旅行01 カンボジア・ベトナム旅行

4/19からGWに引っ掛けて、カンボジアベトナム旅行に行ってきました〜♪ パフパフー!!


旅行以前のカンボジアで思い浮かぶ事といえば、焦茶色のアンコール・ワットの正面写真とか、巨大なタコの足みたいな木の根が食い込んだ寺院遺跡とか、タイかベトナムで乗り継ぐとか、日数は5日間くらいとか、名前だけは知っているアンコール・トムとか。ツアー会社のパンフレットのイメージか。今回のカンボジア10日間の旅を振り返ってみて、感想はただひとつ。カンボジアは暑い。カンボジアの暑さは容赦なかった。


旅先をなんとなく決めたので、チケットを予約してから気がついた。この時期のカンボジアは乾期で、1年のうちで最も気温が高かったのだ。暑いのは苦手なのに!! とはいえ、東京の夏の逃げ場のない暑さと違って、カラッと開放的に暑そう。自然の限度内で暑そう。多分、大丈夫そう。自然の限度内の暑さって何だ。呑気に旅立った自分の脳天を氷山でカチ割りたい。


乾期のカンボジアは、日の出前の真っ暗けの時間から既に暑く、日中も火炎地獄の日射パワーが強烈に暑く、日が沈んでからも一息つく事なく、地面からこみ上げてくる熱で引き続き暑かった。身体がしぼんで、縮んで、溶けそう。あまりに暑くて自分の危機。日々、自分滅亡の危機に直面していた。


サングラスをしていても目が眩む直射日光の強さに、幾度となく頭の中が真っ白になった。・・・ここはどこだ!? うっすら霞む三途の川に向かって、ふらふらと歩きかける。渡っちゃダメだ。戻ってこい、私。もはや、自分が地獄の“かまど”から抜け出せなくなった、ピーマンの肉詰めのよう。地獄にかまどがあるのか知らないけど!!


壮大な寺院遺跡を目の当りにして考えていたのは、水とエアコンと北極と冷凍庫のことばかり。飲んでも、飲んでも、飲んでも、喉が水をはじいて乾きが止まらない。胃に届いて細胞に滲み渡る隙もなく汗になり、焼石に水。焼けた自分に水。バケツで水を飲み続けたい。旅行中、特に外国ではトイレの場所を確認してから観光するビビリな私も、カンボジアではトイレの心配をしなかった。


そして、カンボジアとは違う方向で身体がきつかったのがホーチミン。ミストサウナの中かと思うほどの湿度地獄で、じっとり浮かぶ汗で身体が湿気てくる。もはや、自分が地獄の蒸篭で蒸された小龍包のよう。地獄に蒸篭があるのか知らないけど!!


■『4月19日(土)出発→ホーチミン1泊→20日〜29日カンボジア10泊→30日〜3日ホーチミン3泊→機中泊→5月4日帰国、16日間の旅』
大雑把な旅費総額 152,131円
立川ー成田リムジンバス往復 7,200円
往復航空券(空港使用料・燃サ含む) 58,230円
ホーチミン1泊 2,014円
シェムリアップ10泊 10,720円
ホーチミン3泊 6,967円
カンボジア滞在費40,000円
ホーチミン滞在費27,000円


昨年のGW沖縄旅行記は年末ぎりぎりの更新となり、いつの話だよ!! となったので、今回は早めに更新する予定。ところが、主にめんどくさいという諸事情により、あっという間に6月。いつの間に!! すみません。言い訳から入るダメ人間なもので。


[昨年のあらすじ]
4月のある夜、GWは海外旅行へ行くぞ!! と思い立ち、唐突に探し始めるが、唯一の条件が「全部で10万円で何とかなる国で。」という手広い絞り込みに訳が分からなくなり、そういえば行ってみたかった気がするベトナムに決まり。ベトナム気分が急上昇で盛り上がったのは一瞬で、パスポートの有効残存期間が切れていた事に気づき、巡り巡って沖縄へ変更。先に確認しようよ、私!!


気を取り直して、そうと決まればベトナムの敵を沖縄で討つ!! エアーとホテルの予約を済ませ、呑気に構えていた矢先、成田空港の利用には本人確認証明が必要だと知り、運転免許証のない私はパスポートを取得するハメになる・・・続きは沖縄旅行編を読んでください。


と、いうワケで、今年はパスポートの有効残存期間も残り放題、心配無用。キャー!! どこに行く? どこに行く? どこに行く? まずは、昨年と同じく世界最大の旅行予約サイト「Expedia(エクスペディア)」でざっくりと検索。Expediaは簡単、安い、早いので超オススメです。


http://www.expedia.co.jp/
手始めに「7日間、1都市滞在、5万円」の条件で検索する。こだわりが皆無なので上から順番に見ていくと、真っ先にバンクーバーが予算内で行ける。バンクーバーいいじゃ〜ん。美味しそうじゃ〜ん。ハンバーガーじゃないよ!!


バンクーバーに決めようと思うが、バンクーバーって何があるんだろう。オリンピックを開催していたような気がする。検索してみたら、バンクーバーはカナダの人気都市。なんと!! 「スタンレー・パーク」という、でっかい公園が有名らしい。他は? 他は? うーん、自然がウリのようです。早速、スタンレー・パークを観光している脳内イメージが、急上昇に盛り上がっていたところ、燃油サーチャージが旅費と同じくらいかかると知り、急降下で現実に連れ戻される。さよなら、バンクーバー


ヨーロッパは全然ダメだ。燃油サーチャージが安いアジアで探す事にする。アジアに絞って上から順番に見ていくと、カンボジアが楽しそうな感じがする。そういえば、ベトナムに行きたかったんじゃなかったっけ。あれは去年の話で、今年のGWの気分はカンボジアだ。えーと、カンボジアってどこだ。タイとか、ベトナムとか、ミャンマーとか、ラオスとか、ランボーが潜んでいそうなその辺り。


Expediaでエアーとホテルを予約すると超簡単らくらく。一都市滞在or二都市滞在を選択→出発地→目的地(都市)→日付で検索→ホテル名がズラズラズラ〜と出てくるので、安い順か、高い順か、人気の順に並び替えてホテルを選択→追加オプションなどを選んで決定。


アンコール・ワット』のある都市<シェムリアップ>の1都市滞在→ホテルの料金を安い順で並び変える。ミニホテルの1室が千円〜2千円くらい。


それならもう1泊増やしてみようか。調べてみると、連休中の前半は安いが、5月4日以降の帰国便になると途端に高くなる。そりゃそうだろうけど、1日帰国便を遅らせるだけで2万円くらい高くなってしまう。1日だけなのにこんにゃろう!!


帰国日がダメならばと、出発日を早くして日数を増やしてみる。これなら数千円単位となり、ほとんど料金が変わらない。今年はGWにくっつけて2週間まで行けるので、調子に乗って10日間、12日間、14日間、と出発日を1日ずつ前へ延ばして旅費をチェック。行けるだけ行っとこう作戦で。


カンボジアへは直行便がないため、乗り継ぎの都市をどこかに選択しないと次の画面に進めない。バンコク、韓国、ベトナムなど。ベトナムがあるじゃないか!! ちょうど良かった。ベトナムにも寄っておこう。どうりで海外パックツアーのパンフレットを見ると、ホーチミンアンコールワット観光がセットになっているものが多いと思っていた。直行便がないからだったのか。この時に知りました。今更かよ!! ベトナムハノイホーチミンを選べる。


ストップオーバーでベトナムに何泊か泊まって観光したい。エアーは追加オプションで、ベトナム航空を選ぶ。日本→ホーチミン2泊→カンボジア10泊→ハノイ2泊→日本、という流れで旅をしたい。ところが、Expediaで何度やってもストップオーバーの都市を2ヶ所に入力出来ない。何故か最初から入力し直しになってしまう。なんでだ? コンチクショー。20回くらい挑戦したけど、どう頑張っても入力出来ないので諦めた。カンボジア観光で疲れている事を考えて、ベトナムホーチミン1都市に決めた。


後はホテルを探すだけ。ざっくりと見た限りシェムリアップのホテル料金。
松(1室2万円以上)・竹(1室1〜2万円)・梅(1室4千〜1万円)・ハルジオン(ミニホテル/1〜3千円)・たんぽぼ(B&B/千円)・ぺんぺん草(ゲストハウス/数百円)


お手頃価格のハルジオンクラスのホテルを、片っ端から検索、検索、検索。バスタブは欲しい。騒音でうるさいのはイヤ。かと言って不便な立地は面倒くさい。虫は勘弁してー。なにを贅沢を言っているんだよ!! すみません。ほんとすみません。


お洒落に写っている画像を信用しないようにしつつ、片っ端からレビューを読んで、読んで、読みまくる。男性1人旅の評価などは、期待の方向性が違うのでいまいち当てにしない。虫とか平気そうだし。PC画面を見続けて目玉が千切れそう。あちこち疲れて、自分基準が分からなくなってきた。もう、どこでもいいや。いやいや、そりゃまずいだろう。結局のところ、最初にピンときたものが1番良かったの法則に従って、外観が素敵に写っていてバスタブのあるホテルに決めた。画像を信用しないと書いてから、4行しか経ってないけど!!


ホーチミンのお手頃価格帯のホテルは1室3千円くらい。もう少し安いホテルにしたい所だけど、毎晩、夕食を食べに行く事を考えて、街の中心部のホテルを選んだ。


その後、往路も復路もエアーの変更に次ぐ変更メールが届く。「□□便から▲▲便へ変更になります。変更を承諾しますか?」というもの。多少の変更は織り込み済みなので、その都度承諾する。結局、6〜7回ほど便名変更のメールがきて、初日のホーチミンが深夜到着便に変更。安チケットの予想通りの展開なので、これが最後の変更だと思う。実際に最後だった。


到着日は空港近くのホテルを1泊追加で予約。帰国日も3日から4日の早朝便へ変更。行きは遅し、帰りは早し。ホテルをもう1泊追加して、出発までのんびりしようと思ったけど、いやー、まだまだ変更があるかも知れない。そうこうしてる間に出発日が近づく。


1) 「パール パレス ホテル」ホーチミン1泊
http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g293925-d2329885-Reviews-Pearl_Palace_Hotel-Ho_Chi_Minh_City.html


2) 「V&A Villa」シェムリアップ10泊
http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g297390-d3650638-Reviews-V_A_Villa-Siem_Reap_Siem_Reap_Province.html


3) 「Ho Sen 2 Hotelホーチミン3泊
http://jp.hotels.com/ho404304/hosen-2-hoteru-ho-chi-min-betonamu/


ピッピッビーッ(笛の音)、大変だ、大変だ、大変だ!! カンボジアには観光ビザが必要だった。うっそ、めんどくさっ、めんどくさっ、めんどくさっ!! なんか急にカンボジアへ行くのが面倒くさくなってきた。って、どれだけ面倒くさがりなんだ。


カンボジアの空港でも、短時間で簡単に取得できるようだけど、万事ビビリな私は日本で用意しておきたい。取りあえず、カンボジア大使館のサイトを覗いてみると、今どきはオンラインで申請できる「e-Visa (※)」というものがあったのだ。e-Visa、バンザイ!!


http://www.mfaic.gov.kh/
カンボジアの外務国際協力省がオンラインで直接発行する観光ビザで、外務国際協力省の公式ウェブサイトのみで申請が可能。


■オンライン申請に必要なもの
1) パスポート
2) クレジットカード
3) 写真のデータ(携帯電話撮影可、1MB以内)


https://www.evisa.gov.kh/
支払いはクレジットカード決済のみ。パスポート番号など必要項目をさくさくと入力し、メールアドレスを登録する。これだけ? これだけでOK。「3日以内にメールにて観光ビザを受け取りください。」と書いてある。そんなに早くてホントかよ!!


 
申請の翌々日に、PDFファイルを添付したメールが届いた。ホントにきた!! 2枚プリントするように記載されている。現地では1枚しか提示しなかった。
※私が申請した2014年4月の時点では20+5US$。いつの間にやら料金改定していて、2014年の年末の時点では30+7US$に値上がり。