家は捨てられないだろう

近所の家の壁にあった貼り紙を見て驚いた。

“吸い殻捨てるな、家捨てろ!! ”

アンタ、家は捨てられないと思うよ。

朝晩はめっきり涼しくなり、もうすぐ秋。秋といえばボケらの季節。先日、お風呂の椅子に腰掛けようとして目測を誤り、というか、見ちゃいなかったので、尻がほとんど乗らずに思いっきりすっ転げ、尻から腰を強打した。なんでだ、なんで転ぶか、私。

思い起こせば、背後の目測を誤った最初の記憶は小学生の時だった。ガラス窓に寄りかかろうとすると、あれよあれよと景色が流れ、気がついたらベランダの天井を見ていた。
・・・ガラス戸が開いていたのかよ!!

この衝撃体験により、手で確認してから寄りかかりたまえと学習したかというと、この時強打した後頭部がデッドゾーンとなり(スティーヴン・キング著)、残念ながら記憶されなかったらしい。

会社でも椅子から立ち上がった時に、キャスターで椅子が後方へ行っていると脳では分かっているハズなのに、そのまま座り勢いよくすっ転げたという事が何度もある。まったく周囲の人達を驚かせて申し訳ない。取りあえず、しっかり机に手を置いて座れば、転ぶ前に気付くと思う。いやいや、椅子の背もたれに手を置いて確認して座れよ、私。

壁に寄りかかろうとした場合も、思いの外距離があり、“ゴツンッ!!”と壁に尻アタックを喰らわし大きな音を立てるのも恥ずかしい、というかけっこう痛いです。ところで、一番背後確認を怠るのが便器の蓋で、ふぅ、と全身の力を抜き超リラックス状態で座った瞬間に、

『ひえー、冷たーっ!! 』

と飛び上がる事しばし。・・・蓋が上がってないのかよ!!

上がってないと言っても、自分で上げずに誰が上げるんだ、ってなもので、上げたつもりが上がっておらずに、ぺたん、ひえー!! という事態になるのだ。この“ぺたん”な感触はヒジョーに気持ち悪いので、興味がある方はせっかくなので試して貰いたし。その場合、尻の水分量によって蓋にうっすらと尻のカタチが残っている事もあるので、斜めの位置から確認し拭かれたし。

皆さんも寄りかかる前、座る前には、背後の確認をしましょう。あ、してますね。