肝心要の肝最強

私きれい?と問いかけてくる美人がマスクを外すと・・・口が大きく裂けていた。コワー!という昭和の都市伝説「口裂け女」。当時小学生だった私も本気でビビらされたものだった。下校時は道草を食わずに家まで猛ダッシュとか。親の思うツボか!大人になった今冷静に考えてみると、口裂け女は水を飲む度に、口の両側から水が溢れて困っていたと思う。うっかり水を飲んだらマーライオン!みたいな。ラーメンはつけ麺で。


というワケで、6週間前から続く口角炎で、唇の横が少し裂けている口チョイ裂け女状態に。口角炎は時々なるものの今回はなかなか治らなくて、皮膚科医に傷口を舐めないように注意された。いやいや、ペ◯ちゃんじゃないんだから。


はっきり撮れなくてホラー感倍増。白いものは脱皮しそうな勢いで剥がれた皮膚。


見た目は泡吹いた蟹みたいな大惨事だけど、2cm以上口を開けなければ痛みは全くなくて全然大丈夫。醤油が滲みてくぅ〜となるのが地味に痛いくらい。食事の度にすっかり忘れて口を開けてしまい、治りかけの皮膚がパカッと裂けてしまう。だからいつまでも治らないのか!“ささくれ”でピリッとくるような感じ。


ところで、指先の荒れに塗る小林製薬の『サカムケア』という製品のCMを観た時に、子どもの頃から“ささくれ”と言っていたけど、もしかして一般的には“さかむけ”だったんだ? 知らなかった!と驚いた。東日本では「ささくれ」、西日本では「さかむけ」と言うそうだ。ホントかよ!早速、西日本出身の友人に聞いてみたところ「さかむけ」と回答。ちなみに小林製薬の本社は大阪。


口角炎は皮膚にあるカンジタ性の真菌類からの感染が原因で、ビタミンBの欠乏、ストレス、疲労による免疫力の低下などでなるそうだ。栄養は足りていると思うので、疲労していない系の免疫力の低下を疑ってるところ。なんだそりゃ。不足すると口角炎の原因となる食品の含有量の多いものを調べてみた。


[ビタミンB2]豚レバー、牛レバー、鶏レバー、レバーペースト。レバーばかり!かなり減って、生のウズラの卵、魚肉ソーセージ、うなぎ、納豆、玉子、カマンベールチーズなど。
[ビタミンB6]ニンニク、酒粕、牛レバー、まぐろ、かつお、鶏ひき肉、イワシ、鶏レバー。今後も食べる事がないと思われるものはビーフジャーキー。
[ビタミンB12]しじみ、赤貝、筋子、あさり、ほっき貝、いくら、ハマグリ、鶏レバー、あん肝。これは貝ばかり。毎日摂りやすいものでは海苔だけど、重さで換算すると到底食べられない。
[ビタミンA]鶏レバーと豚レバーだけがケタ違いのダントツで高含有量。ガクっと下がって、あん肝、うなぎ肝、レバーペースト、銀鱈。ガクガクガクっと減っても日常的なものは、モロヘイヤ、人参、ほうれん草、大根の葉。大根の葉はいつも捨てていた。
[ナイアシン]って何だっけ? のナイアシンは、豚と牛のレバー。またレバーか!肉や魚にも多く含まれていて、鶏肉のささみと胸肉、まぐろ、かつおイワシ、サンマ。
[鉄分]豚レバー、鶏レバー、レバーペースト。赤身の肉、貝、魚、大豆、野菜、海藻など。意外なところでは抹茶の粉末とココアパウダー。


確かに記憶にないくらい食べていないものばかり。苦手とかアレルギーではないけど。ていうか、肝ばっかりか!


月に1回以上食べているものは、ココアパウダーと納豆と玉子、鶏肉、ほうれん草、海苔くらい。ニンニクは胃が痛くなるので少量をごくたまに程度。口角炎が治らないわけだ。いっぺん切れると中々治らないので、上記の食品を食べていない方はレバーと肝と貝で予防してください。