旅行02 荷物編

旅先と日数が確定したところで、あとは必要品の用意&お買いもの。荷造り大好き、ラリラリホー!!


今回の旅は、春の日本→高温乾期のカンボジア+高温多湿のベトナムなので、かさばる衣類も超らくらく。着ていく服以外には、上下1セットしか持っていかなかったけど全然大丈夫。唯一の悩みどころは、機内持ち込み量に制限のある液体類。荷物はリュック1つで行くので、液体類は規定サイズに入る量しか持っていけない。


規定サイズとは、「縦×横×マチ=40センチ以内」の、「再封入できる透明の袋」の中に、「100ml以下の容器」に小分けして入れるというもの。120g入りチューブに半分残っている歯みがき粉を持っていく、というのはダメなのだ。めんどくさっ!!


開け閉めできる透明袋といえば、ご存知ジップロック。ご存知だけど滅多に使う事がないので、大急ぎで買いに行く。それぞれが微妙に大きさの違う「中サイズ」の3タイプなら、どれでも規定サイズ内に収まる。マチはあった方が便利なのか、ない方が詰めやすいのか。ジッパー付きのものは使いやすそう。どうなの? ジップロック!! ジップロック素人なので、スーイスーイと開閉が魅力的な「ジップロック イージージッパー 中」を買ってみた。これが大失敗。


荷造り中に何度か開け閉めしたのが良くなかったのか。旅の初日の空港で、ジッパーを右へ左へ閉めても開けても、右へ左へ閉めても開けても、右へ左へ閉めても開けても、開いたら開いたまま、閉じたら閉じたまま。どうしてこうなった。袋の口が閉じていても、いつの間にかバッグの中で袋が開いてしまう。なんだコリャ!!


ぎっしりギュウギゥウに詰め込んで、何度も開閉するような場合には、イージージッパーは不向きではないかと思う。注意されたし!! 小分け容器は、無印良品の柔らかチューブタイプを購入。最後まで使い切れるので、中身が足りなくなりそうで心配な時など、使用量の調整がしやすい。


ジップロック イージージッパー 中」17.7cm×20.3cm。



入る量は、厚さ2.5センチの文庫本2冊分くらい。


液体類は、サラサラ〜とした水っぽいものだけじゃなく、ジェルも、エマルジョンも、ゲルも、クリームも液体扱い。マスカラ、グロス、ジェルライナー、クリームアイカラーやチーク、エマルジョンタイプのファンデーションも液体ということ。ほぼ固まっているようなものなのに!!
※機内持ち込み手荷物の話。カウンターで預ける受託手荷物は問題なしです。


化粧品は持っていかなくてもいいけど、ホントはよくないけど!! 安いホテルなので、シャンプーと洗濯洗剤と歯みがき粉は持っていきたい。取りあえず、粉末で代用できるものを探す。


青いお空が欲しいのね〜飛ばしてごらん! シャボン玉〜♪ シャボン玉せっけんから、パウダーシャンプーが販売されているので、ボトルで持っていく。このパウダーシャンプーは、顔・髪・身体・洗濯まで使える、一石四鳥のスグレモノ。パウダーシャンプー、バンザイ!! 洗顔ネットがあれば泡立ち抜群。ていうか、顔を洗うには洗顔ネットがないとまるで泡立たない。液体の石鹸シャンプーより髪がきしまない。


パウダーリンスの方はちょっと面倒くさい。洗面器にパウダーリンスを適量入れて、お湯で溶かして髪につけて2〜3分置く。洗面器のないホテルで使うにはどうしたものか。スーパーの買物袋に頭を突っ込んで、浅漬けの素のように髪の毛を揉み込んで使った。ドラッグストアで販売している、クエン酸パウダーの方が安くて容量も多い。旅行1週間前から試して、使用量のチョイ多めを持っていく。

シャボン玉 パウダーリンス ボトル 150g

シャボン玉 パウダーリンス ボトル 150g


※シャンプーとリンスのボトルは、空港のX線検査でバッグから出すよう指示される。うっそ、ヤバイものだと思われたらどうしよう。これは石鹸なんです!! 動揺のあまり挙動不審でボトルを差し出すと、振って中身が液体ではないと確認しただけで通された。


いよいよ液体類に取りかかる。私の最優先は、ソフトコンタクトレンズの洗浄保存水。これだけで200mlは必要になる。コンタクトレンズのケア用品は「医薬品」の扱いとなるため、液体類の持ち込み袋に含まなくていいのだけど、それは「機内で使用する量に限られている。」分だけ。機内用として認められる量といえばせいぜい20ml程度。無理、無理、全然無理。


目玉が乾くので点眼薬も50mlは入れたい。芸能人は歯は命というCMがあったけど、中年以降は歯ぐきが大事。歯みがき粉も持っていきたい。洗口液も持っていきたい。腰が痛いのでバンテリンも持っていきたい。スキンケア用品は、ほとんどが液体なのにどうしよう。何をどう減らせばいいか悩むー。


  
今回は、1日使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズを持っていく。



ボシュロム バイオトゥルーワンデー」
http://www.biotrue.jp/
ソフトコンタクトレンズ使用歴30年にして、最も潤う、最も快適、最もお勧めしたいレンズ。レンズで目を覆っているという違和感が全くない。いまだかつて経験した事のない自然な装用感。裸眼でいるよりも目が乾かないし、疲れない。


普段使っている常用タイプの「アイミースーパーソフト」は、レンズの薄さが0.035mmと断トツの超薄型レンズ。「バイオトゥルーワンデー」の中心厚は0.1mmなのに、「アイミースーパーソフト」よりも薄く感じるほど軽い。


高機能なのは間違いないけど、一番の難点は価格。「ボシュロム バイオトゥルーワンデー」は、30枚入/箱で3,430円。そこそこ高保湿タイプのワンデーが、ネットでまとめ買いなどすれば2,000円以内で買えるので、常用するには高すぎる。


あと気になった点は、指に乗せた時にレンズが大きく感じること。いつもはレンズを指に乗せて目に近づけた時に、自然と吸い付いてくれるように簡単に装着できるのに、「ボシュロム バイオトゥルーワンデー」は、うまく目玉に乗ってくれない。装着してしまえばズレる事はなく問題なかった。度数も「−9.00」までしかなく、強度近視の私には少し足りない。


「アイミースーパーソフト」の直径は、13.5mmと14.0mmの2種類。目玉に乗せるものだけに、数ミリの違いがケタ違いに大違い。私の場合、このサイズが最も装着しやすく、ズレにくく、外しやすい。


旅行などで時々使っている「ワンデーアキュビュー トゥルーアイ」の直径は14.2mm。“コンタクトレンズはここまで裸眼に近づいた” というコピーに偽りなく、夕方でもまずまず快適な装用感。価格も2〜3千円と手頃。


ボシュロム バイオトゥルーワンデー」の直径も14.2mmなので、トゥルーアイと同じだけど、装着しづらいせいかレンズが大きく感じる。長時間装用の快適さでは、バイオトゥルーワンデーの方が瑞々しくて優れていると思う。“裸眼に近づいた” の更に上をいく、『裸眼を追い越した』と言ってもいいくらい。取り外す時にも、目玉に貼り付く事はなく、スルリと簡単に外れる。



コンタクトレンズと点眼薬だけで規定袋の半分。まるで入りきらないんですけど!!



入れて、出して、増やして、減らして、入れ替えて、詰め替えて、諦めて。悩みに悩んで、迷いに迷って、絞りに絞って、なんとか規定サイズの袋に押し込んだ。野菜の詰め放題のように袋がパツンパツン。


持参した液体類

1) 1日使い捨てソフトコンタクトレンズ36個
2) 点眼薬5ml×7本(最後に1本追加で袋にねじ込んだ)
3) 歯みがき粉50g
4) ニベア50g
5) 日焼け止め顔用30g+身体用50g
6) リキッドタイプの口紅
7) メイク落とし1ml×15包
8) ヘアクリーム70g
9) 洗顔の後はコレ1本の乳液。40g×2本


最終的に荷物はこんな感じで。

1) Tシャツ1枚、シャツ1枚、ハーフパンツ1枚、下着2枚、靴下2足
2) 水筒
3) ポケットティシュー3個。所々のトイレで必要になった。
4) 膝サポーターと腰サポーター。身体のあちこちがガタガタで。
5) ラムネ菓子いろいろ。
6) ウェットティシュー3個。あちこちで使った。
7) 虫よけシール。虫がいなかったので使わず。
8) 扇子。連日大活躍。
9) 歯ブラシ、洗顔ネット、サングラス、酔い止め薬15日分、龍角散、洗濯ひも、折り畳みコップ、ブロワー、レンズ拭き、ミニ懐中電灯など。
10) 液体類


11) mont-bell「クイックドライタオル」2枚。乾きが早いので、海外旅行に絶賛お勧め。



 
12) 入浴剤14袋。1回100円以内のお手頃価格ながら、若干の温泉効果を感じる優れモノ。ボトルタイプも2種類新発売。私の好きな順番は、黒ボトル、白ボトル、森林(緑)、ゆず(黄)。桜と大樹(赤茶)は匂いが嫌い。



  
13) 粉末シャンプーとリンス
14) お菓子
15) 300US$


   
16) 旅の計画表。ガイドブック2冊は自炊してタブレットを持っていく。



リュック1つにギュウギュウ押し込んで、ちょうど5kg。
当日に入れるものは、スマホタブレット、カメラ、充電器、財布、メガネ。帰宅後はちょうど2kg減っていた。


■お勧めグッズいろいろ


※あれば快適、なければ辛抱
1) 「偏光レンズのサングラス」
四方八方から絶えず眩しいのでサングラスは必須。裸眼より景色がクリアな偏光レンズで。


2) 「帽子」
脳天から煙が出そうなくらい日差しが強烈なので、風通しの良いもの、手洗いできるもの。


3) 「ブロワーとレンズ拭き」
カメラレンズ、サングラス、メガネの淵という淵が赤砂まみれになる。


4) 「底にホールド力のある丈夫な靴」
今回の旅で履いた、メレルのジャングルモックは絶賛お勧め。急勾配の階段が多く、地面も遺跡の石も熱くて上りづらい。靴下を履いていても甲が焼けて熱いので、わりとしっかりした靴がいい。

いつものサイズより0.5cm大きいサイズを選んでください。


5) 「トイレ用の紙と、トイレ紙を捨てる携帯ゴミ袋と、ウェットティシュー」
トイレ紙を捨てるゴミ箱がないとショックでかい。手洗いの水道も出ない場合があったので、ウェットティシューがあると安心。


6) 「見逃したくないものを厳選して簡潔に書いたメモ」
今回の旅ではガイドブック2冊を自炊したタブレットを持参。時間がある旅なので、見所をもれなく鑑賞するつもりでいたところ、屋内はかなり暗く、屋外は眩しさで画面を見ていられなかった。寺院遺跡のほとんどは直射日光で、日陰が狭く、地面からの熱い照り返しで眩しさも5割増しで強烈。これほど暑さで消耗するとは考えておらず、見逃したくないものを厳選しておけば良かったと思う。


7) 「リネンの長袖シャツとゆるゆるロングパンツ」
日差しが強いので肌の露出は極力少なく。服から露出している箇所が分かるくらいヂリヂリ焼ける。ゆるゆるで極薄の羽織ものも便利。エアコンで寒いと感じた店は1回だけだった。


※あれば快適、なければ無いで何とかなる
8) 「日焼け止め」
最初の日は全身もれなく塗ったけど、すぐに大量の汗できれいさっぱり流れ落ちてしまう。2日目からは面倒くさくなって塗るのを止めてしまった。日陰の少ない屋外では汗がひかず塗り直しにくい。日焼け止めよりも、服装で対応した方が良さそう。


9) 「度の入っていないメガネ」
トゥクトゥクに乗っている時に猛烈に目玉が乾く。日中はサングラス、夜は度なしメガネで、埃よけと目の乾燥を防ぐ。


10) 「防腐剤フリーの点眼剤」
トゥクトゥク乗車中は、照り返し、砂埃、強風の目玉三重苦。防腐剤フリーで1日に何回でも使えるものを。


11) 「洗濯ひも」持参したのは5m。


※めんどくさがり役立ち系、なくても困らない
12) 「外側に500mlペットボトル2本を収納できるリュック」
かなり頻繁に水を飲むので、外側に収納ポケットがあるバッグは取り出しが楽。ショルダーバッグは、急勾配の階段で遺跡にしがみついて上る時に、いちいち前にずり落ちてくる。


13)「サングラス紐」
かなり頻繁にサングラスをつけて外して、つけて外して、つけて外して面倒なので便利だった。大量の汗をかくのでチェーンより紐の方がベタつかない。シャツに胸ポケットがあれば不要。


14)「帽子クリップ」
トゥクトゥクの屋根越しに日差しが強いので、帽子を被ってクリップで飛び防止に。観光していて風が強いと感じたのは「プノン・バケン」の時くらい。


15)「使い捨てマスク」
トゥクトゥク乗車中の埃よけにいいというレビューを読んで持参したけど必要なかった。郊外遺跡「ベンメリア」へ行く裏道が激しく荒れていて、その時に使ったくらい。就寝時のエアコンで喉が乾燥するので、あれば快適。


14)「龍角散スティック」喉がすっきり
15)「折り畳みできるプラスチックのコップ」宿泊したホテルにコップがなかったので。




16)「ペンライト」
夕食後にホテルまで歩いて帰った時に1度だけ役立つ。近くだからと油断したら、ホテルへ向かう路地が写真のような状況。一寸先は真っ暗け!! ペンライトの小さな灯りを頼りに、死ぬ気で全力疾走した。ホテルでは毎日のように数時間の停電があったものの、日中だったので使わなかった。


17) 持っていかなかったけど「日傘」。寺院遺跡では使用禁止。長い参道を歩く時以外には、あまり役に立ちそうにない。荷物になっても構わない人で。
18)「双眼鏡」いま双眼鏡を持っていれば!! と思った時は「バンテアイ・スレイ」の1度だけ。
19)「虫よけシール」手荷物液体制限があるのでシールタイプを持参したが、まったく虫がいなかった。