グリグリ・パート3

前回までのあらすじ。突如、口の粘膜に現れた親指大のグリグリに仰天し、どうやら塞き止められた唾液が溜まっているらしいと分かり、近所の歯科口腔外科へ。東京歯科大学水道橋病院を紹介されるが・・・


出さぬなら、出させてみせよう唾液を出そう大作戦ー!! この土日は、お茶碗に梅干しを1個入れたものを冷蔵庫に用意しておき、ちまちま千切っては舐めていた。梅干し食べて、スッパマン!! なんたって、梅干しを見ただけで唾液が出たがっているのが分かるほどで、冷蔵庫を開ける度にそれが目に入り、耳の手前の窪みがキューッ!!


最初に舐めた時には唾液が出てこなかったものの、2回目には滲み出てくるようになり、何回か試しているうちに通常の半分くらいは出るようになった。しまいには、お茶碗を見るだけで唾液がジワーッ。まさにパブロフの犬状態。少し経つとまた口の中が乾いてくるので、無駄に冷蔵庫を開けて見ては唾液がジワーッ。こういう事情ならでんこちゃんも許してくれるに違いない。ホントか。ていうか、いま「梅干し」と打っているだけで唾液が出る出る、恐るべし、梅干しの呪縛!!


で、金曜日に行った口腔外科のある歯科医院で、水道橋の大学病院へ行け、明日(土曜日)行け、と紹介状を渡されたのだが、何回も通うには交通費が掛かるし、行くのめんどくさいし、交通費が掛かるし、行くのめんどくさいし、という貧乏性&めんどくさがりの私としては、特定療養費4,725円が掛かってもいいから、近所の大きな病院へ行く事にした。


と、いうワケで、今朝「立川病院」へ行ってきた。紹介状がない場合は、診察するかどうか、まず先生と話をしてからになるという事で、これで暫く待たされた。で、先生に歯科医院で水道橋の病院を紹介されたが、ここで治療したいと言うと、「その紹介状で、特定療養費は掛かりませんよ」とあっさり。なんですとー!! 全然、知らなかった。紹介状に書かれた病院じゃなくてもいいのー? 今まで、紹介状を書いてもらった時には、その病院で診てもらってたのに。常識? 常識なのか!? ま、良かった良かった。いやもう、五千円得した気分だ。


この病院は全く初めてだったので、一旦、受付へ戻り、まず診察券を作る事に。ゲーセンのメダルのようなコインを1枚渡される。なんだこりゃ? これで診察券に貼るインスタント写真を撮影するそうだ。へー。てな関心してる場合じゃなくて、写真撮るなら口紅を塗っておいたのにー!! が、しかし、受付のオッサンがそんな事を気にしてくれるわきゃーなく、案内されるままに塗ってるヒマもなく、予想通り、恐ろしく顔色の悪い指名手配写真のような有様に。チクショー!!


再び、口腔外科の待合室へ戻り待つ事30分。予約制なのでもっと待つと思ったが、意外と早く呼ばれてホッ。触診は最初に診てもらった病院と同じ事を言われ、後日、MRI検査をする事になった。それって、それって、それって、かまぼこ型の機械に入るやつー? キャー、初めて初めて。てな浮かれてる場合じゃなく、造影剤投与に関する説明書を読み、同意書にチェックし署名、MRI検査のための事前確認をした。


「今までに体内に何か埋め込んだことがありますか」コワーーーーーーー!!


バスキュラークリップ? リザーバーって? 何だか分からないものを含む、心臓ペースメーカーや骨折接合用ボルトなど、13個の有無をチェック。全てなし。へー。妊娠、避妊具、義眼、タトゥー。全てなし。へー。


診察が終わって総合待合室へ戻ると、関連診療所のリストがある事に気づいた。なんだ、最初にコレで調べて歯科医院へ行っとけば、ここの紹介状を書いてくれたんじゃーん? ・・・って、私が行った歯科医院の名前があるし!! だーもう、水道橋を紹介しないで、ココを紹介しろコラー!!


驚いたのが会計で、キャッシュディスペンサーのような機械が並んでいて、診察券を入れて、会計する仕組み。キャー、なんかハイテクー!!
MRI検査の予約は10月2日、結果が分かるのが11日。というワケで続きはまた。