膀胱炎

あの日あの時あの場所で君に会えなかったら〜♪というワケで、膀胱炎は突然に!一昨日、膀胱炎で泌尿器科に駆け込んだ。


膀胱炎の主な症状は、頻尿、残尿感、排尿痛、血尿。昨年の健康診断で要精密検査となっていたのだけど、映画の途中でトイレに行く事もなく、目に見える血尿が出ていた事もなくて、一昨日の夕方まで全く自覚症状は無かった。それが、16時頃に尿にうっすらと血が混じってる? と気づいてから症状がつるべ落とし。


30分も経たないうちに強烈な尿意がきて、さっき行ったばかりなのに変だなと思いつつ、今度ははっきりと血の筋が見えた。量も50ccくらいしか出ない。しかも尿を出し切る直前に少し痛む。鮮やかな赤い血だったため、生理の不正出血ではないと思うけど・・・痔か!痔になったのか、私!いや、痔の出血の色は知らないんだけど。


下腹部などに特に痛みはなく様子を見ていた17時半頃。トイレに行って戻ってすぐに尿意があって何も手につかなくなる。膀胱がパンパンの感覚なのに30ccくらいしか出ない。排尿の時に尿道口が強烈に痛い。なんだ、どうした、どうなってる!これは、Eテレの健康番組で観た膀胱炎に違いない。


次第にごく少量しか尿が出なくなり便器の中は血の池地獄に。犯行現場か!近くの泌尿器科の診察時間を確認して病院へ向かう。尿意は10分間隔。10分間隔で尿意があるのではなくて、ずっと我慢し続けている状態で、我慢しきれなくなるまでが10分。


病院まで徒歩10分。持ちこたえられるのか、私の膀胱。途中の歩行者信号が赤になったばかりで叫びだしそうになる。病院に着き、エレベーターのボタンを連打、連打。カチカチカチカチカチ、早く、早く!


18時10分頃に到着。受付で保険証を出した時には膀胱が息も絶え絶えで、初診の問診票を書く前に先に採尿させて欲しいと頼む。待っている間に何回も出ると思うが量が少ない。健康診断と一緒で最初と最後の尿は入れない。尿の量は20ccくらいしか出ない。コップに出した尿は、透明感ゼロの真っ赤っ赤の真っ赤っ赤!



だいたいこんな色だった。


10分置きにトイレに行きながら待つ。排尿の度に眉間にガッと皺が入るほど痛む。痛さのイメージは、傷だらけの尿道からお酢が出てきているような感じ。滲みるを通り越してぐうぅぅぅぅぅぅとくる。目玉に炭酸飲料とか、目玉にレモン汁とか、目玉にワサビ醤油とか。


19時を過ぎると、便器から立ち上がった瞬間にもう切迫した尿意が。もはやトイレを1つ貸切状態。膀胱に一刻の猶予なし!患者さんは番号で呼ばれる方式で私の番号は22番。待合室へ戻ると、19番が呼ばれ、20番が呼ばれ、21番の人が診察室から出てきた。早く、早く、早く。


「22番の方、22番の方、診察室へお入りください。」と看護師さん。ハイハイハイハイ、私です、私です、私です!(心の声)


診察室で椅子に腰掛けると、カルテにざっと目を通した医師が名前を確認する。私の名前じゃなかった。私の名前じゃなかった!


気が急くあまり29番と22番を聞き間違えた。聞き間違うにもほどがあるだろ!29番の人も私が勢い良く立ち上がったのを見て、え?自分の番号だよね?と驚かれたに違いない。ていうか、19、20、21番と呼ばれて、何で次が29番に!


そんなこんなで採尿検査の結果「膀胱炎ですね。」というワケだ。7日分の抗生物質を処方された。雑菌が膀胱で増殖しているので、水を沢山飲んで菌を排出すれば数日で治るそうだ。で、昨日にはもう、かなり排尿時の痛みが和らいだ。結論としては、要精密検査は受けておけ!膀胱炎痛すぎ!抗生物質スゲー!という事です。