リサイクルマーク

昨日、友人たちと食事した後の帰りの電車の話。帰る方角はみんなバラバラで、私が暮らす「立川駅」は、食事した「武蔵溝ノ口駅」から南武線で40分ほどの終点駅。ちょうど来た電車は、途中駅の「登戸駅」止まりの電車。空いていたので乗車し、すぐに本を読み始めた。そして「登戸駅」へ着いて、ホームに降りて待つ事暫し。電車が来たので乗ってすぐに本を読んだ。


と、ここでその友人たちとの食事中の話へ戻って、最近の私の方向音痴の話など。


1) 上り下りが2本ずつ並ぶタイプのエスカレーターは、連続して上り下りしているうちに途中で間違えるの巻。


これは以前にもブログに書いたが、今でも日常茶飯事。あまりにも間違えるので、「右回りか左回りで、ずっと同じ方向へ曲がり続ければ間違えない」とアドバイスされる。が、しかーし!! 連続して上がったり、ずっと下り続けたりしていると、脳ミソが反対側へ回るように足に指令を出すのだ。右、右、とくれば、次は左へ行けという感じで。操られてるよ!! 目でエスカレーターの上り下りを確認してから曲がればいいんだけど、脳ミソ指令には逆らえず、足は急に止まらないのだ。つい先日も6階から下って、下って、迷わず上りエスカレーターの1段目に足を乗せようと片足を上げた、という時になって間違いに気付いた。急に立ち止まって振り向いたため、私の後をついてきていた知らないオバちゃんにぶつかった。すまん。


2) 駅ビルの東と西の出口を出て、自分の行きたい方角を間違えるの巻。


これは凄い。ほぼ毎日利用しているのに、ほぼ毎日間違える。この駅ビルは、1階と3階から最上階まではワンフロアで、2階の「立川駅連絡口」へ通じる出口は、コンコースを挟んで「東口」と「西口」の2箇所という方向音痴泣かせのビル。





1階から2階へエスカレーターで上がって出口を出て、南口の自宅へ帰ろうとすると「30回のうち29回」は北口の方角へ足が向かう。なんでだ!! 上の方の階から下って、下って、下って(ここは上り下りが別なので間違えない)、下って出口を出て、南口の自宅へ帰ろうとすると「30回のうち29回」は北口の方角へ足が向かう。なんでだー!!


東西のエスカレーターを使って、1階から上る、3階から下る、という全部で4パターンの曲がる方角を覚えれば間違えるわけがないんだけど、どうしても脳ミソが「右が南口方面」「左へ曲がれば間違い無し」と足を動かす。で、ことごとく間違えるという。ならその逆を選べばいいかと思いきや、脳ミソがその裏の裏をかいてきていて、「自宅の方向は間違いなく右だと思うけど、左へ曲がってみよう」と、左へ曲がると、やっぱり自宅は右だったりする。もはや自分が何かしらの病気なんではないかと思う。バカなだけですか、そうですか。


3) 昨日のその店にて。思考が時計回りの巻。


レストラン街の共通のトイレまでの通路が、2度3度と角を曲がらなくてはならず超危険。トイレへ行って、戻ってきたら自分たちのテーブルに別グループが座ってた。誰ですか!? 私がトイレに行っている間に、そろそろお開きって事になっていたかと思いレジを見ても誰もおらず。狭い店内をぐるぐるっと見渡してみると、反対側の壁沿いの席だった。自分たちのテーブルから見て出入口は左だと思って、戻ってきたらなんかこう、リサイクルマークみたいな感じで、左側の席だった気がしたんだけどおかしい。おかしいのは私か。





番外) 本を読むと電車を乗り過ごすの巻。


全く方向音痴と関係ないんだが、私は本を読んでいると車内アナウンスが耳に入らず、しょっちゅう目的地を乗り過ごす。乗り過ごして、引き返す時に本を読んで、またもや乗り過ごす。いつになったら着くんだ!! 南武線の終点の立川駅に引っ越した時には、これで乗り過ごさなくて済むと安心したのもつかの間、周囲の人が大量に降りて、大量に乗りこんできて、危うく折り返し運転で発車するところだった、という罠にはまる。すぐに折り返し運転する時間帯は危険!! おちおち本も読んでいられない。


というワケで、この時計回りのリサイクルマーク思考を裏付ける出来事があった冒頭の話へ戻る。登戸駅で電車に乗ってから10分くらい経ち、がやがやと大勢の乗客が降りて行く気配がしたので、「あ、終点の立川駅に着いた? 意外と早かったな」と思って本を閉じ、ホームの駅名を見てびっくらこいた。何故か「武蔵小杉駅」だった。なんでだ!! 「登戸駅」から逆方向の「川崎駅」行きの電車に乗っていたらしい。15分くらい乗って、何駅もいまさっき通ってきた駅を逆戻りに通過していたというのに、自分の方向音痴さに茫然自失。危うく逆終点の川崎まで行ってしまうところだった。






ていうか、登戸駅がおかしいだろう。終点まで行かない途中の駅で降りて、次に来た電車に乗ったのに、どうして戻る!? 進むでしょ、フツー。単線かっつーの!! 良く分かんないが、登戸に降りたら、階段を上って反対側のホームへ行かなくてはいけなかったようだ。なんでだ。私の脳内感覚では、次に来た電車が立川駅行きのはずなのに。途中までしか行かないんだから、次に来る電車は続きのはずなのに!! ちなみに、ホームに入ってきた電車の方角は、本を読んでいたのでドアが開くまで見てなかった。どっちにしても、立川は右の方角かな? と思っている時には(これも大抵合っていない)、川崎行きの電車が左方向から来ても乗りたくなってしまうので、当てにならない。自分の脳内方角最優先!! これほど当てにならないのに、何故信じる。


とにかく無駄に逆戻りさせやがって怒るぞ、登戸。心の中で登戸駅に悪態をつきまくりながら、武蔵小杉で電車を降りて、改札に向かう人の流れから私1人が外れて、反対側のホームへ。いかにも「あんた、乗り過ごしたね」という感じ。ちがーう!! 乗り越したんじゃなくて、逆方向に乗っちゃっただけ。一緒だよ。


来た電車がこれまた「登戸駅」行きだっため、用心してその電車を見送り、次の「立川駅」行きに乗車。これで本を読んでも間違えない。普通は間違えないのか。思いも寄らない罠にはまり、行ったり来たりとリサイクルマークの如く無駄な動きを経て、登戸駅を無事やり過ごし、立川駅へ到着。「読書」と「移動」が重なると脳内感覚が更に麻痺すると思う。まったく、このリサイクルマーク思考のせいで余計に時間が掛かってしまった。ていうか、これだけ散々、間違えているんだからいい加減、自分の感覚を信じるのを止めた方がいいですか、そうですか。