ドライヤー

先日、ドライヤーで髪を乾かしていると、プ〜ンと何やら焦げ臭い。髪が火事!! 髪が火事!! 髪が火事ー!! 消防車出動、ウーウー、カーン、カーン、カーン!!


・・・かと思いきや、思うか!! 匂いの元はドライヤーだった。いやもう、チリチリ頭になったのではないかと、驚かせやがってコンチクショーだ。10年くらい使っていたので、そろそろ壊れ時だと思っていたんだけど、ホントに壊れたか。というワケで、少し前から、買えない価格じゃないんだけど〜、とはいえ買う必要はないんだけど〜、でもちょっと欲しいんだけど〜、くらいに思っていた「ナノケアのドライヤー」が、俄然欲しくなる。ていうか、いま買わないと次は10年後になってしまう。


ナノケアはパナソニックの「ナノイー」が特徴の美容機器のブランド。保湿効果のあるスチーマーとドライヤーが販売されている。このスチーマーを就寝中の枕元へ置いておけば、ナノイーで髪がサラサラになるとか、なるとか、なるとか!! そもそも、ナノイーって何だ。公式サイトの説明によれば、「空気中の水分から生み出される微粒子イオンで、一般的なイオンの約6倍長持ちで広範囲に届く」そうだ。何が何だかさっぱり分かんないんだけど、このナノイーで髪がサラサラになるとか、なるとか、なるとか!!


40歳を過ぎた頃から、まとめ髪の量が以前よりも明らかに少なくなり、髪がヘニャヘニャと柔らかくなった。ヘアケア製品のコピーで見かける「うねる」「腰がない」「髪が細くなる」という状態。まさに髪の腰くだけ。分け目が目立つようになったし、生え際付近もうっすらと地肌が透けて見えて、芝生養生中のよう。 ていうか、生えてくるのか!!


というワケで、森林限界ならぬ頭髪限界の緯線が北上してきた42歳の夏。ここでハゲエリアの侵食を食い止めるためには、ナノイーだよ、ナノイー。ドライヤーくらい、いつでも買えばいいいいじゃん? と思うところけど、このナノケアの1番新しい型は、なんと2万円くらいするのだ。迷うー。アマゾンで1万3千円くらいだけど、それでも迷うー!!


ていうか、買っちゃった〜♪ 薮からスティックのルー大○風に言うと、夏の茄子からスティックの残りで。なんだそりゃ。いや、夏のボーナスの残りで。買ったのはコレ↓


「ヴァイン(vine)ウォッシュ エヴァ オゾン&マイナスイオン プロフェッショナルドライヤー VI 2006」。




ナノケアが欲しかったんじゃないのか!! いや〜、いよいよ本気で買おうと思って購入者のレビューを読んでみると、ナノケアは補償が切れる1年くらいで壊れると書いてる人が何人かいたため、欲しい熱が急速冷凍のカチンコチンでスーッと冷めた。ダメだナノケアは。ホントか。ホントなのか。それならばと別のモノを探していて見つけたのが「ヴァインのドライヤー」。


これにした決め手は「500時間の耐久性を誇る「超寿命モーター」。美容院でも使うものなので、とにかく頑丈とのこと。ナノイーはどうした!! ていうかねー、いざとなると貧乏性というか、そんなにすぐに壊れちゃ困るんで。定価は34,650円とビックリ仰天価格だけど、アマゾンなら23,000円。ナノケアより高くて心底迷ったので、なんとか10年は壊れずに頑張ってもらいたい。使う前にいっぺん仏壇に供えておこう。チーン!! うちには仏壇がないので気持ちだけチーン。


カラーは「パールホワイト」「ロイヤルブルー」「ローズピンク」の3色が23,000円。「パールホワイト」は温泉施設にありそうな業務用って感じ。「メタリックレッド」と「ブラック」はカッチョイー!! コレ欲しい。コレ欲しい。コレ下さい。と思ったのに、残念ながらブラックは品切れ。レッドは34,650円と他の3色より11,650円高かった。なんでだ。なんで赤は高いんだ。迷う、迷う、11,650円は迷うだろー!! ・・・で、パールホワイトにした。くー、地味だ。





「ヴァインウォッシュエヴァ」製品特徴
マイナスイオンと・・・マイナスイオン!! オゾンの相乗効果で・・・オゾン!! キューティクルをより一層引き締める。いちいち復唱しなくてもいいですか。そうですか。他には、ブリーズポジションを搭載。ブリーズポジション!! ・・・って何だろう。


ブリーズポジションというのは、風がほとんど出てこない「超微風モード」で、マイナスイオン空気清浄機代わりになるそうだ。なんと、ドライヤーなのに空気清浄機。誰かが家に来て、部屋の真ん中にドライヤーがポツンと置いてあったら面白すぎるけど、「片付けなよ」と思われるに違いない。誰が気付くのか、ドライヤーの空気清浄機。気付くわきゃーないので自分から言う。「コレ、ドライヤーなんだけど、空気清浄機の効果もあるんだよ〜」「へぇ、すごいじゃん(と、取りあえず言ってくれる)」で、それって必要なワケ? と思うに違いない。く〜、客人を悩ませてみたい。





■消臭・除菌・パーマ・カラーの定着など幅広い用途で使える、低濃度オゾン発生装置を内蔵( オゾン発生量は労働環境基準として勧告されている0.1ppm以下)。
光触媒コーティングを施したフィルターでいつでもキレイな風。別売りのフィルターは2枚で580円。
■脱毛予防と発毛促進、頭皮環境の改善。オゾンの除菌効果でフケの基になる頭皮のカビ(フケ原因菌) を除菌し、頭皮の新陳代謝を高める。


頭皮の新陳代謝、新陳代謝、新陳代謝。コレだコレ!! なんか最近、頭が汗くさいと思っていたのだ。加齢のオヤジ汁ならぬ、オバ汁が毛穴から滲み出てるに違いない。これで頭皮環境を何とかしてもらおう。


通常のブロー時には、「マイナスイオン」と「オゾン」を同時に使用。軟毛・コシのない人は、最後に「マイナスイオン」をオフ。ボリュームを抑えたい人は、最後に「オゾン」のスイッチをオフ。「ブリーズポジション」+「オゾン」でカラーやパーマの定着。「ブリーズポジション」+「マイナスイオン」で空気清浄機。「ブリーズポジション」+「オゾン」+「マイナスイオン」で洗髪できない時の除菌・消臭効果・・・もう何が何だか覚えきれん。同時にオンして、片方オフして、もはや旗揚げゲームのよう。面倒なので両方とも入れっぱなしだ。


ところで、「a-Vine エーヴァイン(アーヴァイン) TI-2010 マイナスイオンハンドドライヤー 」という、見た目がそっくり同じ、商品特徴もまるっきり同じという製品があって、どう違うのか検索してみたんだけど、どうもよく分からなかった。ヴァインは日本製で、こちらの製品には記載なくブリーズポジションはなし。こちらは定価2万→1万5千円。


で、使ってみましたー。パフパフパフパフパフパフー!!
まず、一般的なドライヤーと比べて、おそろしくコードが長い。業務用だし、空気清浄機としても利用できるだけあって、なんとコードが3mもある。リビングで使ってる延長コードより長かった。洗面所でしか使わない人には、かなり邪魔かも知れない。部屋の中をグ〜ルグルと歩き回りながら髪の毛を乾かせたい人なら便利そう。あと、熱風がステンレスの鍋みたいな匂いがする。ホントかよ!! 気になるほどじゃないけど、髪を乾かしている時に、いつも使っている鍋の事を考えてた。


初めて持った時には、くそ重たっ!! バカデカッ!! と思ったけど、使っているうちに気にならなくなってきた・・・ワケがなく、相変わらず重いし、大きい。クールボタンが簡単に押せる位置にあり、温冷、温冷、と切替えしやすいので、頭皮が熱くならないのは便利だと思う。


 


肝心の効果はというと、見た目は特に変化はないものの、ちょっとだけ髪がサラサラしてるような、してるような、してるような。頼む、なむさん、10年は壊れないでよろしく!!

エーヴァインTI2010

エーヴァインTI2010