8月鑑賞の映画

■『ゾンビランド』-Zombieland- ★★★☆


新型ウイルスの爆発的感染拡大により、人類の大半が人喰いゾンビと化した米国。テキサス州に暮らす引きこもりの童貞男コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ) は、“生き残るための32のルール”を作り、臆病さゆえに生き延びていた。両親の家に向かう途中で、トゥインキー(甘菓子)に執着するアウトロータラハシー(ウディ・ハレルソン) の車に同乗させてもらうが、詐欺師姉妹のウィチタ(エマ・ストーン) とリトルロック(「リトル・ミス・サンシャイン」の女の子) も加わり、彼らはゾンビがいないとされる遊園地を目指す・・・。ルーベン・フライシャー監督。


人間の踊り喰いや血みどろ腸大放出な場面もカラッと明るく、他者を拒絶する孤独な4人の距離感が縮まっていく過程にグッとくる、ほろ苦青春ロードムービー。4人のキャラクターがバッチリで、ゾンビ映画なのに後味が爽やか。だらけそうになる中盤でガッチリ心を掴むビル・マーレイが本人役で出演。トゥインキーがどんなお菓子か気になって検索すると、取りあえず凄く甘そう。