いろいろ入り放題

tetsu2052010-05-14

横浜にある築42年の実家がいよいよ老朽化してから早30年・・・老朽化してからの方が長いよ。
大きな声では言えないが、言いたくて仕方が無いので書いちゃうと、隣の家なので依頼した大工の仮名りんちゃんの腕がどうにも怪しい。


30年ほど前、2階に姉Aの部屋とトイレを増築して派手に雨漏りしたのを皮切りに、稼業を継いだりんちゃんの息子ちゃん(幼なじみ)が自分ちの屋根から落ちて骨折した。関係ないですか、そうですか。その他、2階の床板を5畳分剥がした別の工事中、仮のペラペラの床板を見た姉Bが、何を思ったかそこへ足を置き、ズボボボボボー!! と破壊して1階床に落下した(遠い目をしてた)。全面的にうちのせいなのだが、同柄のクロスが無いためというよりめんどくさいのか、適当な柄で誤魔化された。その部分の1階の天井の柄が周囲と合っていないまま時は過ぎ、脱衣所の防水処置を施していないため“きのこ”が生えたり、トイレの床板が腐ったりと、もろもろの不具合を乗り越え(割愛)、13年前に2階部分を全面リフォーム。


余りに家の中が寒いので、全く入っていない断熱材を少し入れて欲しいと頼んだが、引退していて欲しい年齢に差し掛かったりんちゃんの「できねぇ」の一言で諦め、つてで用意したちょっと立派な玄関扉(80万円) を付けて欲しいと頼むも「できねぇ」と見向きもされず、作り付けの家具を依頼するものの「市販のものを買え」と断られ、お茶菓子のおせんべいは「柔らかくてもの足りねぇ」と健康そのもの。


この時も関係者の誰かが、工事中の2階の仮の床板に足を乗せてズボボボボボー!! と穴を開け、同柄のクロスが無いためというよりめんどくさいに違いなく、現在も玄関の天井の柄は周囲と合っていないまま。そんなワケで、固いおせんべいを探しまわり、これでも食らえとばかりに石のように固いおせんべいを出したリフォームも終わり。


その翌月、りんちゃんと話す機会があったので、社交辞令で「息子ちゃんにもお礼を言っておいてくださいね〜」と立ち去ろうとしたのだが、なにを勘違いしたか、脳みそがスパークしたか、ピピピ〜ン!! と私が息子に気があるに違いないと閃いてしまったらしく、俺に任せとけと大張り切り。誰がそんな事をいったんだ。一語一句違うだろう。間髪入れずに全力で否定するも、男に二言はないとばかりに「分かった。気持ちは分かったよ」と満面の笑み。ちがーう!! 耳の穴かっぽじって人の話を聞け。「家も隣だし安心だ」って、妄想が進んじゃってるよ、この人!! この後は不安のあまり、りんちゃんと顔を合わせないように、隣家の前を走り抜ける日々だった。ちなみに50近い息子は今も独身…。


このリフォームには色々あったが、最高に笑ったところでは「開かずの扉」。七不思議かよ!! りんちゃんか息子のどちらがやったのか分からないが、引き戸の上下の取り付けを間違えてしまい、左右の2枚とも同じ方向に取っ手がついていて、1枚が開かずの扉になってしまったのだ。ど素人ですか!! 滑りの悪い重い木の扉なので、取っ手を使わずに無理に開けてしまうと閉めるのが難しい。上下に入れ代えればいいだけかと思ったが、下側の車輪?を付け替えないとダメなようで、だったらそれをやってくれよと思うが、多分「できねぇ(めんどくせぇ)」ので無理。


それから13年。ベランダへ出るための窓4枚は開け閉めしようとすると窓枠ごと外れ、各種収納は閉めたら開かなくなるため「開けっ放しの扉」へ。横浜とはいえ実家は冬が寒く、寝ていると窓の方からすきま風がピュゥゥゥ〜。実家にいた頃、外にいるような寒さの中、「寝るな、寝ると死ぬぞ。パンパン(頬を叩く音)」と、布団の中で1人雪山ドラマをやったものだった。現在、実家で暮らしている姉A夫婦も雪山ドラマをやったと話してた。実家で寝ていると、やたら虫がブンブン飛んでいるし、ムカデがしょっちゅういるし、ネズミはいなくなったもののゴキブリがゾロゾロ出るし、風呂場にヒルもいたし、ちょっとちょっと、どこか窓が開いているんじゃないか? と確認した事があるほど。ここで、つい先日発覚した事が。


私が実家に泊まる際に使っている部屋が、エアコンのホースを通す穴あけをせず、窓を開けっ放しだったのですよ。もう何十年も。ホントかよ!! 寒いワケだよ。すきまじゃないよ。虫がくるワケだよ。出入りに使っている窓の上にある、小さな窓なので本当に気づかなかった。というより、カーテンを新しくしたり、窓の掃除をしてきた母親は知っていたので、知らなかったのは娘の私たちだけ。これはりんちゃんのせいじゃなくて、アバウトな父親の仕業だと思われる。ま、めんどうなのでこのまま放置だけど。取りあえず虫除けネットをつけます。