日帰りバスツアーにゴー!! 前編

某旅行会社で「秩父SLパレオエキスプレス」貸切りの日帰りバスツアーに行ってきた。期間限定で通常は土日しか運行していないが、平日2日間のみ催行のこのツアーは必ず座れるというのがウリ。SL乗車時間は40分間で、その後は長瀞にちょろりと寄って、秩父ミューズパークでちょろりと花を見て、日高の巾着田でちょろりと彼岸花を見るというツアー内容。日帰りバスツアーは忙しないので暫く参加しておらず6年ぶり。


その6年前の日帰りバスツアーの時には、帰路は寅さんか釣りバカのビデオを観るのがお約束のツアー会社で(緑茶サービスも有り)、添乗員さんは常連が呆然のドラえもんをチョイス。なんでドラえもん? いや、記憶にないくらい久しぶりくらいに観たら意外と面白かったけど。で、映画も終盤に差し掛かったところで最初の帰着地が近づいたため中断され、半分くらいの参加者がバスを降りてしまうと、添乗員は「ではこれから寅さんにしましょう」と唐突にチェンジ。はー? いま盛り上がって来たところなのに、アンタ観てないの!? ていうか、どう考えてもバスを降りるまでに、寅さんも最後まで観られないんだけど!! という衝撃展開に、結局、寅さんも3分の1ほどしか観られず、もうワケ分からん。


9年前に参加したツアーでは、最後の目的地が花畑だったが、みるみると日が暮れていく中で「閉園時間ギリギリとなるため立ち寄るのを止めにします」と帰路へ。別に行かなくても構わなかったけど、渋滞などで予定が押していた訳でもなく、ハナからそりゃ無茶な行程なんだよと駄洒落を言ってみました。オヤジか!!


今回のツアー料金は5,980円で、昼食は立ち寄る時間がないのか弁当つき。ツアー料金から考えてデンジャラス弁当に間違いなし。当日は快晴で、第一集合場所の立川を7時に出発。道路は空いていて、予定より20分早く第二集合場所である東大和へ到着。もう、みんな来てたりして、との予想通りツアー参加者が次々と乗り込んで予定時刻5分前に出発、第三集合場所の東村山へ。このバスには42名の参加。高坂SAでトイレ休憩し、SLの発車時刻10時12分に遅れちゃいかんとばかりの早い行程で、9時30分に熊谷駅到着。他の出発地からのバスツアー参加者が続々とホームにやってきて、各バスごとに色分けされたバッヂをつけた人でごった返し、何もする事がないので皆ぼんやり。


私は展示されているSLしか観た事がなかったので、祝・初ホンモノ。ホームに入ってきますというアナウンスに、誰も彼もがカメラや携帯を構えて待つ、待つ、待つ、待つ。私もホームの先頭を陣取って待つ事しばし・・・来たー、と思いきや、バックでホームへ入ってきたため列車のお尻。なんですとー!! もう何でもいいや、撮って、撮って、撮りました。生SLの感想は車体が熱い。巨大ストーブの前にいるみたいな熱気がした。しこたま写真を撮ってから乗車し、乗車時間は寄居駅までの40分間。列車内は鍋を焦がしたみたいな匂い。暫くすると記念撮影の人がひとつずつ座席を回って写真撮影。車体の前で撮ってくれるんなら欲しいが、座席しか写ってないので売れ行き絶不調。売れるのかよ!! と思ったら、同じ車両で3人が購入していた。続く。

オヤジ密度高し