紀伊半島10 高野山七不思議ならぬ、二びっくり

標高約900mの山の上にある高野山は、弘法大師 空海が開いた真言密教の聖地。今年は開創1200年!117の寺院で約千人の僧侶が修行しているそうだ。旅の5日目の夕方に高野山に到着し、6日目〜8日目の午前中まで高野山を観光。


正門の「大門」から、弘法大師御入定の地である「奥の院」まで東西約4kmという小さな町に、幼稚園から大学院、消防署、警察署など一通りの施設が揃っている。書店、日用品店、裏通りにはファミリーマートもあるし、うっそ肉屋まで!反対に無かったものといえば、ファストフードや衣料品など普段目にするチェーン店。メインの通りには電線が無くて視界スッキリ。



1)天気
曇り、土砂降り、寒い、快晴、暑い、小雨、霧だらけ!目まぐるしく変化するので傘必須、上着必須。雨の降っている間は、境内がグチャグチャで靴が大惨事になる。チクショー。朝のお勤めの時に、ダウンジャケットを着てきた若い男性客がいてびっくり。9月なのにソレ持って来たんだ?この人!と思ったけど、確かに早朝は寒かった。



午前中は肌寒く、晴れた昼頃には半袖、午後は長袖シャツで爽やか快適、15時頃には急激に寒くなってきて、中厚手の上着が必要になる。熊野古道の雨対策で持ってきていたレインウェアを、ずっと着て過ごしていた。真冬の寒さを思うと恐ろしすぎる。



2)高野槇
高野山を歩いていると、“高野まき”を取り扱っている店を頻繁に見かける。知っていて当然的な“モノ”らしく、雑貨店や薬局の店頭に料金表が張ってあったり、屋台があったり(ほぼ閉まってる)、土産物店で“高野まき あります”とだけ書かれていたりする。なにソレ、ジャンルが激謎だけど美味しそう!



店頭にはそれらしいモノが全く見当たらない。何だろう? 和菓子? 洋菓子?お経饅頭?手巻き寿司? 値段表しかなくて気になるー!料金は3本で400円〜600円と店によって少し違う。数え方は本なんだ? バラ売りはしていないみたい。やっぱりプチロールかな。3本買おうと決めて、裏通りにひっそりとあった高野まき専門店へ行くと閉まってる。営業時間も書いていない。どんな店だ。



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開店した頃を見計らってもう一度店へ。店内は正月飾りみたいな松だらけ。ていうか、松のような葉しかない。なんだコリャ!槇は松に似た針葉樹、高野まきは高野槇のことだった。なんと!




松だけに、マツボックリ。




槇だけに、マキボックリ!




植樹に禁忌のある高野山では、花の代用として仏に供えるそう。奥の院の墓前には高野槇だらけ。




ほんもの。なにが?




大木中心で。




木製ガードレールがカッコイイ!




延命地蔵だけど、膝を撫でる人が多いと思われる。



■9月24日の昼食

「花菱」
和歌山県伊都郡高野町高野山769
11:00〜18:00 18時以降は要予約
不定

メニューに肉はないけど魚と海老は有り。1番安かった何とか御膳2,160円。



高野山の土産菓子の定番「かさ國」
 



   
セルフサービスのお茶が用意されていて、店内で食べられる。




お土産の定番は奥の院の霊石をモチーフにした焼饅頭「みろく石」。宿坊のお着き菓子で3個食べたので、違うものにしようと迷う、迷う。ふんわり柔らかい餡の甘みが超うま!焼き餅のもっちり生地具合もほんと好き。この食感は生地だけ食べたいくらい好きすぎる。毎日食べても飽きのこない甘さで後味すっきり。セルフサービスのお茶はイマイチなのでお茶持参で。



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土産物店があったり。




フォークが浮いてる懐かしの姿の食品サンプル。ミートソースの方もカレーソースになっちゃってますけど!



■薬局
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