北海道1 出発編

今月上旬、所用で実家に5日間泊まってきたのだが、毎晩、9時頃になると決まって、父ーちゃんが庭でジョボボボボボ・・・ジョッ、ジョボボッ、ジョッ・・・ジョボッ・・・ジョッ・・・と、立ちションをしていた。・・・何故!?


てかもう、昔から父ーちゃんは就寝後1回目のシッコは庭でしてたんだけど、久しぶりに5夜連続で聞かされたので、仕舞いには、そろそろジョッ・・・ジョボッ・・・ジョッ・・・だな、などとキレの悪いテンポまで把握する始末で、ガラス戸の鍵をキコキコと回して開けて、雨戸の鍵をガシャコーガシャコーと開けてガラガラガラガラー(これがまた喧しい)、サンダルを履いて、まだうすら寒いまっ暗な庭でするよか、トイレでする方が楽ではなかろうかと思うのに、どうなのよ? 父ーちゃん!!



で、帰る日の午前中に実家近くの釣り堀に姉夫婦と甥姪と行ってきた。と、言っても、タダ券なので30分だけだったんだけど、釣れた鯉を逃がした後で姪が、「もう少し大きかったら捌いて食べられたのにね」と残念そう。喰う気で釣ってたのか!! 同じ水槽で釣っていた小学生は、鯉に逃げられて勢いよく戻ってきた針が父親の耳に引っかかって危険な事になってた。コワー!! アンタ、父ーちゃん釣ってどーする。これですっかりビビッた私は離れた場所にて見学。


私たちが真っ黒けの水面を釣れんのぅと眺めているその間に、1人で来ていた40半ばの男性が、60センチ以上の大物(館内放送されて、写真撮影)を3匹、大物微妙サイズ(店員が目盛り付き衣装ケースに入れて計測)を2匹もつり上げていてビックリ。スゴッ!! 早っ!!特別、何かしているようには見えなかったんだけど、ヨッ、釣り堀の鬼!!


今度、釣り好きの友人で死神(やたら雨に降られるところから、伊坂幸太郎著「死神の精度」に出てくる死神より命名)に会うので聞いてみよう。ヨッ、夜釣りの死神!!


で、行ってきました季節外れの格安バスツアー北海道4日間!!
出発5日前に日程の詳細が郵送されて、行きの便は10時40分発のANAと決定。立川パレスホテルからリムジンバスで行く予定でいたけど、なんたって、これが来なくちゃ羽田空港の第一か第二かも分からないから。ANAは第二ターミナルで、当日は強風による速度制限で時間が掛かるというので内心大焦りだったけど、70分から110分の予定通りちょうど100分で到着。


格安ツアーだけに、当然昼食はついておらず、旅行案内書に“昼食は各自で持参し、機内でお召しあがりください”と、空弁買って機内で食えという事なので、早速「空弁工房」で和幸のトンカツサンド500円と、羽田限定あなご寿司(店名も値段も忘れた)を買い込み、写真を撮りまくってからエアポートラウンジへ。


羽田空港のエアポートラウンジは、出発ロビー3階と、ゲートエリア内4階の2カ所にあって、両方とも行く気まんまんでまずは3階へ。ジュースが5種類くらいとコーヒー、缶のポカリスエットとコーラもあった。うひょー、3本くらい持ってっちゃう? 持ってっちゃうー? が、しかし、国内線に乗るのは10年ぶりくらいで、機内に缶ジュースを持ち込んで良いものか分からず、ペットボトルの水を捨てて、ポカリを入れていこうかとも考えたほど貧乏性な私もしょうがないので諦めた。しょうがないってアンタ。


出張サラリーマンだらけの静まり返ったラウンジで、ドリンクバーや室内写真を撮りまくりつつ、コーヒー2杯、オレンジジュース2杯、トイレ2回の気の済むまで満喫して、今度は4階へゴーゴー。が、4階の方はゲートラウンジのずーーーーーーーーっと奥の奥の奥の方にあって、モーレツ歩きで向かううちにこのまま行っても時間がない事に気づき泣く泣く諦めた。くー、私とした事が。


で、ラウンジを諦めたというのに、到着直前の機体への落雷による点検作業のため、出発が遅れるとのアナウンス。だー、ラウンジ行けたじゃんもったいなー。てかもう、そうまでして行きたいか、私。なんだかんだで結局飛び立ったのは55分遅れの11時35分。


1時間と少しで函館に着いてしまうので、ベルトサインが消えた瞬間にテーブルを倒し空弁を食べた。和幸のトンカツサンド、うまー!! 3切っきゃ入っていない、ちんまりサイズで、さすが空弁、臭わず、狭い場所で食べやすい。これは当たり。羽田限定のあなご寿司もこってり舌に乗るタレがうまー!! これも当たり。


満腹になったところで、ボサーッとしてる間に函館到着。函館っちゃー、はーるばる〜来たぜ、函館〜♪ てなもので、出口で旗を持って立っている女性バスガイドと、モジャ頭の男性添乗員の元へツアー客がゾロゾロ集まってきた。今回のツアー客は40名。


1) (宮崎)ハヤオ+妻
2)帽子年寄り+妻
3)部長+妻(何故にこんな格安ツアーに参加したのか不明の貫禄)
4)AQさん(という知人に似て無国籍だから。誰も知らんて)+お洒落さん
5)オタクヤング+小太り妻
6)疲れ顔ヤング+妻(必死に仕事を片付けてきた風の疲れっぷり)
7)うす毛+看護師(顔がね)
8)ダイソー地図+妻(初日に折り目のところが破れてた)
9)ガンコ職人+妻
10)年寄り夫+チー坊(わーかめ好き好き石立鉄男似の妻)
11)ダンゴ+夫
12)帽子バッヂ+妻(必ず帽子にバッヂをつけるオヤジあり)
13)七三分け+グループサウンズ
14)年寄り帽子夫婦(年寄りという事しか認識出来ず)
15)オレンジ+友人デニム(目立つので目印になって大助かり)
16)膝サポーター+友人
17)モシャモシャ+友人派手バッグ(いかにもバスツアーコンビ)
18)4人家族(娘2人は20才と17才くらい。何故にバスツアーに!?)
19)私+A美


さっそく心の中であだ名もつけて、最初の観光地「トラピスチヌ修道院」へ向け出発ー。