ラオス13 旅の5日目 国立博物館編

■4/29(日) 6:30起床→朝食→「国立博物館」ホテル戻り→小規模寺院「Vat Xiengmouane va Jiramangalaram」「ワット・シエンメーン」「ワット・ビスンナラート」「ワット・アハム」「Wat Paphaimisaiyaram」→夕食「Cafe Toui」→19:00小規模の舞踊ショー→ホテル


旅の5日目は、国立博物館の劇場で観られる民族舞踊ショーの予約をしてから、博物館をゆるく見学、ホテルへ戻ってゴロゴロだらけて夜はショーの鑑賞、という計画だった。が、しかし!ショーの情報が全くなく劇場は閉まっていた。なんでだ!国立博物館の敷地へ入るのは無料なので、毎日立ち寄って確認してみたけど滞在していた11日間はダメだった。劇場内の看板では前回の公演が4月23日。スケジュールの記載はなかった。


6:30 起床。目が覚めてから寝る時まで暑いラオスに来て初めて快適な朝。気温は22度。
7:00 ゲストハウス近くのカフェで朝食。


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ブリトー33Kキープ(449円)、珈琲15Kキープ(204円)。


7:50 ホテル出発
8:10〜9:45 「国立博物館

メイン通りを歩いていると視線を奪われる国立博物館のお堂。煌びやか!



●「国立博物館
8:00〜11:30・13:30〜16:00、休日なし、入場料30Kキープ(408円)。
※館内は撮影禁止。ノースリーブ・短パン・ミニスカート禁止。靴を脱いで建物に入る。


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劇場1Fのロッカー室に手荷物を入れる



観たかった。ちっくしょー!


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ショーの予約について博物館の人に聞いてみたが、従業員は自分の持ち場以外の事は分からない様子。チケット売場の人はチケットの事だけ。博物館の入口の人はチケットを確認する事だけ。売店、警備、ロッカールームの人も無理。誰に聞けばいいのか、どこで問い合わせたらいいのか誰も知らない。総合インフォメーションがない。国立博物館なのに!仕方がないので、極小規模の舞踊ショーが観られる日本人経営のレストランへ。当日空席があったのでその場で予約した。→ラオス15へ


博物館の建物は、1887年に中国の黒旗軍の襲撃で被害を受け、フランス統治時代の1909年に、形式上の王政を続けていたシーサワンウォン王とその一族の住居として再建されたもの。フランス人の設計→多数のベトナム人労働者が建てる→フランスとラオスの折衷様式が完成→のちに一部をラオス様式に改修。もう何が何だか・・・



最終的にはこうなった


当時の王室で使用されていた家具や調度品・外国からの贈答品などを展示。“王宮博物館”とも呼ばれている。1959年の王の逝去後もその家族が住んでいたが勢力争いの内戦に突入し、1975年に現政権のパテート・ラーオが掌握すると、家族は北部へ送られ建物は博物館として開放される。


館内は地球の歩き方の見取り図と説明だけが頼り。地球の歩き方バンザイ!街は午前中から灼熱地獄なので、博物館で涼みながらのんびり見学しよう。と思ったらエアコンがなかった。外も暑いが館内もくっそ暑い。所々に置いてある扇風機で体温を下げながら部屋を見て回る。王族が使用した家具や調度品はことごとく質素だけど、職人の丁寧な仕事が感じられて居心地が良さそう。


●館内で見たスゲー!もの
1) 黄金の神輿。ワッショイ! 2) ラオスで最も信仰されているパバーン仏。顔がデカい。 3) 玉座の間のガラスのモザイク画。壁面が赤 4) 歴代の王の胸像。ここは素通り 5) 王が用いた金製の刀剣。金銀財宝全部くっ付けました的な装飾がびっしり 6) 玉座の王冠の隣にあった150cmくらいの蝋燭ケース。デカすぎ! 6) 王家の紋章である、3つの頭の象の彫刻が側面にくっついているベッド。ハンターの山小屋の壁か!みたいな。


●パバーン仏を祀るためのお堂「ホー・パバーン」※撮影禁止


早朝5時


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ラオスで最も崇高な仏像とされる純金製のパバーン仏は、14世紀のラーンサーン王国の初代の王の時代に、クメール王朝(現カンボジア)から寄贈されたもの。大きさが分からないけど純金製!お返しの品が大変だ。その際に高僧や仏師を招き、多くの寺院を建立したという。このお堂が建てられたのは2009年。


1560年に街の名前がシェントーンからルアンパバーン(パバーン仏の都)へ改称。が、しかし!パバーン仏はラオスの別の街へ移され、やがてシャム(現タイ) との間で略奪と返還を繰り返す。奪われて取り返して行ったり来たり! そして1886年ルアンパバーンへ戻ってきた。これで落ち着いたと思いきや、黒旗軍の襲撃を交わすため隣の寺院ワット・マイに移され、1947年から王宮に安置、そして現在はホー・パバーンの中の祠に祀られている。4月のラオスの正月の潅水の儀式には間近で見られる。


●表庭
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シーサワンウォン王像


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2年前の日付では鯉も泳いでいた蓮池。ホントかよ!


●裏庭

ジュディ・オングの魅せられて、みたいなガジュマル


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ブッダ像を運んだ四輪車両。金ピカ!



ガレージ(撮影禁止)。王室の人々が使っていた車や、川遊びに使ったモーターボートが展示されている。錆と埃が目立ち手入れはされていない感じ。