真っ赤な〜ケト〜ル〜♪
某ファッションビルのエスカレーターを上っていた時、空からコロコロのウンコが落ちてきた。何でエスカレーターで!! 何で屋内で!! 何でウンコが!!
「これらの疑問が脳裏を駆け巡りながらも、恐るべし反射神経で一段後ろへ飛び降りたんだよ〜。目の前にウンコだよ? 心臓バクバクだったよ〜。」
と、知人に話すと「唐揚げじゃないの? 」と冷静な一言が。なんでだ!! そこはウンコだと思うだろう。ま、唐揚げだったんだけどね。
という前フリとは一切関係なく、使っていたステンレス製のケトルが金属臭かったので買い替えた。なんかこう、シンクを舐めているような味がするので。舐めた事があるのか!! 何を飲んでも目を瞑ると、まぶたの裏にはシンクがどーん!! シンクがどーん!! シンクがどーん!! 恐るべし、シンク味の呪縛。ただのお湯は当然不味いんだけど、紅茶も不味い。珈琲も不味い。シンクに零れた紅茶を舐めているような気がする。ホントか。
ステンレス製はダメだ。今度はホーローにしよう。と、いうワケで、評判の良かった野田琺瑯の「月兎印ケトル」を買う事にした。価格は楽○が1番安くて送料込みで4,700円。容量2.2Lだと色は「白、赤、茶」と3色。白は汚れが目立つし茶はパッとしない色なので赤に決まり。なんだか赤というより茶色に見えるんだけど、茶色はもっと茶色い。
で、ピンポ〜ン♪ と荷物が到着。商品紹介の画像で見たような茶色ではなく、鮮やかな赤色。思わずギョッとする明るい赤ではなく、腐りかけのトマトみたいないい感じの落ち着いた赤色。褒めてるのか!! 若干の濁りが渋い。いやーん、素敵ー!!
早速、お湯を沸かしてみようと、パカッと蓋を開けてびっくり玉手箱。内側が群青色だった。なんだこりゃ!! なんで群青? 何でここに濃い色を持ってくる? しかも細かい粒々模様? 炊飯ジャーのお釜か!! これじゃ水が良く見えない。麦茶か水かも分かんないだろー!! それはいくら何でも分かりますか。そうですか。
洗って水を入れて火をつけると、すぐ沸いた。早い。先ずはお湯を飲んでみた。うーん、マンダム。沸かす前の水と同じ味で全然クセがない。沸かす時間も断然早い。ホーロー、バンザイ!!
珠玉の瓦礫に在るが如し。掃き溜めに鶴。ボロいガスコンロには赤ケトル!!
ガスコンロが汚いので赤いケトルが映えますなー。掃除しろよ。
この「月兎印ケトル2.2Lタイプ」レッドの気になった点は、持ち手がガッチリと上を向いているので内側が洗い難い。内側が群青で水の量が良く見えない。後はホーロー製品特有のめんどくさい3連発。いちいち乾かすのが面倒。沸かしてる途中に水を足せなくて面倒。そのうちサビるのが面倒。一カ所がサビると、他の箇所にもらいサビが起こる事があるそう。もらってくるなよ!!
良かった点はやっぱりお湯の味。何より色がカワイイ。持ち手の木の握り心地が良く、沸かした直後も熱くならない。初めてル・○ルーゼの鍋を持った時にはあまりの重さに「中に鉄アレイでも入ってるのか!?」と相当驚いたけど、これは重たそうな見た目と違って全然重くない。お手入れに若干の面倒はあるものの、お湯の味が気になっている人にはお勧め。
- 出版社/メーカー: 月兎印
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