グリグリ・パート5

先日の風がゴーゴーと吹いた日の翌日、「木枯らし一番だったんだって!! 」と余計な事を言って間髪入れずに「一号でしょ」とツッコまれた。惜しいっ!! 惜しくないですか、そうですか。


前回までのあらすじ。突如、口の粘膜に現れた親指大のグリグリに仰天し、どうやら塞き止められた唾液が袋の中に溜まっているらしいと分かり、歯科口腔外科へ。水道橋の大学病院を紹介されるがめんどくさいので近所の共済病院へ行き、MRI検査を受け結果待ちとなる・・・


いや、結果はとっくに聞いていて、やはり溜まっていたのは唾液だった。MRI検査では水が白く映るそうで、私のも白いので腫瘍じゃなく唾液でしょう、という事だ。ホントかよ!! いや、もっとちゃんとした説明で。


で、今月29日に一泊で手術という事に決まったんだけど、ちょっとちょっとーご飯は食べられるの? この病院のご飯は美味しい? 飲食物の持ち込み禁止って、入院といえば差し入れじゃん!! お腹が空いたらどーすんのーーー!! という私の脳ミソの叫びにグリグリが反応したのか、手術を2週間前にして、みるみる萎んでほとんど分からなくなった。エライぞ、グリグリ!!


と、いうワケで、唾液が溜まっていた袋が粘膜の中に残っているので、また溜まってグリグリが復活する可能性はあるものの、取りあえず手術は中止。いやもう、入院中のご飯の事が心配で心配で良かったぁ。って、一泊くらい我慢しろよ、私!!


話は変わって、急に冷え込んできたせいか、膀胱が縮んだのか、上映時間が長いのか、ココ最近、映画を観る度にエンドロールが終わった瞬間、トイレへ猛ダッシュしてる。もうさー、膀胱限界となる1時間半にして欲しい。って、私の膀胱に合わせてどーすんだ。この間もシネコンの8階で観た後にトイレに駆け込み、さあシッコという時に、トイレ外のエレベーター前で若い女性が「地震? 」と誰かに言っている声が聞こえ血の気が引いた。うそーーーー尻丸出し、尻丸出し、いま尻丸出しだって!! 揺れてる感じはなかったが、そう言われると揺れてる気がしてきた。うそー!!


尻丸出しの私が便器とともに発見される映像が脳裏をよぎり、そんなもんテレビに出ないって、取りあえずパンツだけは履かなければと、膀胱にモーレツな圧力をかけてシッコの押し出しに必死。ふんがー!! その間も女性が「地震? 地震でしょ?」と何度も繰り返し言っている声が聞こえ、尻拭きもそこそこに、パンツ上げもそこそこに、腰の辺りでクルクルと丸まったパンツで落ち着かないまま、転がり出るようにトイレのドアから飛び出すと、若いカップルの男の方が「気のせいだろ」と話を終わらせていた。おいおい、手も洗ってないよ!!


で、急に冷え込んできたせいか、膀胱が縮んだのか、午前5時の呪いなのか、ココ3日ばかり午前5時にシッコで目が覚める。これがもう、カーテンの隙間から洩れる明かりは皆無で、何時だか分からないくらい真っ暗だ。私が起きるのは6時半なので、急いでシッコを絞り出してもう一眠りしたいところが、どうも眠れなくなり悔しい。トイレの電気が眩しくて余計に目が覚めてしまうんだけど、立ちションで的を外す心配がなくても(当たり前)、真っ暗闇でシッコするのも落ち着かないので電気を点けて、眠れないんだよコンチクショー!! という感じ。


つーか、22時半には寝てるから睡眠充分? 寝過ぎか、私!! 取りあえず5時に起きても寒いし暗いしする事もないので、目標としては、トイレの電気を点けつつ、目をつぶったまま、シッコを済ませ、トイレから出て電気を消すの技をマスターしたい。じゃ、電気を点ける必要ないじゃん。いやいや、電気は点けなきゃダメなのよ。なんで? いや怖いから。なんじゃそらー。