紀伊半島04 湯の峰温泉

■温泉
1) 「つぼ湯」 
06:00〜21:30、無休

湯の峰温泉の「つぼ湯」は、日に七度色を変えると言われる不思議な温泉。熊野参詣の湯垢離場として、世界遺産に登録されている。世界遺産!料金は770円とお手頃価格。湯の峰温泉に3泊するので、毎回も入って七色を制覇する勢いで張り切っていた。2〜3人用の小さな混浴風呂で、1組30分の交代制。公衆浴場の受付で申し込む。



番号札を受け取った後、時間までつぼ湯の近くで待っていないといけない。なんでだよ!


到着日の18時頃に何組待ちか訪ねると5組、2時間半待ち。ほんの一瞬迷いに迷って、かなり迷って本気で迷って、ここ1年で一番迷うくらいに迷って諦める。あと2日あるしね!これが失敗。これが大間違い。大型連休中で2時間半待ちなら、多分短い待ち時間だったと思う。



シルバーウィーク期間中で混雑していたのか、翌日の夕方に聞いた時には10組待ち。ご、ご、ご、5時間待ち!待ってられるか!いやもう、待っていられる人だらけ。夜はちょっと寒いしキャンセルしている人がいるかも? と期待して様子を探りに行ってみると、さっきより待ち時間が長くなっている。いやもう、待っていられる人だらけ。3日目の15時頃には既に営業時間終了まで予約が入っていた。なんと6時間半待ち!結局1度も入れなかった。コンチクショー!



受付の人によれば、朝の5時半から待っている人がいるという。朝イチで受付すれば30分〜1時間半待ちで入れたけど、古道歩きに向かうバスの本数が限られているので止めた。ちなみにバスは1日5本(06:11、08:41、13:11、15:36、17:06)。



2) 「公衆浴場」

一般湯 250円
くすり湯(石鹸・洗髪不可) 390円、1日券610円
くすり湯貸切風呂30分、1人510円
つぼ湯30分、1人770円



 
葛根湯に浸かってるみたいな、漢方くさい匂いのきつい薬湯でかなり好き。骨までジリジリと効いてくるような感覚がいい。湯の花がものすごく浮いていて白い筋だらけ。湯の花を買いたかったけど売っていなかった。そもそも飲食店のTシャツ以外に温泉街に土産物店が一軒もない。商売気なさすぎ。



■「天台宗 熊野七薬師 東光寺」

湯の花でできた薬師如来像を祀る。それって仏さま型入浴剤なのでは!現物見られず、残念。


■ 土産店で生卵を購入し、つぼ湯前の川床にある源泉「湯筒」で温泉卵を作れる。約12分。
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取り敢えず、温泉で茹でたてホヤホヤの卵は猛烈に熱すぎる。そして、殻が剥けにくすぎる。何かガッテン技で簡単に剥けた気がするけど忘れた。味はフツーのゆで卵だけど、ほのかに硫黄臭がしておでんの卵のような感じ。



■飲食店
1) 温泉街の中心にある小さな店。生卵は2個で100円。
    




テイクアウトできるのは、めはりずし3個400円。野沢菜で巻いたおにぎりと言ったところ。



2) 「湯胸茶屋」東光寺の境内にある茶店湯の峰温泉の湯で淹れた珈琲など。08:00〜17:30。



3) 1坪ほどの小売店。3日間の滞在中の夕方以降で1度だけ営業していた(日中不明) 生卵は2個で70円。こっちの店は殻を捨てる入れ物付き。



■「民宿まるや」
9月20日〜22日(火) 素泊まり3泊
http://www.naxnet.or.jp/~maruya/
・テレビ、エアコン、ハンガー、浴衣、歯ブラシ
・共同風呂の温泉が2箇所、共同トイレ2箇所、冷蔵庫、洗濯機


  
合宿所みたいな感じで。



 
小さいコックを止めると水、大きいコックを止めないと熱湯。極端すぎ!


温泉は公衆浴場の薬湯が薄まったような肌触り。公衆浴場の一般湯より気持ちいいけど、薬湯の方が断然効いてる。1つしかない水道からは水しか出ないので、洗髪には湯船の温泉で洗う。全身、薬湯臭!家族連れが宿泊していて、温泉を見た5歳くらいの女の子が怖いと泣き叫んでいた。どの辺が怖いポイントだったのか気になる。