一石一鳥

売り場で一玉のキャベツを持ち上げて、その軽さに春キャベツの季節だったと気づく今日この頃。春キャベツ、ウマー!! 春キャベツは巻きがユルユルなので、半玉に切って販売しているものなど、レタスかと思ったら春キャベツかよ!! みたいな。


小型冷蔵庫なのでキャベツ1玉は入らないけど、柔らかい春キャベツなら、外側の葉を剥がせば何とか収まってくれる。そこで、ビロビロになっている外側の葉も使うべきか、何めくり目まで剥がして捨てるものなのか悩むー。いや、捨てずに活用できないだけなんだけど。先日、買った春キャベツなど、外側の葉を一枚二枚剥がすと、マトリョーシカかよ!! というくらい本体が小さかった。なんだコリャ。店で葉を捨てて帰ってくれば良かった。


ていうか、捨てるか迷う外側の葉っぱが多すぎて勿体なさすぎ。と、いうワケで、捨てる野菜くずを取っておいて、スープを作ってみた。


私の暮らす立川市では、一昨年の暮れから家庭から出る燃やせるゴミが有料化。有料ゴミ袋は少々の力では破れないくらい厚手なので、いつも、ギュウギュウのギュウギュウのギュウギュウに押し込んで捨てていたけど、少しでもゴミが減るなら一石二鳥、バンザーイ。ちなみに有料ゴミ袋の価格は各10枚組で、5L/100円(コンビニの一番小さい袋くらい)、10L/200円(A4封筒くらい)、20L/400円(食品スーパーの1番大きい袋くらい)、40L/800円(でかい)。


チャララッチャチャチャチャ〜♪ チャララッチャチャチャチャ〜♪ 3時間クッキーング!!


使わない野菜の端とか皮を洗って、水気を切って冷凍しておく。傷んだ部分は使わない。



1) 真空保温調理器を用意。こういうやつ。調理鍋に野菜と同量の水を入れる。テキトー。



2) 冷凍しておいたくず野菜を入れる。この時は1週間分で754g。テキトー。



3) 沸騰寸前に火を止め、調理鍋を保温容器に入れて3時間置く。途中で2〜3回、沸騰寸前まで火にかけて再び保温容器へ。



4) ザルで漉す。野菜は水分を絞って捨てる。


以上。安い、簡単、手間なし!! ちなみに、このまま飲んでもイマイチ美味しくない。うっすら野菜味のするスープという感じ。塩、胡椒、醤油などでテキトーに味付けしてください。



細切りの玉ねぎと、紹興酒と醤油で下味をつけた一口大に切った鳥もも肉を入れたり。



うどんと卵を入れたり。


 
カレーパウダー、ターメリック、醤油、胡椒、うどんを入れて、カレーうどんにしたり。



紹興酒と醤油で下味をつけて、片栗粉をまぶして揚げた鳥もも肉と、素揚げしたジャガイモを入れたり。


野菜くずの内容は、ほとんどが春キャベツの外側の葉と芯。あとは、ショウガの端、カボチャの皮、さつまいもの皮と両端、人参の皮、みず菜・ほうれん草の根元、リンゴの皮。飲みきれなかったスープの残りは翌々日に廃棄。


その後、旬の季節に加えて美味しかったものは断トツでトウモロコシ。芯を3本ほど入れると調味料を加えなくてもスープっぽくなる。リンゴの皮を多くしたり洋ナシを入れると、爽やかな甘みと酸味でいい感じ。


反対に1度入れてそれっきり封印したものは、さつまいもとカボチャ。うっすら土くさいと言うか野菜の皮くさい。皮なんだけど!! 豆苗の根元と青梗菜も全然ダメで、恐ろしく苦くさくなってしまう。


そして、お待ちかねのゴミを出す月曜日。イヤッホー!!
さーてと、燃やせるゴミも減ったかなー。どのくらい減ったかなー。・・・おかしい。全然変わってない。全然ゴミが減ってない。なんでだ!! 賢明な方は最初から、そこを逃しても4) の場面で気づいたと思いますが・・・


スープで使った野菜も結局捨てるので、減るわけがなかった。生くず野菜が、茹でくず野菜になっただけ!! なんか、スープを作ったら野菜が無くなった気がしてた。バカ!!


というワケで、ゴミは減らないけどスープは作れます。材料費がかからず一石一鳥です。バンザイ!!