「コバエがホイホイ」にコバエがホイホイ!!

誰が宣言したワケじゃないが、店が混み合う時間には、向かい合う端の2台だけがフォーク形式になるレジに並んでいた時のこと。後ろにきたオバちゃんから「ちょっと、1列ずつ並びなさいよッ!!」と肩を叩かれギョッ!! 大声に驚いて反射的に謝ったが、よくよくよくよくよくよく考えたら、だってココはいつもフォーク形式なのに!! 私は列の後ろに並んだだけなのに!! ていうか、そんなに怒んなくてもいいじゃんと、前に立つジイさんに罪を着せるべく前を向いた時には、スススーッと滑らかな動きで列が左右に分かれ、私だけが中央に並んでた。ジジイー!!


小さな食料品店で買物していた姉は、買い忘れに気づき通路を戻っている時に「逆回りしないでよ!!」とオバちゃんに怒られ、やはり謝ってしまったらしい。逆回りって、いつそんな決まりが!!


話は変わって、コバエが顔の周りをチョロチョロとうるさい季節になった。生ゴミか、私は。コバエは虫全般がモーレツに苦手な私が、ティッシュ1枚で殺せる相手だというのに、殺しても、殺しても、殺しても、殺しても、コバエの繁殖能力に追いつかず、常に1匹くらいチョロチョロ飛んでいてコンチクショーだ。


クワガタ等を飼育している人は壮絶な闘いを繰り広げているらしいが、ウチは1匹見かけるくらいで、ハエ取り紙は自分が捕獲されそうだし、磔られた死骸も見たくないし、何かいいモノがないものかと思っていると、置いておくだけで勝手にコバエが入って死んでくれる、アース製薬のその名も「コバエがホイホイ」のCMが。コレコレ!!


早速、ドラッグストアへ買いに行くと、税込みで420円とビミョーに高かった。隣にフマキラーの「ハエ激とれ」というのもあったが、本体が赤で蓋が緑色というメチャクチャ気持ち悪い配色だったので、透明容器に赤い蓋のコバエホイホイを1個購入。ちなみに「ハチ激とれ」というのもあった。ハチが激取れしたらコワイよー。


コバエがホイホイは「ちびまる子ちゃん」の永沢の頭のような、ドラクエのスライムのような、てっぺんが尖ってる容器の中に、「強力誘因角切りゼリー」が入っていて、尖った部分に止まったコバエが容器の中へ落ちる仕組みらしい。バカだな、コバエ!! で、アルミシールを外したらのお約束、黄色いゼリーの匂いを嗅いでみると、残飯にお酸をふりかけたような、臭すぎる事はないけどちょっと酸っぱいような感じ。
 

これがコバエ好みの香りなのね、と妙に関心しつつ、コバエがホイホイと入ってくれるまで待ちきれず、容器を近づけてコバエを追いかけてみたが逃げられた。チッ!! 仕方ないのでキッチンの棚に置いて翌朝、もう7匹も死んでいる。まさにホイホイ!!

 
更に翌朝には、ゼリーに埋もれて数えきれないものの、だいたい20匹くらい死んでいた。こんなに!! ていうか、強力誘因ゼリーが、よそんちのコバエまで呼びよせてるんじゃなと思うくらいで、このくらい死んでくれると、なんか得した感じでヒジョーに嬉しい。もう、どんどん入って。


有効期間の約1ヶ月後には、果たしてどれくらいのコバエが!! 結果は1ヶ月後。