3月鑑賞の映画

「バンテージ・ポイント」★★★★★
各視点で5度繰り返される同じ場面までのミニドラマが、6度目に見事に収束。今月1番の娯楽作。

「ノーカントリー」★★★★
大金ちょろまかし手先が器用男を追う、圧縮ボンベを携えた新種の殺し屋のスゴイ緊迫感。詳細曖昧で不完全燃焼。

「ダージリン急行」★★★★
母の家出と父の急死に疎遠になっていた繊細で珍妙な3兄弟の、母をたずねてインド旅。余韻がいい。

「ライラの冒険 黄金の羅針盤」★★★
ダイジェスト版の如く全速力で駆け抜ける物語についていくのがやっと。味方は強く、敵はへなちょこで勝負にならず。

「スルース」★★
騙し合いになっていなくても、ひどい脚本でも、若ハゲでも、ジュード・ロウの美しに免じて★1つおまけ。

「ジャンパー」★★
続編ありきで伏線の回収を放棄。タチの悪いバカップルと化す、葛藤も成長もない主人公と彼女にげんなり。