11月鑑賞の映画

『1408号室』★★★★
原作と同じなのは、1408号室に泊まるオカルト作家と結末くらい。主人公の家族を登場させた事で面白くなってる。娘の目が昔の火星人のイメージくらいにデカくて、新潮文庫版「キャリー」の表紙の少女くらい衝撃的!! ジワジワと攻めこんでくる中盤までは良かったものの、ビックリハウスと化す後半はやりすぎた。


デス・レース』★★★
オリジナルは未見。カーレース中と、何故かいつもモテモテ役演じるハゲ男J・ステイサムの裸体だけが見所。スモーク・ナパーム・機関銃・撒きびし、串刺し、何でもアリ!! なのに車の改造場面の描写がなく、脇役のキャラが弱くてパッとしないところが「ローラー・ボール」と似てる。


『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』★★★★
前半とクライマックスは大受け!! が劇場内は静まり返ってた。面白いような、面白くないような、バカバカしい映画を期待したらマトモで、何ともビミョー。


X-ファイル:真実を求めて』★
なんで今さら? 感が漂う本作は、シガレット・スモーキング・マンも(スパナチュに出てた)、ローン・ガンメンも(死んでるけど)、クライチェックの出番もなく(殺されてるけど)、ブラックオイルもUFOもUMAも陰謀もない。どこがX-Filesなんだよ!! という内容も腹が立つが、何よりもモルダーとスカリーの関係がありえない。


『イーグル・アイ』★★★
単純な目的を考えうる限り複雑にする“超アタマいい謎の指示者”が超アタマ悪すぎ。命がいくつあっても足らない振り回される主役2人は良かったけど、ふた昔前のSF小説のような古くささ。


レッドクリフ Part I』★★★
関羽張飛趙雲の見せ場でツカミはオッケー。孔明から周瑜が中心となる中盤から雲行きが怪しくなり、お馴染みの白いハトがヒュ〜ンと飛んで、さあこれから!! というところで終わりガックリくる。どうにも長く感じてしまった2時間25分で、期待しすぎたか案外無難だった。