北海道2 豊平峡温泉

■4/25(土)
旅の2日目は、定山渓温泉から日帰り温泉に立ち寄り、バスで札幌へ移動。


定山渓温泉豊平峡温泉→札幌「ネストホテル札幌」泊


前夜の夕食バイキングに居合わせた中国人と日本人のツアー客だけで、200人くらい泊まっている様子。朝食のバイキングはかなり混みそう。取りあえず開始時間の5分前に会場へ向かうと、既に50人くらいが扉の前で待ち構えていた。完全に出遅れてる!


 
まんべんなく普通で種類も多し。特松・松・竹・梅・梅干しの5段階評価の竹レベルで不満なし。



焼きたてクロワッサン、ウマー!


この日は、札幌へ行く前に、定山渓温泉の近くにある日帰り温泉豊平峡温泉」へ歩いて向かう。距離は3km程度だけど、ここは北国、北海道!果たして徒歩で行ける道路事情なのか。某知恵袋で質問していた人への回答を読むと、冬なら死ぬよ!という話。雪中行軍、ヒエー!とはいえ、今は4月なので大丈夫。来てみたら雪は路肩に少し残っている程度で、寒くはない。暖かくもない。どっちだ。


一応、雪がなくても超絶険しい山道だと大変なので、前夜にフロントで聞いてみた。「ここから歩いて行きたいんですが、地図は有り・・・」最後まで言い終わらないうちに、フロントの男性が完全に固まっていた。「歩いてですか? 車ではなくて?」スットンキョーな裏返り声で、私の10mくらい後方を見据えて目が泳いでいる。もしもし? もしもーし!


うっそ、北海道ド素人な事を聞いちゃった? 歩くバカはいない? 2時間くらい掛かるとか? ていうか、春でも死んじゃう? 目玉を右往左往させ動揺しているフロントの男性。しばし考えた後、重い口を開く。「歩くとなれば・・・30分は掛かりますよ。」と本気で驚かれる。たったの30分かよ!どれだけ車社会なのかとこっちが驚いた。地図はなかったので、道順を教えてもらう。


歩きたくない場合や冬期には、定山渓温泉から豊平峡温泉を通って札幌へ行く「かっぱライナー」というバスもある。本数は少なくて、定山渓温泉から乗れる一番早い時間が11:58発。このバスで豊平峡温泉へ行き、温泉併設のカレー屋で昼食を済ませて、14:54発のかっぱライナーで札幌へ行く、という流れになる感じで。豊平峡温泉の周囲には何もなくて、間違いなくタクシーもつかまらない。


 
定山渓温泉から札幌・真駒内駅行きの路線バス。少なっ!


10:20 ホテルをチェックアウト。豊平峡温泉へ向かう。定山渓温泉から国道230号線をまっすぐ。方向音痴の私も迷う瞬間なく辿り着いた。教えてもらった通り、ちょうど30分で到着。余裕で歩けるんですけど!


  
春から秋なら全然大丈夫。雪があったら全然無理。確かに、冬なら死ぬよ!と思う。


10:50
10)「豊平峡温泉
 [ 
入浴料1,000円。レンタルタオルは確か500円。200円の手ぬぐいだけ購入。大きなバッグが入る鍵つきロッカーは有料。小さいロッカーはコイン返却式。ドライヤーは有料。脱衣所に「男性入浴客の下着の盗難が続いている」という注意書き。誰が持っていくんだ。変態か!もしくは、パンツを履いてこなかった人。風呂から出てパンツが無かったらショックがでかいので、きっちり鍵つきロッカーへ仕舞う。


旅のスタンプ

インクの補充をお願いします。


この日は土曜日だったけど、女性入浴客は1番多い時で10人くらい。広い露天風呂には、3畳ほどの大きさの屋根があるだけなので、ババーンと開放的。ていうか、開放的すぎ。



露天風呂はこんな感じで。屋根がちんまり。


直射日光と水面の反射で、全方位的に恐ろしく眩しい。キラッキラッと眩しいので太陽を背にすると、肩がヂリヂリ暑くなる。眩しくて、暑くて、全然くつろげない。屋根、屋根、屋根はどこだ。屋根の下じゃないと無理だろう。他の客たちも屋根の下に入ってた。牧場の隅でひしめき合ってる羊か!みたいな。露天風呂はすごく広いのに、みんなが屋根の下でギュウギュウに入ってる。


豊平峡温泉のまとめ。
洗い場の床の凸凹が、棚田を平らにしたような縁取りになっていて、足の裏が若干痛痒くなる。なんだソリャ!


お勧め [薄曇り、春〜夏の小雨、日程に余裕あり、車利用、紅葉のついで、観光途中の通り道、よっぽどの温泉好き、日光浴大好き]
お勧めしない [5月の紫外線の強い時、真夏、極寒期、大雨、大雪、強風、日程に余裕がない中でバスで行く]


11) 昼食は温泉施設1階のインドカレー店。温泉に入った後にインドカレーって、どんな流れなんだと思うけど、飲食店はここしかないのだ。



女性入浴客は少なかったのに、どこからこんなに人が来たと思うくらい大混雑。うっそ、わざわざ訪れるような有名店とか。



1日20食限定。コラーゲンカリー!コラーゲンとか、ヒアルロン酸とか、プラセンタに無条件に反応してしまうお年頃。満席だし13時近かったので、20食ではとっくに売り切れているだろうと思ったら大丈夫だった。しまった!味を知っている人が避けているメニューだったかも。



番号を呼ばれたらカウンターへ。


 
コラーゲンキーマカリー、ナン、ラッシー、マサラティーマサラティーは砂糖入りでかなり甘い。どうかな。カレーもナンも不味くはないけど。フツー?


13:24
12)「かっぱライナー」乗車、840円。
 
一応、予約制。空席があれば予約なしで乗れる。ていうか、3人しか乗っていなかった。14:54発のかっぱライナーを予約していたので、「次のバスを予約していたんですが。」と、運転手に聞いてみる。バス会社に電話した方がいいですかね? 「あー、大丈夫ですよ。大丈夫ですよ。」で終わり。いいのか!


14:30 札幌着
14:55 ホテルにチェックイン。終点の1つ手前で降りた方がホテルに近いはずだけど、方向音痴は危険を冒してはいけないので、きっちり終点で下車。ホテルは地下鉄大通駅から徒歩3分くらい。荷物を置いて観光へ行く。


13)「ネストホテル札幌」
   
ホテルの看板が小さく、若干見つけづらい。館内は清潔でとてもキレイ。ウェルカムドリンクあり。エレベーターの中が暗くてギョッとした。


夕食はジンギスカンで、混雑前の17時に店へ向かう。店が見つからなくて、同じ区画を←↓→↑に回り続ける。うっそ、店がなくなってる!5周くらい回ったところで、店に電話しすると通りが1本ズレていた。惜しい。店の前まで行ってきっちり確認したので一安心して、周辺を見て回っているうちにラーメン屋に入る。ジンギスカンはどうした!



狸小路7丁目の手前で猛烈に煙くさい。脳内赤色灯がクルクル回り出す。火事、火事、火事、ウゥゥゥゥゥウウウウ〜!と思ったら・・・


 
ここか!この店か!煙を盛大に出しすぎ。


18:05 夕食
14)「炎神(えんじん)」
 
狸小路4丁目商店街、リッチモンドホテル隣。


実名飲食評価サイトで事前にチェックしていた店。一応、札幌と函館のラーメン店を、計10店くらい絞りこんでいた。2日に1回はラーメンを食べるぞー!ところで、私がラーメンは食べたのは、思い出せる限りこの10年で1度だけ。好きでも嫌いでも苦手でもなくて、北海道なんだし軽〜くラーメン食べとこかーと思っただけ。こんなド素人には、ラーメンの世界は恐ろしい事になっていた。



炙り味噌ラーメン800円+味玉子トッピング
鍋下の火と1300度の火炎放射で、スープを挟み撃ちするのが特徴。炎が見えるのは店頭だけで、客席からは見られない。


注文して待つ事数分。きた、きた、きた。では早速、いただきまーす♪ ズルルル・・・って、一口スープを飲んで濃厚さにギョッとした。しょっぱい。恐ろしくしょっぱい。海水か!血圧がカーッと上がって300を超えそう。イメージ的には、海水を飲んでしまった時くらいの衝撃。もはや命がけ。すき焼きのタレの原液を飲んだような破壊力。


つけ麺のスープくらい濃いんじゃないのか、コレは。つけ麺を食べた事がないけど。すみませ〜ん、薄めるお湯くださーい(脳内ひとり言)。味玉子は更に2段階しょっぱくて、ねっとりと口内にすがりついてくる。しょっぱすぎ!1年分の塩分を摂取した気がする。水、水、水!水を飲みすぎて脳天から潮を吹きそう。クジラか。チラッと他の客の様子を伺ってみると、スープを飲み干している人がいる。ホントかよ!ラーメン素人にはこのスープは厳しすぎる。無理、無理。気軽に手を出すと痛い目みるぜ、みたいな濃厚地獄。塩分ダメージが大きくて、次にラーメンを食べるのは10年後になりそう。


18:40
札幌の3泊は素泊まりなので、朝食を買おうとパン屋を探す。札幌住民はパンをどこで買っているのか、街を歩いていて、パン屋がまるで見当たらない。ラーメン屋とジンギスカン店ばかり。


三越の地下にJohanがあったので購入。あと、体内塩分濃度がおかしくなってるので、屋台でバナナ一房を買ってホテル戻り。