牛蒡パワー

いつもしょーもない事ばかり書いているので、たまには役立つ話を書くことにした。
のっぴきならない理由で、どうしてもオナラをしなければならない事態に陥った時はどうすればいいか。
そんな時には牛蒡だ。

誰でも知っているような話だと思うが、牛蒡を甘くみると大事な場面で屁をこき恥をかく。
昔から、イモ食ってプー、豆食ってプー、と言ったものだが、かれこれ36年生きてきて、イモを食べて屁が出た記憶がないので、イモの場合に出る屁は大した威力がないと思われる。豆もよくわからない。

その点牛蒡はキョーレツだ。特に金平牛蒡は、私が身をもってお薦め出来る効果てきめん食材。食えば出る事間違いなし。消化が終わってないんじゃないのか、というほど早い時間から、プープーと小さい屁が漏れ始め、その後はハラに違和感を感じ、風船を膨らませるがのごとくガスが限界に達すると、

ブヒッ!!!

と、一気に放出される。こうなったらもう、誰にも止められない。その後は連続して世の中に出てこようとする屁一族と、そうはさせまいと穴を引き締める自分との戦いで、無理に止めようとすると腹の中をガス爆弾が駆けめぐり一瞬の油断を突いて、より一層デカく、より一層激しく、より一層ド臭くなって弾き出されてくる。

もはや、そのニオイは人間離れしたもので、実が出たのかと思うほど目にしみる。たった一発が、あっという間に部屋中に充満し、早急に退去しなければ命取りになりかねない。恐るべし、牛蒡。何故にこれほど屁が出てしまうのか。

屁をこきたい時には、牛蒡を食え。長井秀和調で“間違いない”