ホクロ取りました

世間では花粉の飛散量が少ないと言うが、ホントかよ!! と鼻水を垂らしていた昨年の今頃、来年のこの季節になったらやってみたい、と唐突に思い立ったのが、顔のホクロ取りだった。1日中マスクをしていても違和感がない春なら、痕が多少、目立ったとしても気にならない。まさに、顔をいじるなら今がチャーンス!!


と、いうワケで、先日、顔のホクロを2個取ってきた。
1つは直径3ミリほどの少し盛り上がった薄茶色のホクロで、場所は宮沢りえとか三宅裕司とかと同じ鼻の横。盛り上がっていたせいで、三十路肌に押し寄せる様々なトラブルを解消してくれるファンデーションを塗ると厚塗りに見えるし、うす塗りにすればホクロが半分透けてやっぱり厚塗りに見えてしまい、ホクロの所だけファンデーションを落としていた。おまけに膨らんでいる皮膚が柔らかく、引っ掻いた拍子に血が滲んでしまったような時もあり、前々から気になっていた。


2つ目は取る気はなかった1ミリの膨らんでいない茶色のホクロで、これは1つ目のホクロが保険が適用されるという予想外の展開に浮かれて、ついでに取ってもらうことにした。


私が行ったのは、個人の形成外科クリニックで、ホームページの料金表によれば1ミリが3,150円。希望の時間帯が空いておらず、結局、3月下旬になってしまったが、炭酸ガスレーザーで即日治療してくれる。なんとお手軽な!!


当日、クリニックへ行くと満員御礼で、ソファに空きはなく、待合室には40人くらい。どうりで予約が取れないワケだ。10代から60代まで、各年代まんべんなくいるような感じで、若い男性は2人だけ。このクリニックでは、受付で番号札を手渡され、会計を終えるまで、一切、名前を呼ばれないよう配慮されている。


カウンセリングは、ホクロが年々大きくなっていないか、ケロイド体質ではないか(治療痕が盛り上がったり、目立ってしまうらしい)、3〜4ヶ月間くらいは痕が残り次第に目立たなくなる、など確認。大きさの違う穴がいっぱい空いた、指輪のサイズを測るようなプレートで、ホクロの大きさを調べる。自分で測って3ミリだと思っていたが、4ミリだった。何でホクロを取るのに保険が適用されるのか分わからないが、「医師が診察して大きかったり、摘出した方が良いと判断した場合は保険診療が適応になる」そうだ。ラッキー!!


カウンセリングを終えると、冷んや〜りとする白い麻酔クリームを、ホクロへこんもりと塗り塗り。使い捨てマスクを手渡され、待合室で待つ事30分。治療室へ通され、今度は麻酔の注射を打たれる。クリームの麻酔で、麻酔注射の痛みがなくなるそうだ。なんと。歯科の前歯の麻酔は涙ちょちょ切れるほど痛いので、このクリームを塗って欲しいぞ。


で、どんな注射を打たれるのか見たかったのだが、目を瞑るように言われてしまい残念。チクッ!! と一瞬、軽く痛いくらい。歯科の麻酔より全然痛くない。最初の注射以降は全く痛みはなく、肌への圧迫加減から合計3回打たれたみたいだが、ほとんど感覚はなかった。


局部麻酔が終わると、いよいよ治療。もの凄い眩しいライトを顔面に照らされ、灼熱の海辺で昼寝してるよう。盛り上がっているホクロは表面を切り取り、それから炭酸ガスレーザーをホクロの細胞の有るところまで蒸散(削り取る)する。麻酔で全く痛みはなく、若干、煙くさいくらい。2つで3分くらいで終了。ホントにあっという間だった。


後は2週間後に1度見てもらう。当日から洗顔もオッケーで、化膿止めクリームを自分で朝晩つけるだけ。初診料、ホクロ2つ除去、軟膏1つで、合計6,480円。受付から会計を終えるまで40分くらいだった。


使い捨てマスクをして帰宅し、早速、見てみると、かさぶたを無理にはがして治りかけのように赤くなっていて、少し凹んでる。次の日にはかさぶたのようになっていて、洗顔するとそれが取れて、1時間くらいするとかさぶたになって、の繰り返し。洗顔時に盛り上がっていたホクロが指に触れないのが凄く嬉しい。3日後にはマスクなしでもギョっとするような痕ではなくなったものの、外出中はマスクをつけ続けている。1度に数箇所取ってしまうと、ちょっと目立つと思う。経過報告はまた。