川治温泉へゴー!! 前編

2泊3日19,980円のバスツアーで、川治温泉に行って来た。
1人参加で相部屋でも、2〜5人1室でも同料金の今回は、1人参加のジジイ2人を含む39名。ていうか、川治温泉ってどこ? と、直前に調べる始末の私なので、今回初めて知ったが栃木県。鬼怒川温泉のちょっと先という感じ。って、それじゃ川治温泉に失礼か。合併して日光市になったらしく、町のあちこちの看板が訂正されていた。


バスツアーと言っても観光などは付いておらず、羽生でトイレ休憩、龍王峡で自由昼食し、13時頃にホテルに到着し客を降ろすと、バスはその日に帰る客たちを乗せて戻るという、ウマイ事考えた効率の良いもの。安く利用しといて何だが、大丈夫なのか、運転手!!


これが大丈夫じゃなかった。八王子、立川、東村山の3カ所で客たちを乗せて、所沢インターまでスーイスイと快調、快調。これは早く到着するかもよ〜? と、思いきや!!


運転しないどころか免許も持っていない、地図も読めない恐ろしく方向音痴な私は気づかなかったが、手摺を掴んで身を乗り出していたジジイたちが居たところを見ると、みんなは内心びっくらこいていたに違いない。所沢から大泉方面へ行くところを、運転手は川越方面に向かっていたのだ。ホントかよ!!


少しして添乗員がマイクで説明。「運転手さんがうっかり間違えまして、只今、高速を逆走していますが、羽生でのトイレ休憩も予定通りですので、ご心配いりません」とのこと。添乗員も慌てているのか、逆走ではなく目的地とは逆の方面に走っているだけ。アンタ、逆走してたら大変だ。


結局、川越で降りて一般道を走る事になったのだが、今回は足腰弱い年寄りたちが多く、以前に参加したバスツアーでは、途中でトイレの看板を見たオバちゃんが「いま看板あったでしょ、止めてー」と、唐突にトイレ休憩を作った事もあり心配!!


が、トイレ止めてオバちゃんもおらず、どこをどう走っているのかハラハラしたが、渋滞する事もなく羽生で高速へ戻り、多分、40分遅れくらいで羽生PAでトイレ休憩。ふぅ。とはいえ、運転手はすっかり信用を無くし、また間違えるのではないかと心配するオバちゃんたちは出口の度にチェックし、ジーさんたちも手摺を両手でがっちり握って身を乗り出して、背もたれに背中を付けているヒマもなし。のんびり寝て行くどころじゃないよ!!


さすがにもう間違える事もなく、帰る客たちをホテルに待たせているため、昼食時間が10分削られてコンチクショーだったが、ほとんど時間通りにホテルに到着した。後編へ続く。