ムーミンバレーパークへ行ってきた

ねえムーミン、こっち向いて、恥ずかしがらないで~♪

 

というワケで、20193月に埼玉県飯能市にオープンした、MOOMIN VALLEY PARK(ムーミンバレーパーク)に行ってきた。ここはムーミンの世界観を、見て、触れて、体を動かして体験できるテーマパーク。藤子不二雄ミュージアムジブリ美術館ムーミンといったところ。本場フィンランドにあるムーミンパークは夏季のみ営業。フィンランド以外では日本が初開園

  

事前に「恐ろしくがっかりするよ!」と、繰り返し聞かされていたせいか十分楽しかった。物語を知らない子どもやオヤジが面白いかは分からないけど、ムーミンとミィとスナフキンの顔だけ知っていれば多分大丈夫。小説を1冊読んでから行けば、キャラクターの魅力倍増間違いなし。私のお勧めは大人が胸アツの「ムーミンパパの思い出」。体感アトラクションの「海のオーケストラ号」が若干楽しくなる。若干か!

 

というワケで、十分楽しかったけど1度行けば気が済んだので、何かない限りもう1度行く事はないとここに断言。アトラクションの内容と料金が大幅に変わるとか、ムーミンのミニ映画を上映するとか、パレードが始まるとか。入園無料券を貰ったくらいでは行かない。いちいち掛かる別料金が高すぎる。

 

■「アクセス」

最寄り駅は西武池袋線飯能駅、またはJR八高線東飯能駅飯能ってどこだよ!と思う人に分かり難く説明すると、西武球場の辺りらへん(近くはない)。ムーミンバレーパークは北欧のライフスタイルの雰囲気を感じられる「メッツァヴィレッジ(入場無料)」の敷地内にある。メッツァはフィンランド語で"森"という意味。

 

どちらの駅からも「メッツァ」行きのバスに乗り13分程度。更にバス停からパークのエントランスまで、照り返しが殺人光線レベルに眩しい灼熱の歩道を歩いて10分。

 

飯能駅はバスの本数が多い。日中はほぼ10分置きにあるので、バスの時間を気にせずいきなり行ける。東飯能駅は1時間に1本くらいなので、公式サイトにある時刻表の確認必須。

 

私が暮らす立川駅から飯能駅まで電車で1時間程度。

立川→拝島→小平→所沢→飯能。3回乗り換え。

立川→国分寺→東村山→所沢→小手指→飯能。4回乗り換え。

立川→西国分寺→新秋津→秋津→所沢→小手指→飯能。5回乗り換え。

乗って乗り換え、乗って乗り換え、乗って乗り換え、めんどくさっ!

 

立川から東飯能駅の場合は、立川→拝島→飯能。約40分、乗り換え1回で済む。というワケで今回は東飯能駅へ。バス停で待っていた時に、孫娘を連れた女性に声を掛けられ運良くタクシーに相乗り。料金は東飯能駅からメッツァまで1,000円。バス運賃は200円。タクシーを利用してもムーミンバレーパークのエントランスまで歩く距離は同じ。

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■「駐車料金」

平日1,500円、土日祝2,500円。しかもこれは予約価格で!途中退場も不可。予約していない場合、平日10分100円(上限1,800円)、土日祝30分500円(上限3,000円)。くっそ辺鄙な場所にあるくせに高すぎる。

 

■「入園料」

大人1,500円。意味不明に高い。体感的には300円にしとけやと思う。昭和記念公園だって420円なのに。あれは国営ですか。そうですか。

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水浴び小屋

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 水浴び小屋の中には海パン。普段裸なのに!

 

■「アトラクション」

リトルミィが700円、ムーミン屋敷と体感シアター「海のオーケストラ号」が各1,000円、ジップラインが1,500円の全部で4ヶ所。それだけ!券売機で支払う度に脳内そろばんをパチパチ弾いてしまう割高感にモヤモヤすること間違いなし。平日なので予約せずにすぐ入れたけど、公式サイトで事前予約した方が確実。前日までキャンセルも無料。当日予約は入園してからオンラインで予約又は券売機。

 

ムーミン屋敷ガイドツアー(20分) ※ガイドツアーでないと中に入れない。

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ツアーは10人ずつ2組。地下と上の階からに分かれて案内される。

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地下

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ムーミンパパの部屋。冒険だらけの青年時代の多くを船の中で過ごしてる。ちなみにムーミンパパもムーミンママも名前はムーミントロールムーミンと同じ。ややこしすぎムーミンが産まれてパパはムーミンパパ、ママはムーミンママへ。

 

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小窓から覗いたリトルミィの小さな部屋。

 

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ムーミン屋敷に居候中のヤンチャな夫婦、トフスランとビフスランが隠したトランクを開けると・・・

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眩いばかりに輝く光の粒がキラキラ!小説ではモランから盗んだ世界一大きい"ルビーの王さま"が隠されている。ドロボー!そして結局返さない。

 

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ムーミンママのバッグには、みんなの世話を焼くために必要なものか入っている。

 

海のオーケストラ号(10分)

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ムーミンパパがムーミン谷の24人の仲間と旅に出た海のオーケストラ号。カッコイイ

 

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ダーッと出てきて戻っていってしまう。速い!

 

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大粒の水が座席前方から飛んでくる。楽しい。

 

人気のジップライン

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■「飲食店」

メインのレストランは料理7種1,200円~1,500円。12時半頃で待ち時間なく入れたが、混雑時は整理券式。IKEAの微妙な風味と違ってレトルトっぽい普通の味。テーマパーク価格としては高くないと思う。カート販売の軽食は種類少ない。座席も少ない。ホットドッグとレモネードで1,296円。

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おさびし山のハヤシライス1,300円

 

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容器入りポップコーンは驚愕の2,700円

 

■「土産物店」店舗多い。種類も多い。片っ端から見ているだけで楽しい。

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食玩のミニチュア

 

■「屋外施設」

無料のショーが1日4回。デパート屋上の着ぐるみショーレベル。かなり空いていると思う日だったけど、テント下の観覧席には入れなかった。人目を避ける逃亡犯風のスナフキンがパーク内を放浪している。

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■「KOKEMUS(コケムス)」ムーミンの世界観を体験できる展示施設。ここは楽しい。しかも無料。しかも無料!コケムスとはフィンランド語で「体験」という意味。トーベ・ヘンソンの人生に触れるシアターは7分間。2回観た。

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 1階はレストランと土産物店

 

吹き抜けにあるジオラマが目玉。

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スナフキンムーミン屋敷を頻繁に訪れる事はあっても、決して泊まらずテントで寝起きする。

 

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ムーミンママと透明な女の子ニンニ

 

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ムーミン谷の仲間たちの中でムーミンが1番憧れているのがスナフキン

 

ムーミン谷のライフスタイルは、1900年代初期のブルジョア階級の生活を、ボヘミア風にパロディ化したものだそうだ。

 

ムーミンの絵本に入り込んだようなオブジェ

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孤独な魔物モラン。その容姿と周囲を凍らせてしまうため、誰からも愛されずムーミン谷の住人たちから恐れられる哀しいキャラクター。

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 物を所有する事と束縛されるのを極度に嫌う、自由と孤独を愛する男スナフキン

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ですよねー

 

ガッカリ感を増幅させるこんな日は止めておけ!

1) GWや夏休み期間中。アトラクションに入れず、レストランは整理券で長時間待ち、土産物屋は会計で行列、コケムスは混雑必死。

2) 真夏と真冬。日陰がほとんどない。猛烈に暑い。園内が広い。アトラクションは予約時間ギリギリまで中に入れない。

3) 強い雨の日。コケムス館内とアトラクションとレストランしか居場所がない。小屋タイプの土産物店は狭い。