旅行25 9日目、ベンメリアとロリュオス遺跡群

旅の9日目は、アンコール・ワットから東へ約50kmにあるベンメリアと、ロリュオス遺跡群を観光。


37) 「ベンメリア」Beng Mealea ★★★★
創建[第一次アンコール都城(900年頃)、勢力分裂から国内統一(1000年頃)、◎内乱・戦争で混乱(1100年頃)、クメール文化の頂点(1200年頃)]


11世紀末〜12世紀初頭、スールヤヴァルマン2世ほか複数によって造られたとされる巨大寺院。「花束の池」という意味。いやーん、素敵ー!! どこらへんが花束の池なのか全然分からなかったけど。

東西900m、南北800mの敷地の周囲には、幅45mの環濠が巡らされている。
遺跡の手前にチケットブースがあり、入場料を支払う。

崩壊が進み榕樹が遺跡を覆っているものの、遊歩道が完備されているので見学しやすい。
遺跡発見当時の姿を見る事ができる。

見所) 東門テラスのナーガ


・ロリュオス遺跡群 Roluos Monument Complex

ロリュオス遺跡群は、アンコール王朝の最初の王都だったとされるハリハラーラヤの跡。790年頃にジャヤヴァルマン2世が基礎を築き、インドラヴァルマン1世が王都として整備を始めたとされる。889年にヤショーヴァルマン1世が、プノン・バケンを中心とした4km四方の新都ヤショーダラプラを造営する。シェムリアップから南東へ約13km。


33) 「ロレイ」Lolei (見学時間目安20分) ★★
創建[◎第一次アンコール都城(900年頃)、勢力分裂から国内統一(1000年頃)、内乱・戦争で混乱(1100年頃)、クメール文化の頂点(1200年頃)]


893年、ヤショーヴァルマン1世が水利をはかり掘った、インドラタターカと呼ばれる大貯水池の、中央の小島の上に建立された。王はこの寺院を亡き父母と母方の祖父母に捧げている。4塔のレンガ造りの祠堂が残る。シンハ像、金剛力士の彫像、デヴァター、樋の交点にあるリンガが見所


34) 「プリア・コー」Preah ko (見学時間目安20分) ★★
創建[◎第一次アンコール都城(900年頃)、勢力分裂から国内統一(1000年頃)、内乱・戦争で混乱(1100年頃)、クメール文化の頂点(1200年頃)]


879年、インドラヴァルマン1世によって祖先を祀るために築かれた、アンコール遺跡中の最古の寺院。プリア・コーとは、「聖なる牛」を意味し、この寺院に祀られていたシヴァ神の乗り物の聖牛ナンディンに由来する。門脇に嵌め込まれた砂岩製の浮彫りドヴァーラパーラ像(男神) の上部には、当時貴重な漆喰彫刻の跡が残る。東を正面とする幅30mの基壇上に、前後各3塔の祠堂が残っている。
右からヴィシュヌ、シヴァ、ブラフマーが祀られている。


35) 「バコン」Bakong (見学時間目安40分) ★★★☆
創建[◎第一次アンコール都城(900年頃)、勢力分裂から国内統一(1000年頃)、内乱・戦争で混乱(1100年頃)、クメール文化の頂点(1200年頃)]


881年、インドラヴァルマン1世によって築かれた、アンコール王朝初のピラミッド型寺院。須見山((古代インドの世界観の中の宇宙の中心、ウチチュー山) を表している。伽藍周囲に環濠を巡らせた、アンコール・ワットの雛型になったと言われている。最上段の基壇南面東側に阿修羅の浮彫りが残されている。シンハが残っている(獅子)
中央祠堂は1943年にフランス極東学院によって再建されたもの。