで披露宴会場へ移動。リビエラは開業4周年という事でとてもキレイで、まっ白けの建物にまっ青けの地面のコントラストがまた、真冬の目玉に寒い。とはいえ、海風がビュービュー吹きまくり、髪の毛がボーボーになる事もなく、寒い事は寒いが、寒い事は寒いが、寒い事は寒いが、寒いぜコンチクショーだったが晴れていたので、フラワーシャワーもキレイに撮れた。


 親子丼が胃袋にのしかかり満腹で挑んだ料理は、葉山の素材にこだわった前菜や葉山牛のローストなど、生魚が食べられない私には、今まで食べた結婚式の料理の中で1番美味しかったので残さず平らげ、デザートバイキングでケーキも3つ食べた。午後なら披露宴の最中に窓から沈んでいく夕日が眺められるし、暗くなってからはデッキがライトアップされて、なかなか素敵な会場だった。・・・真冬、雨、台風じゃなければ!!