ラオス1 旅の準備編

大型連休に引っ掛けて割安で旅するシリーズ2018ゴールデンウィーク!というワケで半年前。旅の方針は、1)連休のニサンシゴ日前に出発して安い都市 2)航空券と宿で12日間8万円 3)都市の移動回数は少なく 4)料理が辛くない。スリランカに行ってみたい。シギリアロック。アーユルヴェーダ


割安な航空券を検索して上がってきたのはラオススリランカはどうした!スリランカは1万円くらい高いので止めた。ラオスは2008年のニューヨーク・タイムズの行くべき国の第1位に選ばれていた。10年も出遅れてた!何があるのかというより”何もない”のが魅力らしい。俄然ラオス気分が盛り上がったところで、今年のGW引っ掛け旅はアジア最後の秘境、ラオスに行ってきました。パフパフー!


↓以下、旅の準備話がダラダラと続く。本編はラオス3へ


[ざっくりラオス]
私の中のラオスのイメージは米国映画「エア★アメリカ」くらい。まずは首都はどこだ。そこからか!ラオスの首都はヴィエンチャン。初めて聞いたヴィエンチャン。面積は日本の本州と同じくらい。ベトナムとタイに凸凹と入り組みながら挟まれた内陸国で、国土の約80%が山岳地帯。山だらけ!


49もの民族による多種多様な文化が尊重共存していて、国民の80%程度の人が上座部仏教を篤く信仰している(仏教の主要な3つの分類のうちの1つ)。外国人観光客には托鉢風景が大人気。主食はカオニャオと呼ばれるもち米。つい食べ過ぎてしまうほど美味しい。日本との時差は−2時間。日本人観光客に嬉しいビザが不要。


[ガイドブック]
私の海外旅行のいつものパターンでは、
1) 「地球の歩き方」の最新版を購入。自炊して現地ではタブレットで見る。
2) 小型か軽量のガイドブックを1冊購入。旅に持って行く。
3) 図書館にあるガイドブックを借りて、地球の歩き方と被ってない箇所をチェック。
4)「るるぶ」の地図を拡大コピーして旅に持って行く。地球の歩き方の地図は酷すぎ!


が、しかし!am○zonでアレ? と思って、図書館で検索してうっそっ!と思って、大型書店の旅行関連の棚の前で右往左往してホントかよ!と再確認。ラオスのガイドブックは、ほぼ地球の歩き方一択しかない。ハレ旅、ララチッタ、ブルーガイド、個人旅行、タビトモ、歩くシリーズ、わがまま歩き、るるぶ・・・カンボジアはあるのにラオスがない。何故!



[ラオス観光公式ガイド]ラオス情報文化監修(画像左上)
図書館のラオス関連本のコーナーに、地球の歩き方以外で唯一あったガイドブック。が、現地で得る情報で旅ができる旅練れの人以外は、地球の歩き方の購入は必須。


著者は刊行当時ラオスの首都在住の日本人。地球の歩き方とはちょっと違う、日本人好みの地元民イチ推し観光情報を期待してしまうが全然ちがう!ラオス全土の地理と文化をざっくりと知る事ができる入門編といった感じ。


読み始めてすぐ真面目本かとガックリきたけど、それぞれの地域の祭りが面白くて滞在地以外の事も気になってくる。寺院の名称や建立の経緯など、その適当さにホントかよ!とツッコミながら読んだ。ラオスの歴史が簡潔に書かれていて文字が大きいのも読みやすい。地球の歩き方の「ラオスを知る事典」は小さい文字がびっしりで全然読んでいない。ラオスはまた旅したいので最新版が出たら買いたい。


街の地図は主な寺院の位置関係のみが分かる程度。清々しいほど大雑把!観光情報やレストランの紹介は少ない。ホテルの掲載なし。住所・営業時間・休日等の記載がないのも衝撃的。アクセスも”街から舟で行ける”とか。”街からトゥクトゥクで行ける”とか。それだけ!前後詳細をすっ飛ばして紹介してる。


入国カードの書き方・簡単なラオス語・国の基本情報など、巻末に載っていそうなものは一切なし。持ち歩くような内容の本ではないけど紙が重い。国内移動の情報はイメージしやすいものの、隣国から入国する場合については詳しくない。今回滞在したルアンパバーンに関して言えば、地球の歩き方に載っていないマイナー寺院が3ヶ所紹介してある。



地球の歩き方ルアンパバーンのページ数



ラオス観光公式ガイドのルアンパバーンのページ数


[世界遺産]
ラオス世界遺産は2ヶ所。
1)「ルアンパバーン」街全体が世界遺産。伝統的な建造物、都会的建造物、19世紀から20世紀の植民地建造物の融合。
2)「ワット・プー」ヒンドゥー寺院の廃墟とその周辺を取り巻く遺跡群。


[滞在地]
鉄道は首都ヴィエンチャンバンコク間しかないため、移動は高くて速い国内線か、超安くて乗り心地が悪くはないと噂のミニバスの二択。あまり移動したくないので、ルアンパバーンだけの1都市滞在にした。


定番の人気都市は、ルアンパバーンとアクティビティが充実しているバンビエン。ラオスは北海道と本州をくっつけたキノコのような形。日本地図的な位置で例えると、ルアンパバーン旭川、バンビエンが札幌、首都ヴィエンチャンが函館、ワット・プーが島根。あくまでテキトーで。


●一応考えてみた、10日間の滞在で世界遺産2ヶ所とバンビエンをざっくり観光する日程。脳内旅移動しただけで疲労困憊。
1日目午前成田発ホーチミン経由ヴィエンチャン夜着1泊→2日目国内線でパークセーへ移動75分15,000円(バスは10〜13時間で1,400円〜2,500円)、市内観光して1泊→3日目車チャーター50米ドルで片道2時間、チャンパーサックのワット・プーへ日帰りで行ってパークセーに戻って1泊→4日目国内線でルアンパバーンへ移動(27,000円の国内線か、5,000円で20時間以上のバス)→ルアンパバーン2泊(寺院・美しい滝・洞窟)→6日目ミニバス移動7時間1,300円→バンビエン2泊(気球・美しい滝・洞窟)→8日目ミニバス移動4時間5,000円→ヴィエンチャン2泊→10日目ホーチミン経由で帰国。


[航空券]
滞在地を決めたところで、次は航空券。出発日は航空券が安くなるまで遡って4/25(水)、帰国日は8日(火)。ベトナムから帰国する便は、GW期間中から7日(月)早朝までその前後より5万円近く高い。


4/25(水) 
成田空港10:00ーハノイ13:45(ハノイで1泊)
26(木) 
12:40ー13:45 1時間5分
ハノイ(ノイバイ国際空港)→ラオス(ルアンプラバン国際空港)


5/7(月)
19:10ー20:05 55分
ラオス(ルアンプラバン国際空港)ーハノイ(ノイバイ国際空港)
5/8(火)
8:30ー15:05 4時間35分
ハノイ(ノイバイ国際空港)→羽田空港
全てベトナム航空


今のところ日本からラオスへは直行便がない。乗り継ぎめんどくさ!ラオスは中国・ミャンマー・タイ・カンボジア・ベトナムの5カ国と国境を接していて、ベトナムホーチミンハノイ、タイのバンコクを経由するのが一般的。乗り継ぎ時間で待たされるなら、ストップオーバーで3泊くらいして観光ゴー!タイは辛いのが苦手で行きたくない。ベトナム経由で探す。ハノイに行ってみたい。ハノイ希望!


4年前のGW引っ掛け旅でカンボジアへ行った際には、カンボジアもこの時にはまだ直行便がなくて、経由地のホーチミンで行きに1泊と帰りに3泊した。この安く立ち寄れて満喫できた記憶のせいで大変な目に遭う大事件は次のラオス2で。


ざっくり調べた往復航空券の最安値はDenaトラベルの37,500円。お、安っ!と思ってしまうけど、諸々税と手数料で結局60,260円。最初から諸々込み込み表示のエクスペディアで絞り込む。エクスペディアは私のようにあまり移動したくない人には、航空券とセットで予約すると、ホテル代がほぼ無料のスペシャルお得割になる。


割安航空券の復路はハノイ夜着が多い。乗り継ぎ便は深夜か翌朝の二択になる。
1) ルアンパバーン19時発→ハノイ20時着・0時乗り継ぎ→朝6時日本着
2) ルアンパバーン19時発→ハノイ20時着・翌8時半乗り継ぎ→15時日本着


ホーチミン経由でヴィエンチャンの滞在を含めてざっくりと料金を調べてみた。
ホーチミン泊なし→ヴィエンチャン13泊、約8万円。安い!
ホーチミン1泊→ヴィエンチャン5泊→ルアンパバーン5泊→ハノイ1泊、17万から22万円。
ホーチミン泊なし→ビエンチャン5泊→ルアンパバーン6泊→ハノイ泊なし約11万円。
検索に引っ掛かった「スワンナプーム国際空港」経由、ルアンパバーン13泊、約12万円。スワンナプームってどこだよ!スワンナプーム国際空港はタイ。


ハノイ3泊→ルアンパバーン9泊→ハノイ泊なし、約6万円。※コレにすれば良かった
ハノイ2泊→ルアンパバーン6泊→ハノイ3泊、約18万円。
ハノイ泊なし→ルアンパバーン13泊→ハノイ泊なし、約8万円。
ハノイ1泊→ルアンパバーン11泊→ハノイ1泊、約7万円。コレ。コレがいい。コレに決まり!


●参考までにラオスのツアー料金
1) 国内最王手旅行会社。飛行機エコノミー・高級ホテル泊・添乗員なし・現地ガイド有り・全食事観光つき。2泊4日で18万4千円から23万9千円、GWは27万9千円。高っ!同社のカンボジアシェムリアップ2泊4日のツアーより7万円くらい高い。
2) リスクの低い秘境国のツアーに強い旅行会社。日本人添乗員同行7日間で24万8千円。
3) お手頃価格の大手旅行会社。空港とホテル間のみ送迎あり・ゲストハウス泊・食事なし・フリー5日間(丸2日と夕方まで)12万円。
4) バスツアーで有名な大手旅行会社。飛行機エコノミー・高級ホテル泊・日本人添乗員同行・現地ガイドつき、全食事観光つき、8日間30万円〜35万円。


[ホテル]
フライトと滞在地が決まったので、最後にホテル。ハノイは往路と復路で各1泊。予算は2泊で5千円。もの凄くホテルがあるので選びたい放題。観光に便利な旧市街で「バスタブあり」を条件に絞り込んで予約。後に帰りの1泊は空港内のカプセルホテルに変更。


ルアンパバーンでは、ゲストハウスとホテルの違いは客室数。街の中心にゲストハウスが多く超お手頃価格。1泊当たりの料金は、松(街中心から1〜3km5つ星リゾート1万円〜4万円)、竹(メイン通りから少し外れるリゾート&スパ系6千円〜1万円)、梅(メイン通りから少し外れる大人数収容の中華・韓国系ホテル5千円〜1万円)、タンポポ(過不足なしゲストハウス。千円〜3千円)、ぺんぺん草(ドミトリー。318円〜朝食込500円)の5段階。タンポポ宿のレビューを片っ端から読んで絞り込む。バスタブありのホテルを予約。


[旅費]
今回の旅で使った総額は140,842円。11万円の予定が14万円に。いつの間に!滞在費ざっくり5万円のうち3.5万円が飲食費。手頃な価格の飲食店が少ない。屋台か、衛生面で躊躇する状況か、観光客向けの店の三択。他には空港から宿までのタクシーが4回で約5,500円。ルアンパバーンの寺院の入場料は無料が多く、12日間で1,500円くらい。ミニバンで観光地へ行くツアーは2回で1,700円。


往復航空券+ラオスのホテル11泊71,205円
航空券フライト時間変更6,440円
ハノイのホテル2泊5,747円
滞在費ざっくり50,000円
水上人形劇1,400円
ベトナムビザ55US$


[日本で予約]
ハノイの「水上人形劇」のチケット。旅行会社の代行予約で購入し、到着日にハノイ支店へ出向きチケットを受け取った。4年前のホーチミンでは現地でチケットを買おうとして観られなかった。到着してすぐ劇場窓口で数日間の空席状況を尋ねたが、調べるそぶりすらなく「ないよ!」とピシャーッと窓口を閉められた。というワケで、今度は日本でチケットを申し込んでおく。ホーチミンの敵をハノイで討つ!


●「旅ぷらARTトラベル ハノイ支店」
https://tabinaka.co.jp/tour/6522
水上人形劇のチケット代金含む予約代行1,200円+手数料200円くらい。安い!


ルアンパバーンについて
[治安]
心配無用。


[滞在費の目安]
朝食300円〜800円
昼食300円〜2,000円
夕食300円〜4,000円
フレッシュジュース140円〜280円
アイス70円〜200円
珈琲280円〜350円
ラオ珈琲200円(まずい)
水1.5L 80円
寺院140円又は280円
竹橋70円又は140円


[商店]
大型商店はないものの、豪雨の時以外は毎晩ナイトマーケットを開催。路上では朝からフルーツや土産物を販売。メイン通りにミニマートが1軒あり、コンビニくらい満遍なく揃ってる。クレカが使える店はかなり限られる。ATMは多数あり。街中心から徒歩15分ほどの所にある大規模市場では、デザイン・配色・性能・味・サイズ・衛生にこだわらなければ、必要なものはほぼ買えると思う。


[インターネット]
少し遅いが問題なし。観光客向け飲食店では注文時にWi-Fiパスワードの紙切れを渡されたり・レシート・壁にデカデカと書かれていた。ゲストハウスではたまに途切れたくらい。


[必須品]
サングラス・雨傘・帽子・日焼け止め。全てを焼き尽くす強烈な日差しに炭化寸前。地面の照り返しは容赦なし。豪雨もあるが炎天下でも雨傘が大活躍。現地の人や僧侶たちも雨傘を差して歩いてる。晴雨兼用日傘より雨傘で。



いつの間に!花の汁だと思うが全く落ちない


[持ち物]

左上から右へ、衣類、スリッパ代わりのビーチサンダル、水筒(450ml)、旅スケとクリアファイル
2段目左から、虫除けリング(使わず)、ウェットシート、ティシュ、ポーチ(※1)、上着、折畳み傘、石鹸パウダー、クエン酸(リンス)、フロス、歯間ブラシ、歯ブラシ
3段目左から、気温計、扇子、メモ用紙、ボールペン2本、速乾タオル大1枚・小2枚、液体物(※2)



(※1)エコバッグ、ゲロゲロ袋5枚、S字フック2個、ヘアゴム、折畳みコップ、マスク14枚、太いゴム紐、アイマスク(使わず)、綿棒13本、ビニール袋1枚、洗顔ネット(石鹸パウダーが泡立たないので必要)、耳栓、胃薬6、龍角散ダイレクト6、酔い止め薬15錠、追加で洗濯ロープ



(※2)身体用日焼け止め100g、ニベア100g、バンテリン20g、洗口液5ml×2本、クレンジング24×2本、点眼液5ml×2本、顔用日焼け止め30g、歯みがき粉70g、ワンデーコンタクト18日分。



石鹸パウダー(洗顔・洗髪・洗身体・洗濯)100g、クエン酸(リンス)50g。ラオスは硬水のため、髪が乾燥春雨のようにバリッバリ。リンスは必須!


[ 
旅の必需品はラムネ菓子8袋。子どもか!のど飴、クッキー、お煎餅。ノーベル製菓のスッパラムネは程よい固さと酸味で最近のお気に入り。煎餅はもう1袋持って行きたかった。現地でオレオとミックスナッツを購入。



旅スケ


[旅の軽量グッズ]
[ 
Moon Lence エアーピロー。93g、1,299円。私の好みは空気を2割しか入れないペチャンコ使用で腰が楽々。


[ [ 
mon-bellクールパーカー。171.5g。5,940円。通気性と90%以上のUVカット効果。腕が細身なので購入前に試着推奨!


[ [ 
mon-bellマイクロタオル(ハンド)。小さい、薄い、軽い。驚異の6.5g。626円


[ [ 
mon-bellマイクロタオル(スポーツ)。メガネ拭きのような薄さでバスタオル代わりに使える優れモノ。55g。2,106円



以上3.8kg。バッテリーやカメラなど入れて成田出発時5.9kg