二束2,862円也

tetsu2052009-05-25

毎日のように抜けたマツゲが目玉や裏っかわに張りついて、マツゲハゲになるのではないかと心配な今日この頃、本棚を埋め尽くす書籍を処分するぞスイッチがパチンとオン!! 二束三文で売れそうな比較的きれいな本と、資源ゴミに出す本、どうにも手放せない本とで振り分け作業に没頭。売る、捨てる、残す、残す、残す。売る、捨てる、残す、残す、残す、残す・・・減ってないよ!! これ、どんな話だったっけ? などとページを開いたが最後、延々と読んでいた。読んでどうする!!


気を取り直して、2度とは読まないだろうと売ったものの、確か7年後くらいに同じ店で見かけて、思わず買い直した小説を手に再び悩む。結局、読み直してなかったな、とパラパラと開いてみると、特徴のある栞が挟んだままだった。私が売った本かよ!! 悩んだがやっぱりもう1回読んでからにしようと本棚へ逆戻り。でもどうせ読まないんだよなぁ。減らないだろうが!!


ところで、いつもはブックオフに持ち込みしていたが、自宅に無料で引き取りにきてくれる「宅本便」があると分かり、今回初利用してみた。
http://www.bookoffonline.co.jp/files/embed/SellTop.html?cid=maec001


ブックオフオンラインで会員登録して、みかん箱くらいのダンボールを自分で用意、箱と同じ数の「買取確認票」をプリントアウトして1箱に1枚ずつ入れるだけ。最短翌日に回収にくる。なんと便利な!! 今まで両手で持てるだけ持って、背中に背負えるだけ背負って売りに行って、肩こり、腰痛、手の平がビリビリに痺れていた上に、買い取ってもらった金額以上に百均本を買う始末だったけど、これなら楽々、本を買い込む心配なし。


今回売る事にしたのは、文庫本143冊、ハードカバー49冊、新書21冊、その他(健康・ヨガ・筋トレ・料理・インテリアなど)16冊、CD6枚。汲み取り便所に落としたか如く変色したものと、全体的にくたびれているものや廉価本など約300冊の本は廃棄し、大きな本棚1つと小さな本棚1つが片付いた。すっきり!! 隙間もできた事だし、ブックオフに行って本を買ってきちゃうー? という気になる。増やしてどーすんだ。


近所のスーパーで貰ってきたダンボールに、さくさく詰め込んで積み上げ完了。が、ポテチの箱が潰れて傾いて、支えて重くて大慌て。しっかりしろよ、ポテチ箱!! 詰め込みすぎですか、そうですか。翌日までポテチ箱は踏ん張ってくれて、4箱を無事引き渡し。


翌、資源ゴミの回収日。廃棄する本の束を出すためゴミ置き場を往復している最中、マンションのエントランスで紐が解けて、あーーーー!! どっしゃーん。緩いんだよ紐が!! 結んだのは私なんだが。どうにもなりそうにないので、紐は諦めて両腕で抱えて行くと、ゴミ置き場の前で出勤前の30男がうろうろしてる。小太り!! 髪の毛モシャモシャ!! リュックでかい!! 不審者!!


縛っていない本を出すのにバツが悪い私は、いや、この本はちゃんと紐で縛ってたんだけど、そこでバラバラになっちゃったんですよ〜、と心の中で言い訳しながら本を置くと、その男性は私が出した本の束を物色してる真っ最中だった。いま出したばっかりなのに早っ!! ちょうど良かった。これ、紐が解けてますから選びやすいですよ(と、心の声)。誰かが持って行ってくれれば嬉しいので、横目で様子を伺っていると(怪しいよ)、紐を解いて真剣モードに突入。別の束の本は束ごと持っていこうか検討しているらしく、私が往復していた間だけで5分以上は考えていた。その気持ち分かるよ〜。ていうか、遅刻は大丈夫か!?


で、宅本便で出した本の結果を待つ事1週間。数ヶ月前に買い取ってもらった時には約800円で、今回出した本の量はその1.5倍くらいなので、目標金額は本棚の粗大ゴミ処理費用代の千円。銀行口座に振り込まれた金額は、な、なんと2,862円と予想外の高値。どれも値段が付かないか1円だと思っていたのに、何がどうなってこの金額になったのか、ブックオフの買い取り基準はホントにワケ分からない。とはいえ、やっと心の折り合いのつけて手放す決意をした本を「これは値段がつきませんねぇ」なんて目の前で言われたら持って帰りたくなるので、迷わず手放せていいのかも。引っ越した先で暫く経ったが開けなかったダンボールは、そのまま捨てろというやつと一緒だ。ホントかよ!!