北海道6 函館
■4/29(水)
旅の6日目は、日帰り温泉目的で市電の端から端まで移動。温泉バンザイ!
06:30 起床。ホテル併設の温泉入浴。
温泉施設のフロントで、ホテルの部屋の鍵とロッカーの鍵を交換するシステム。大浴場は健康ランドのような充実度で広め。源泉かけ流し温泉は1箇所で浴槽は小さいものの、薬効がじわじわ効いてくるような感じ。地下で景色は望めないけど、すごく静かでのんびり気持ち良く入れた。 快適な休憩室も広くて清潔。
カラーライトが激謎のシャワーヘッド。水道ブースの衝立から、青や赤や緑の光が漏れている光景がファンタジー!
ホテルパコ函館は、1泊朝食付き温泉付きで2,750円のビックリ価格!ほんと安くて朝食は覚悟していたけど、全然大丈夫な内容に感謝。特松・松・竹・梅・梅干しの5段階評価の梅レベル。不満なし!次に函館を旅する時にも、このホテルに泊まりたい。期待値の低い方限定で、ホテルパコ函館は私のイチオシ!
08:30
市電1日券を購入。600円。市電の終点の1つ手前の駅「湯の川温泉」へ日帰り温泉に行く。
09:00「湯の川温泉」着
湯の川温泉は、北海道の三大温泉郷の一つに数えられる有名な温泉。出た!三大何とかかんとか。ていうか、日本じゃなくて北海道限定。大抵は2箇所がパッと頭に浮かぶものの、もう1箇所は言われてみて「あ〜・・・あそこなんだ? へー、そう。」で、すぐに忘れてしまう、みたいな。
某名湯温泉入浴剤のシリーズで思い出す限りでは、北海道一の湯量を誇る「登別温泉」と「湯の川温泉」で2つ。後の1つはどこだろう。初日に泊まった札幌の奥座敷「定山渓温泉」らしい。うっそ、知らなかった!「あ〜、あそこなんだ? へー、そう。」みたいな。
湯の川温泉へのアクセスは、JR函館駅からノロノロ運転の市電で29分。函館空港からは、JR函館駅や元町方面へ行く、空港シャトルバスで8分と超近い。シャトルバスの本数は多いので、到着日や最終日にも気軽に立ち寄れる。
湯の川温泉駅。湯の川温泉は浴衣で出歩くような温泉街ではなく、ホテルと足浴と共同浴場などが多い、フツーの街という感じ。飲食店も寂しい限りなので、函館駅近くのホテルに泊まって、日帰り温泉で利用する方が、観光など何かと便利だと思う。
駅前の足湯で10分まったり。チョイ熱で足浴にちょうど良い快適温度。入れ替わり数人が入っている状態で人気。
日帰り温泉施設や足浴、共同温泉が分かる温泉マップ。ここで注意深い人は、右下の「日帰り入浴施設」の案内に気付くところ。が、万事が1度に1つずつの私は、目的の「湯元啄木亭」の道順をビシッと確認しただけ。
09:35「湯元啄木亭」
安いバスツアーでは、基本のホテルから「湯元啄木亭」に変更する場合、追加で8,000円掛かるちょっと良さげなホテル。屋上の露天風呂が気持ちよさそう。
日帰り入浴800円、レンタルのタオル200円。フロントへ行き「日帰り温泉に入りたい。」と張り切って千円札を差し出すと、「13時からです。」と申し訳なさそうに言われる。うっそ、13時から? 時間が決まってるの? 今何時だっけ? 9時半。早い。全然早い。くっそー! 午前中の利用時間は、8時〜10時まで。足浴せずに9時に来ていれば間に合った。惜しい。
駅前の足湯に戻って、温泉マップをよくよくよくよく見てみると、ちゃんと日帰り入浴の時間帯の案内がある。こんなとこに!! 午前中に入れる温泉「ホテルかもめ館」へ行く。
09:55〜10:30
湯の川温泉「ホテルかもめ館」600円
コイン返却式の靴箱と、脱衣所に鍵の掛かるロッカーがあるので、日帰り入浴も安心。温泉的な演出などまるでない簡素な浴室で、シャンプー、ドライヤーあり。
源泉かけ流しで無色無臭、お湯の温度は少し温めの自分好み。温泉はかなりいい感じだけど、露天風呂がなく、3畳ほどの内湯が1つだけなので長湯できず。入って出て、入って出て20分くらい。古さがイイ味出してる旅館系じゃなくて、あちこち傷んでいる清潔なビジネスホテルの大浴場という感じ。
人気のなさそうな旅館で(失礼!)、ゆったりと静かに温泉に浸かれて気持ち良かった。全力で褒めてるつもりで。湯の川温泉はどこのホテルも高いので(1万円前後)、このかもめ館は素泊まりなら4,700~5,500円とお手頃価格。
「湯の川温泉」の2つ隣の駅「駒場車庫前」で、鉄道オタクに間違いない風貌の男性1人が何かを待っている様子なので急いで下車。
駒場車庫前停留場
限定復刻列車「函館ハイカラ號」の顔がちょっとだけ見える。真ん中の718じゃなくて、車庫の中の39。もう少し前に停めてー。推定鉄道オタク男性は函館ハイカラ號の運行を待っている模様。
1936年(昭和11年)まで客車として運行、翌年からササラ式除雪車に車体改造し、冬期間の除雪作業車両として活躍。1992年(平成4年)函館市制70周年記念事業のひとつとして復元し、1993年(平成5年)8月より「箱館ハイカラ號」の愛称で運行中。今年の運行は4/15〜10/31、駅により1日2〜5便。
11:00〜13:00
「青函連絡船記念館 摩周丸」市電1日券の提示で、入館料500円→450円
08:30〜18:00(入館17:00)
明治41年から昭和63年まで就航した青函連絡船の一隻、二代目摩周丸を係留し公開。同船は津軽丸型連絡船の5番艦で昭和40年建造。
こんなところで、湯川れい子。
女性用のジャケットに袖を通してみると、袖が短くてパツンパツンにきつい。
紐結び体験コーナー。図解を見ながら、これを上からこの穴を通して・・・全然無理。
ところで、今回の旅で3度も遭遇した、私呼んで「ザ・たっち兄弟」。人の事は言えないけど、彼らもずっと同じ服でしかも目立つ真っ赤っ赤。見かける度に「幽体離脱〜」と内心ツッコミを入れてた。
■函館朝市
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海鮮丼メニュー多し。2,000円〜2,500円くらい。生魚以外のモノを求めて、赤レンガ倉庫の回転寿しで昼食。
■回転寿し「まるかつ水産」
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ふぐのから揚げ400円、カニ汁411円、ツナマヨ135円、エビマヨ135円、玉子135円、穴子357円、茶わん蒸し292円。
午前中は快晴で汗ばむ陽気だったのが、雲行きが怪しくなってきたと思う間もなく霧襲来!太陽が隠れた途端に、震えるほど寒くなっている。寒い、寒い、さーむーいー!夜景は諦めて、大急ぎで函館山へ向かう。くっそー、昨日行っとけば良かった。山頂の気温を想像すると恐ろしいので、スカーフを首にグルグル巻いて、気合を入れてロープウェイ乗り場へ急ぐ。
14:50 「函館山ロープウェイ」市電1日券で割引1,070円
霧がすべてを覆いつくし、やがて最後の審判がくだされる・・・。ギャー!映画「ミスト」か「ザ・フォッグ」みたいな光景。
アイスクリーム500円。生クリームをキンキンに冷たく固めたような濃厚風味。乳脂肪分の後味がくどい。
15:30 気温の高い山頂から下りた途端、地上の寒さに震え上がって日帰り温泉へ。湯の川温泉とは反対の終点「谷地頭駅」へ向かう。
16:00「谷地頭駅」
天気が良ければ、「立待岬」まで徒歩15分。谷地頭温泉まで徒歩10分。
16:10「谷地頭温泉」420円
鍵つきロッカーあり、シャンプー等の備品は一切なし。水道の数が100コくらいありそうな、ものすごく広い浴室に、すごく広い内湯と、広い露天風呂。内湯30人、露天30人、水道30人の、全部で90人くらいの人が居たけど、余裕でくつろげる。
源泉かけ流しの黄土色の温泉。宿泊しているホテルの黄土色より色が濃く、温泉に入ってる感を満喫。熱いお湯が肌に熱くなく、身体の中でじんわり温かいので長湯でのんびり。今回の旅行で入った温泉の中で、谷地頭温泉のお湯が1番好き。420円と安くてサイコー!90点献上。
17:25「函館公園」登録記念物(名勝地)
明治12年(1879年)、津軽海峡を望む函館山の南東麓の景勝地に、函館公園が開設される。開設に合わせて公園内には、開拓使函館仮博物場(旧函館博物館1号)、明治17年に函館県博物場第二博物場(旧函館博物館2号)、昭和3年に市立函館図書館を開館するなど、文化施設としての役割を果たす。
17:51「谷地頭駅」
18:30 スープカレー&ジンギスカン「羊羊亭」
スープカレーとジンギスカンのスペースが中央で分かれているので、スープカレーのエリアは全然肉臭くない。