おが粉風呂初体験

木曽ヒノキ100%の“おが粉”パウダーと、110種の野草酵素ブレンドした、自然発酵の酵素浴専門サロン『酵素ビバリー』へ行ってきた。

掲載されていた雑誌には、横浜市営地下鉄センター北駅』より徒歩4分とあり、目印になるような建物も、ビル名も、通りの名もない、まるで役に立たない地図を頼りに、だいたいの方角へ歩く事15分。1本ずつ道路を探し、気付かず通り過ぎようとして、あれ? と偶然到着した時には、20分経過。どんな地図だ。

温泉マイブーム中の私としては、砂塩風呂や岩盤浴など『お湯無し浴』にも興味津々で、今回初体験の酵素浴にもかなり期待!! まずは待合室にて、発汗を良くするショウガ紅茶が出される。・・・マズッ、薄っ、マズッ、薄っ!!

気を取り直して、バスルームにて紙のおパンツに履き替える。ややややや、この頼りなさが、こっぱずかしい。そして、胸から膝まで隠れるムームースカートと、ヘアキャップを身につけ準備完了。ちなみにここのサロンは女性限定だ。

いざ、“おが粉”がどっさり入った箱の中へ・・・ズボッ、ズボボッ!! 足が沈む沈む。私はその日の2人目の客で、“おが粉”もまだ沈み込みやすいそう。ってかもー、みんなの汗が染み込む“おが粉”は果たして何人まで!?

横になった身体の上に“おが粉”をかけられ、ギュウギュウと押し固められる。なんかこう、海老フライになったような気分。更に座布団のようなものを乗せられるので、灼熱の砂浜で重い布団をかけて寝ているイメージ。体感温度40度の“おが粉”は少し熱いくらいで、みるみる身体が温まる。

時間は15分なのだけど、汗をかき始めたのがちょうど5分経ってから。額からブワーッと汗が噴き出し、ダラダラ垂れた汗が耳の中へ入り放題で、オーナー(多分) が、冷たいタオルで丁寧に拭いてくれる。

オプションで酵素パックも申し込んだため、10分経過した時点で白くユルイ液体をハケで塗りだした。これで毛穴の汚れが黒く浮き出てくるそうだ。15分経ったところで、パックをタオルで拭き取ってもらい、“おが粉風呂”も終了。だー、これからなのに!? せめて、あと5分入っていたい。

腰から上はどっさりと汗をかいたが、やっぱり足は汗が出ないなあ、などと考えているとオーナーが一言。

「足もよく汗をかきましたねー。“おが粉”が湿ってますよー」かいてるよ!!

汗でべっとりと“おが粉”を全身に貼り付かせたまま箱から出る様は、立ち上がったスフィンクスのようで、我ながらスゴイ有様。サラサラな汗をかくせいか、とにかくさっぱりして気持ちいい。黄色い粉をバラバラまき散らせつつ椅子に座り、そのまま軽く身体にすり込んでいくと、古い角質が取れてツルツルになるそう。背中だけはオーナーがやってくれるけど、あとは自分で擦らなきゃイカンとは、なんとも寂しい。マッサージとセットになっていたらリラックス度も倍なんだけど。

シャワーを浴び(ドライヤー有り)、着替えを済ませたら待合室へ。何故かローションとクリームは待合室に置いてあり、鏡がない。メイクするには、もう1度バスルームへ戻らなくてはならず、めんどくさいのでノーメイクで帰宅。少しの間、汗が引かないほど全身が温まり、帰る途中もポカポカだった。

この後、3時間は手足が温かかった。というワケで、3時間後には手足は冷え冷えになってしまったけど、“おが粉”マッサージのおかげか、とにかく全身がつるつるピカピカなのだ。これは3日間持続し、普段はお風呂上がりにクリーム等を塗らなければ痒くて大変なのに、3日間は何も塗らなくても大丈夫だった。

今回は、通常、酵素浴3150+酵素パック1575で4725なのが、横浜ウォーカー特別価格で4000円。が、正直言って高すぎだと思う。酵素パックをやめて、酵素浴の3150円にしておけば良かった。ゲルマニウム温浴が1500円で出来る店が多い中で、同じように15分間入るだけで、特にマッサージとか店員の手間をかけさせるワケでもないのに3150円は、やっぱり高いと感じてしまう。2000円なら月に1回は行きたいんだけどなぁ。残念っ